埼玉県にお住いの55歳女性(サービス系:給仕)が2023年1月頃に「映画館(ユナイテッドシネマ)」で見た映画『レジェンド&バタフライ』のレビューをご紹介します。
映画を見た感想や見どころをネタバレ覚悟で解説しておりますので、映画を見る前に面白いのか知りたい方、評価や口コミが気になっている方は参考にしてください。
目次
映画『レジェンド&バタフライ』を見ようと思ったきっかけ
もともと木村拓哉さんのファンだったので、公開初日初回に見に行くと決めていました。
そして脚本家が今年の大河ドラマ「どうする家康」の古沢良太さんとなれば、面白くないはずはありません。
木村拓哉さんの時代劇、しかも織田信長!これを見ずにはいられません!予告や岐阜祭りなどの関連動画をずっとヘビロテして予習をし、万全の体制を作って観よう、と思っていました。
来場者プレゼントの可愛いポチ袋もゲットでき、大満足です。
映画『レジェンド&バタフライ』の内容
戦国時代の真っただ中で、尾張の織田家嫡男・信長(木村拓哉)の元に、美濃の斎藤道三(北大路欣也)の娘・濃姫(綾瀬はるか)が嫁いできました。
典型的な政略結婚で性格も合わず、何よりも気が強い濃姫は、信長の手に負える女ではなかったのです。
しかし、故郷の動乱で父・道三が討ち死にし、自らの拠り所を失ってしまった濃姫に、不器用ながら手を差し伸べたのは、ほかならぬ信長でした。
二人はただの男と女ではなく、同志として、そして濃姫は信長の誰よりも頼もしい軍師として、ともに生きることになったのです。
作品情報
- ジャンル:時代劇 伝記 ドラマ
- 製作国:日本
- 製作年:2023
- 公開年月日:2023年1月27日
- 上映時間:168分
- 製作会社:「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会(製作プロダクション:東映京都撮影所)
- 配給:東映
- 公式サイト:https://legend-butterfly.com/
映画『レジェンド&バタフライ』の見どころをネタバレ覚悟で解説
私がネタバレ覚悟で解説したい映画『レジェンド&バタフライ』の見どころは大きく3つです。
この映画の見どころ
- 予想を超えた信長と濃姫のキャラ構築
- 夫婦として、同志として
- 走馬灯の夢
予想を超えた信長と濃姫のキャラ構築
木村拓哉さんが演じる二度目の”織田信長”ですから、ひたすらカッコいい彼を想像していましたが、そうではありませんでした。
下戸で、飲めない酒を無理に口に含み、吐き出してしまう、そして濃姫に組み伏せられて床をバンバン叩いて助けを求める…これまでにない姿を晒してくれました。
そして圧倒されたのは濃姫の強靭さです。
殺陣と、殆ど取っ組み合いの木村さんとの攻防戦は素晴らしい逞しさで、ああ、もしかしたらこのために綾瀬はるかさんをキャスティングしたのかも!と納得してしまいました。
夫婦として、同志として
もともと敵対勢力同士の政略結婚ですから、濃姫と信長が睦まじくなれることの方が奇跡なのですが、長い間、それなりにつかず離れずいたことで、夫婦としての情は結ばれていたのでしょう。
上洛したときに、束の間、デート?を楽しみ、その後血なまぐさい修羅場に突入したものの、無事に生き延びて、二人は初めて本当に互いの心に触れたのかもしれません。
しかし、武将とその軍師としては息がぴったりと合っていました。
その結果、桶狭間の戦いで今川を打ち破ることができ、信長は一気に天下統一へと駆け上がっていったのです。
走馬灯の夢
結末が『本能寺の変』なのはどうしても変えられない史実ですが、そこで信長は夢を見ました。
それは、かつて濃姫が語った野望だったのです。
信長ですら考えつかなかったことを、濃姫は思い描き、結果的に信長はそれに引っ張られるようにして天下を平定していったのだということがわかります。
「もしも…!」という想いに引っ張られて見た信長の夢。
スクリーンを見ている人が全員同じ思いだったのではないでしょうか。
そこにあった、信長と濃姫の満たされた微笑みは、涙を誘います。
映画『レジェンド&バタフライ』を見終わった感想
