三重県にお住いの39歳女性(サービス系:飲食店接客業)が2023年6月頃に「U-NEXT」で見た映画『心霊写真』のレビューをご紹介します。
映画を見た感想や見どころをネタバレ覚悟で解説しておりますので、映画を見る前に面白いのか知りたい方、評価や口コミが気になっている方は参考にしてください。
目次
映画『心霊写真』を見ようと思ったきっかけ
去年話題となったタイ発ホラー作「女神の継承」を鑑賞して、監督が、私が数十年前に観ようか迷っていたホラー映画「心霊写真」の監督と同じだと知りました。
元々ホラー映画が好きだったのですが、日本と同じアジアホラーの独特の雰囲気がDVDジャケットから伝わってきて、なぜか観ることができなかった作品です。
なんとなく迷っているうちにすっかり忘れてしまって、「女神の継承」を観て思い出し、配信でも見つけたので勇気を出して鑑賞してみました。
映画『心霊写真』の内容
主人公のカメラマン・タンと女子大生の彼女・ジェーンは、夜道を車で走っている時に誤って女性を撥ねてしまいます。
しかし2人は救護せずにそのまま逃げてしまいました。
それからというものタンが撮る写真には白いモヤのようなものが写るようになり、ジェーンの周りでも不可解な出来事が起こるようになります。
2人はあの日撥ねてしまった女性が亡くなっていて、それが原因ではないかと怯えますが、あの夜あの道では人身事故は起きていなかったことが判明します。
2人は、女性も無事で不可解な写真も出来事も全て気のせいだったと胸をなでおろすのですが…
作品情報
- ジャンル:ホラー
- 製作国:タイ
- 製作年:2004
- 公開年月日:2006年5月20日
- 上映時間:97分
- 製作会社:フェノミナ・モーション・ピクチャーズ
- 配給:クロックワークス=メディア・スーツ
映画『心霊写真』の見どころをネタバレ覚悟で解説
私がネタバレ覚悟で解説したい映画『心霊写真』の見どころは大きく3つです。
この映画の見どころ
- 「リング」を彷彿とさせる、ジメっとしたアジアンホラー
- 作中で使われている本物の心霊写真
- 被害者が加害者に180度変わる物語構成
「リング」を彷彿とさせる、ジメっとしたアジアンホラー
タイが舞台でありキャストも同じアジア人なので、お辞儀など人と人の接し方や雰囲気などは日本と同じように感じられ、全体的にダークで湿度の多いジメっとした画面構成はさながら「リング」を彷彿とさせます。
イヤホンで観るとかなりびっくりさせられると思いますが、本作は音の演出も巧みで、音で驚かせるシーンもいくつかはあります(それがけっこう怖い)。
しかし、ハリウッド産ホラーで多く見られるビックリ演出の多用で恐怖をあおってくるというのは控えめです。
だからこそじわじわと迫ってくる恐怖を堪能できる作品ですね。
作中で使われている本物の心霊写真
作中、主人公の2人が心霊写真雑誌を発行している会社を訪れるシーンがありますが、そこで本物の心霊写真だとして紹介されている心霊写真は、タイ中から集められたという本物の心霊写真だそうです。
タイトルもそうですが「写真」というものがキーワードになる作品ですし、本編では「こんなのは全て偽物だ」と言わせておいて、実は本物と思わしきものを使っているのがなんともいじわるな演出ですね。
しかしこれが原因なのかはわかりませんが、撮影中は様々な怪奇現象や事故が多発したらしいです。
被害者が加害者に180度変わる物語構成
ストーカー被害にあっているかのように霊となった元カノにつきまとわれる主人公・タンですが、それにはなんとも残酷な理由がありました。
冒頭で女性を撥ね、その恨みから怪奇現象にみまわれているのかと思いきやそれが理由ではなかったというのもちょっとした驚きではありますが、物語が終盤に向かっていくにつれ、変な女につきまとわれて大変そうだと思っていたタンではなく、元カノの方を応援したくなるという全く逆の感情にさせられてしまいます。
振り返れば伏線はたくさんあったのですが、観る者を揺さぶる巧みな脚本です。
映画『心霊写真』を見終わった感想
予想通りなかなか恐怖度が高い作品でした。
同じアジア人としてなじみのある独特の恐怖感が終始まとわりついていて、やっぱり派手なホラー演出よりもこういうのがいいなと思わされました。
物語は結局、男の自業自得で幕をおろすのですが、手当たり次第に周りに恨みをぶつけなかった霊のほうがよっぽど人の心を持っていると思わされます。
男の現カノには危害を加えず、むしろ自分の恨みに気づいてほしいと発信しているようで切なくなりました。
これからずっと彼女を背負って生きて行かなければならないというラストは、死ぬよりつらいかも?と思いスカッとしました。
映画『心霊写真』で印象に残った名言
私が映画『心霊写真』を見て特に印象に残った名言です。
「オカルト雑誌出版社の社長」のセリフ
死者は愛する人に会いたがる
映画『心霊写真』の評価や口コミ
他の方が映画『心霊写真』を見てどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。
ホラー映画、ホラーゲーム、ホラー小説……この世は創作の恐怖で溢れかえっております。
今回は「創作の心霊写真」で、より精度の高いものを優勝とする【ニセ心霊写真コンテスト】を開催致します。
方向性はどんなものでも構いません。↓応募フォームはこちら↓https://t.co/VBWNsvaIAk pic.twitter.com/MbapPe27xd
— 月ノ美兎🐰 (@MitoTsukino) October 18, 2021
家賃の安い部屋 #105「まんがまつり」が配信開始!思い出の夏の映画はありますか? #ゾゾゾ #家賃の安い部屋 #心霊写真
【心霊写真】幽霊の目撃談が多かった学校でhttps://t.co/xVkXyf5T3p pic.twitter.com/x0SAAaBk6v
— ゾゾゾ (@ChZozozo) June 11, 2021
タイ映画「心霊写真」、作りは置いておいて幽霊描写は極まっております。 pic.twitter.com/XGDtaiKGMM
— 末廣末蔵 (@oHLeiqANE8fT9Ck) December 28, 2021
ウーマン・イン・ブラックは凄く良くできた心霊映画だったと思う。心霊写真的なさりげない映り込みの演出が怖かった。 pic.twitter.com/EVRI6WXzuL
— 人間食べ食べカエル (@TABECHAUYO) March 13, 2022
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映画『#ミンナのウタ』
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後にハリウッドで「シャッター」としてリメイクされたタイ産ホラーの傑作。単に幽霊ものとして怖いたけではなく、人間の闇の部分もしっかり描いている。
Amazonの口コミ
みなさんの映画を見た感想が面白いですね!
おわりに
私が映画『心霊写真』を見た感想や見どころをネタバレ覚悟で解説してきましたが、「面白い」と感じられた方はぜひ見てください。
次に見たいと思っている映画は『ミーガン』です。
持ち主の子供を守るためには手段を選ばない、AI人形”ミーガン”の暴走を描いたホラー作品です。