「トランクひとつのモノで暮らす」は、シンプルライフについてまとめられた著書です。
著者はバルーンアーティストとしても活動されている「エリサ」という方で、「魔法使いのシンプルライフ」というブログを運営しており、人気ミニマリストブロガーとしても有名です。
本書は口コミや評判もよく非常に気になっていましたので、どんな本か気になっている方も多いかと思いますので、私なりに本書から学んだことを解説していき、要約や感想などもまとめました。
目次
「トランクひとつのモノで暮らす」の概要
基本情報
- 出版社:主婦の友社
- 著者:エリサ
- 定価:本体1,200円+税
- 発行年月:2016年2月26日
- ページ数:176ページ
- ISBN:978-4-0740-4000-1
- 言語:日本語
- 公式サイト:http://shufunotomo.hondana.jp/book/b216241.html
筆者は小学生の時から「トランクひとつのモノで暮らす」ということに憧れていましたが、20歳を過ぎてもたくさんのモノに囲まれた日々を送っていたとのことです。
「いつか」は自分で行動しないとやってこないと実感してから、少しずつモノを手放していくようになり、モノを厳選していくことで「自分が何を大切にして生きたいのかが見えてくる」ようになったとのことです。
そんな試行錯誤してモノを手放した経験から導き出した「モノと上手に付き合うコツ」を本書で丁寧にまとめられています。
第1章では「ミニマルなファッションと美容」、第2章では「ミニマルな暮らし」、第3章では「ミニマルな生活に欠かせないサービスとモノ」がまとめられています。
また、第4章では「モノを減らすための10の質問」、第5章では「ミニマリストになった先にあるもの」、第6章では「暮らしをシンプルにする20の方法」がまとめられています。
「トランクひとつのモノで暮らす」のYouTube(ユーチューブ)
「トランクひとつのモノで暮らす」についてYouTube(ユーチューブ)でわかりやすく解説してくれている動画がないか調べてみました。
残念ながら本書を紹介しているYouTubeチャンネルはありませんでしたが、エリサさんがYouTubeやブログで暮らしについて発信しているので、そちらを参考にされても良いかと思います。
YouTubeチャンネル:魔法使いの暮らし方 / エリサ
ブログ:いつか白に染まるまで
※現在はブログタイトルが変わったみたいです※
そのため、本ブログでは本書の要点をまとめてお伝えできればと思います。
「トランクひとつのモノで暮らす」から学んだことの要約とまとめ
「トランクひとつのモノで暮らす」から私が学んだポイントは大きく6つの内容です。
私が学んだこと
- 服が本当に似合ってるか客観的に見る
- 自分の行動を予測して必要な数を考える
- 少ないからこそアップデートが楽しめる
- 収納の余白を埋めようとしないこと
- モノだけでなく情報もシンプルにする
- 「消極的シンプル」と「積極的シンプル」がある
服が本当に似合ってるか客観的に見る
服装には「似合う服」と「着たい服」と「重宝する服」は違うということです。
そのなかでも、服が本当に似合ってるか客観的に見ることができるために、「骨格診断」や「パーソナルカラー診断」、余力があれば「イメージコンサルタント」などを利用するのもおすすめということです。
自分に似合う服がわかれば、厳選した少ない枚数でもおしゃれを楽しみやすいということです。
自分の行動を予測して必要な数を考える
自分の行動を予測すれば必要な数を考えることが大切ということです。
本書では理想的なワードロープリストを作ることで、結果として「服は18枚」となっており、カバンは複数あるものの「お気に入りのカバンは2つ」であり、靴も「5足」という数になっていました。
その他にも調理道具は7つであったり、食器も7つだったりというように、自分の行動を予測すれば、おのずと必要な数がみえてくるということでした。
ただ、一つ気を付けないといけないところは、自分の環境が変われば「必要な数」も変わるので、その時々で柔軟に考えるということが必要だということです。
少ないからこそアップデートが楽しめる
著者は自分でも買い物が好きで「物欲旺盛なミニマリスト」と自称しているほどです。
「私服」「鞄」「食器」「家具」など様々なモノを厳選し、モノを少なくしたらこそアップデートしやすいということでもあり、いつも自分が本当に必要ですくなモノで過ごせるということです。
変わらないことで不便になることもあり、最高のモノがいつまでも最高とは限らないので、常に成長できる自分でありたいとも思っているということです。
収納の余白を埋めようとしないこと