歴史に名高い”第六天魔王”信長ではなく。
誰よりも人間臭かった木村拓哉さんの信長はとてもチャーミングで、生気に溢れていましたが、それを支えていたのは他の誰でもない、濃姫でした。
誰よりも厳しく痛いところをついて凹ませ、時には殴り、時には刀を突き付けることもいとわなかった間柄でしたが、濃姫は父から受け継いだ軍師としての才覚を惜しまず信長に見せ、背中を押していたのです。
減らず口をやめなかったのも、濃姫らしく、それは信長に見せた甘えだったのかもしれません。
意外と合戦シーンが少なく、比叡山の焼き討ちと最後の本能寺に絞ったのも、メリハリがきいていて良かったと思いました。
その分、濃姫と信長が巻き込まれた暴動のようなシーンは木村さん、綾瀬さんの身体能力を余すところなく描き切り、素晴らしかったです。
あと、光秀、家康、蘭丸のキャストさんが激しく濃くて、画面を見て「おお!」と声が漏れそうでした。
大友監督の遊び心がめいっぱい詰め込まれていて、これは是非大画面で見ていただきたい作品だと思いました。
映画『レジェンド&バタフライ』で印象に残った名言
私が映画『レジェンド&バタフライ』を見て特に印象に残った名言です。
「織田信長(木村拓哉)」のセリフ
「おぬしの役目は、儂の妻じゃ!」
映画『レジェンド&バタフライ』の評価や口コミ
他の方が映画『レジェンド&バタフライ』を見てどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。
2024年の邦画は、10億円超えたのが34本で、その中で原作がない作品は、以下の6本。
3位・君たちはどう生きるか
5位・ゴジラ-1.0
14位・レジェンド&バタフライ
21位・怪物
22位・憧れを超えた侍たち
29位・首https://t.co/aTT3qLq63z… https://t.co/JrYx3V6R0Y— 喜多野土竜 ⋈ (@mogura2001) January 30, 2024
2023年度 興収10億円以上番組【邦画ランキング】#鬼太郎誕生ゲゲゲの謎 が14位🎉🎉🎉 24.7億円で、なんとキムタク映画『レジェンド&バタフライ』と並んでいる!!!すごくない? https://t.co/jbXn3PxzPH pic.twitter.com/BeqfJu6Qqx
— しょこちん💚🍫 (@shoko56) January 30, 2024
「2023年に公開された東映映画の中で興行収入が最も高い」と言われてもいまいちピンとこないけど、「翔んで埼玉2」「シン•仮面ライダー」「レジェンド&バタフライ」より興行収入が上と言われると「マジで!?」ってなる ゲゲゲの謎のイレギュラー感が半端ない
— 睦 (@mutsu_hrt) January 25, 2024
映画『レジェンド&バタフライ』、岐阜市でのパフォーマンスから気になっていて、少しずつ観ていた。木村拓哉氏の演技は現代劇だと同じように見えるが、時代劇だと「弱さ」が出てくるので良い。信長を「普通」に演じる。すばらしい(観たら意味が分かると思います)。 https://t.co/gHWhftgqOy
— noby (@nob_de) January 31, 2024
◤映画『レジェンド&バタフライ』◢
第47回 日本アカデミー賞 受賞決定!🟠新人俳優賞 市川染五郎さん
🟠優秀美術賞 橋本創さんお二人とも、おめでとうございます👏
3/8(金)の授賞式をお楽しみに!#レジェバタ #第47回日本アカデミー賞 https://t.co/7iPPFLQiXm— 映画『レジェンド&バタフライ』公式 (@lb_toei70th) January 25, 2024
みなさんの映画を見た感想が面白いですね!
おわりに
私が映画『レジェンド&バタフライ』を見た感想や見どころをネタバレ覚悟で解説してきましたが、「面白い」と感じられた方はぜひ見てください。
次に見たいと思っている映画は『ハッピーフライト』です。
綾瀬はるかさんが新人キャビンアテンダントとして初めての国際線乗務に臨む一日を描いた矢口史靖監督のコメディ作品です。