東京都にお住まいの49歳の女性(サービス系:一般事務)が、2023年の9月頃に読んだ『居場所』のレビューをご紹介します。
本書の概要や内容をわかりやすく要約し、まとめております。
書籍を読んで学んだことや感想、評価や口コミが気になる方は、ぜひ参考にしてください。
目次
『居場所』を購入したきっかけ
知人の勧めがきっかけでした。
吉本興業の元会長として有名な方が、お笑い芸人のダウンタウンとの深い関わりを持つ人物としてこの本を書かれたと聞き、興味を持ちました。
書店で目にしたとき、本の帯に書かれていた松本人志さんの「一気に八回読んだ」という言葉がさらに購入の動機となりました。
また、少し前に発生した吉本興業の闇営業問題に対して、大崎さんがどのように関わり、何を考えていたかを知りたいと思い、その内容がこの本に書かれているのではないかと思ったことも、購入の動機の一つでした。
『居場所』の概要
初の著書というだけあって、文章だけを見ると名著とは言い難いとも感じます。
しかし、それは楽しく、時にはしんみりと読むことができました。
この本は、著者である大崎さんの人生を描いております。
特に、吉本興業に入社する前後、入社後の苦労や人生観を中心に、ダウンタウンや他の芸人との関わり合いのエピソードを交えて書かれています。
居場所をつくるための「12のしないこと」が分かりやすく、読みやすく語られています。
基本情報
- 著者:大﨑 洋
- ISBN:9784763139986
- 出版社:サンマーク出版
- 判型:4-6
- ページ数:256ページ
- 定価:1500円(本体)
- 発行年月:2023年01月
- 発売日:2023年03月14日
- 国際分類コード【Thema(シーマ)】:QDX
『居場所』のYouTube(ユーチューブ)
『居場所』について、YouTube(ユーチューブ)で分かりやすく解説している動画の存在を調査しました。
しかし、残念ながら本書を詳細に紹介しているYouTubeチャンネルは存在せず、このブログで重要ポイントをまとめて提供したいと考えています。
『居場所』から学んだことの要約とまとめ
『居場所』から学んだ主な3つのポイントを紹介します。
学んだこと
- 嫌な人間関係から離れるための孤独との上手なつき合い方
- 感情を理解できる関係性の生まれる状況
- 親を大切にする大切さ
この本は、人生で困難や悩みを抱える人を対象に書かれており、一般的に必要と考えられてきた事柄が、実はそうでないという視点を提供しています。
しかし、書かれている内容は、吉本興業の会長にまで昇進した筆者特有の視点を反映しており、その達成にはハードワークや困難への挑戦、精神力や体力、瞬発力、才能を見抜く力が必要とされています。
嫌な人間関係から離れるための孤独との上手なつき合い方
吉本興業での営業時代には、他者からの妬みや足の引っ張りがあったと言います。
しかし、そのような状況にもかかわらず、信念を貫くために孤独な時間を持ち、自分自身を保つ方法を見つけたようです。
彼の場合、お気に入りの温泉に一人で行くということでした。
人間関係に疲れたときには、自分の好きなことをする孤独な時間を持つことで、生活が楽になると思います。
感情を理解できる関係性の生まれる状況
ダウンタウンの浜田さんがテレビ出演を開始したころ、仕事を一時中断し、姿を消したことがあります。
しかし、彼が戻ってきたとき、周囲の人々は彼を責めることなく、一緒に泣いていました。
このエピソードから、同じ境遇にいた人々が深く感情を共有し、理解できることが伝わります。
同じ経験を共有した人々は互いに理解し、喜びも悲しみも辛さも深く共有することができます。
親を大切にする大切さ
大崎さんは自らを「マザコン」と形容しており、母親を特別な存在として尊重していました。
お母さんは忍耐強く、タフでありながら、自身の夢を叶えることなく、大変な苦労を重ねていました。
その後、大崎さんの母親が亡くなったときのことを深く後悔していることが書かれています。
そのような後悔を避けるためには、親を大切にすることが重要であると認識しました。
『居場所』の感想
少々読みづらい部分も存在しましたが、ダウンタウンの事情や、吉本興業の内情など、知りたかった事柄を理解できました。
仕事をこれほどまでに努力するのは困難かもしれませんが、その働き方や姿勢から学びたいと感じました。
吉本の社員は高学歴であると思い込んでいましたが、学歴不問・定年制度の廃止を知り、驚きました。
度々テレビで吉本興業所属の芸人一部が、報酬の大部分を搾取する悪徳企業のような言い方をしていますが、この本を読み終えて、その見方は必ずしも正しいとは限らないと理解し、吉本興業に対するイメージが変わりました。
『居場所』の評価や口コミ
他の方が『居場所。』を読んでどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。
知らないことが多すぎて、とても興味を持って読めた。友人に貸したら喜ばれた書物の1つです。
Amazonの口コミ
とても読みやすいでした。知らない世界を少し覗けた気がします。
Amazonの口コミ
才能優先と思われるお笑い界での仕事の仕方。他の仕事にも教訓となる実話が良い。
Amazonの口コミ
一回が限度ですね。読む価値はありますが、一回です。このような非合理の価値観を知れて良かったです。時代遅れとは思われず、温かみを感じました。
Amazonの口コミ
語り掛けて下さるような文章に、温かみを感じて一気に読めました。居場所を作ろうとしなくていい、友達も作らなくていい、等々ちょっとびっくりするようなことが書いてありますが、私は人と違って見られていることに常日頃から敏感になっていたので、なにか励まされたかのような気持ちになりました。
Amazonの口コミ
みなさん本書を読んで学んだことが多いみたいですね!
おわりに
大切な人と過ごした時間を忘れずに、常に感謝の心を持って取り組むこと。
親を大切にし、「この人のために何ができるか」を考えて行動すること。
そして、仕事に疲れて逃げ出したくなったときは、自分の好きなことをしてリラックスし、日常を楽しむこと。
これらこそが大崎さんの生き方であり、私もそうありたいと思います。
他人から嫌われたり、意地悪されたりしても、自分自身を曲げず、人々を判断しないしたり、ただひょうひょうと待てば、周りも変わるかもしれません。
そう信じています。