収納は隙間があれば埋めたくなる心理が働きますが、収納を美しく見せるには、常に余白を残すことが有効ということです。
ただ、そのためには「迷ったら買わない」「1つ入れたら2つ手放す」「買いたいモノは、1か月ぐらい考える」など買い物のルールを自分で設けているということでした。
やはり、モノがどんどん増えていく時代には、収納する場所を増やし続けるか、モノを減らし続けるしかないということです。
モノだけでなく情報もシンプルにする
現代では様々な情報を簡単に手に入れることができるので、モノだけでなく情報もシンプルにすることを心掛けているということです。
パソコンのデスクトップ画面もデータは直接おかないようにしたり、ドロップボックスなども活用したりなどもしておられました。
また、iPhoneのスマホ画面もホーム画面のみになっていて、アプリをフォルダ分けしていたり、使わないアプリは定期的にアンインストールしたりなどの工夫も紹介されていました。
また、スケジュール管理サービスを利用することで、手帳も持たずに済んで快適に過ごせているということです。
「消極的シンプル」と「積極的シンプル」がある
シンプルにするために、著者は色を白で統一しているとうことでした。
ただ、このときに白でいいは「消極的シンプル」、白がいいは「積極的シンプル」という呼び方をされていますが、消極的な気持ちで選ぶ白はシンプルライを生かしてくれているということです。
その他にもシャンプーボトルなどにあるラベルがごちゃごちゃしてときもあるので、白にして視覚的にもすっきりさせたりなど工夫をしていました。
「トランクひとつのモノで暮らす」の感想
「トランクひとつのモノで暮らす」ことに憧れていた筆者がシンプルライフに至るまでの考え方がしっかりと詰まっていました。
本書では筆者のお部屋の写真も使われていましたが、5.9畳なのにそれ以上にかなり広くみえるお部屋でした。
物欲旺盛なのに必要な数のモノで生活できている理由が、「少ないからこそアップデートしやすい」というこてゃ非常に納得ができたポイントでもあります。
また、色の選び方の考え方についても「白で統一しよう」などの考え方はよくありますが、そこからさらに深く「消極的シンプル」と「積極的シンプル」としてとらえていたところは驚きでした。
シンプルライフを目指したい方は、モノについての考え方を学ぶのにおすすめな良書だと思いました。
「トランクひとつのモノで暮らす」の評価や口コミ
他の方が「トランクひとつのモノで暮らす」を読んでどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。
「トランクひとつのモノで暮らす」
有益な事が書かれすぎていて、私のお気に入りの一冊というか暮らしの教科書のようだと読み終えた時思いました!
私の目指すミニマリズムの全てが書かれている気がして、初心に返って生活を見直そうと思います✍️#ミニマリスト#ミニマリスト新年会 2020 pic.twitter.com/gbB9MLhmqA
— shu-暮らしやすく- (@shu217213) January 11, 2020
『トランクひとつのモノで暮らす』エリサ
いつかはトランクひとつで暮らしてみたい…。
と思いつつもなかなか身軽にはなれないけれど読むとまた気持ちが引き締まる本。
身軽になってどこへでも気軽に行ける人になりたい。#読書 #読書好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/2GS5i8DWTC— はぴ@服・映像・読書 (@Life_Hapisan) August 1, 2021
トランクひとつのモノで暮らす エリサ
物を減らすと沢山のいい事がある。物が好きで物を減らせないというのは間違い。物が好きでも、厳選していい物だけ買うことにより、より大切にできる。少しの物で楽しく暮らす、ミニマリストに憧れます。 pic.twitter.com/ZMzZ9AKM2s— ほんのむし (@bugofbook) January 17, 2017
受け取り方は人それぞれだと思いますが、本書から良い学びを得られている方も多いみたいですね!
まとめ
「トランクひとつのモノで暮らす」の要約と学んだことのまとめでした。
本書で学べる「シンプルライフに至るまで考え方」から、私が学んだポイントは大きく6つの内容です。
私が学んだこと
- 服が本当に似合ってるか客観的に見る
- 自分の行動を予測して必要な数を考える
- 少ないからこそアップデートが楽しめる
- 収納の余白を埋めようとしないこと
- モノだけでなく情報もシンプルにする
- 「消極的シンプル」と「積極的シンプル」がある
シンプルライフを目指したい方は、モノについての考え方を学ぶのにおすすめな良書だと思いました。