東京都にお住いの35歳女性(マスコミ系:マスコミ・出版系)が2021年5月頃に読んだ『教養悪口本』のレビューをご紹介します。
本書の概要や内容をわかりやすく要約してまとめておりますので、書籍を読んで学んだことや感想、評価や口コミが気になっている方は参考にしてください。
目次
『教養悪口本』を購入したきっかけ
たまたま通りがかったビジネス書のコーナーに店員のおすすめとして平積みされていたので、手にとりました。
教養と悪口というタイトルがなかなか結びつかなかったが面白く、目をひいたのがきっかけです。
会社で嫌味を言われても私はうまく切り返すことができず、うまくちくりと仕事関係の人に言い返せたらという思いもありました。
また、会社のお付き合いで様々な人にお会いすると「今、私は嫌味いわれた?」や、「これってどういう意味?」と思うことが多々あったので、教養も併せて会話術を学べるような気がして購入しました。
『教養悪口本』の概要
本の中身はとてもシンプルで、教養っぽいとか、褒めているように聞こえる。自分が尊敬されていると思える。
一見褒め言葉だが実はそれは相手に対する皮肉でわからないで喜んでいるあなたは無教養と思われるような例えを持ち出す、という内容の書籍です。
一見すると教養がありそうな、頭の良さそうな悪口とも皮肉とも呼べる内容が、非常にわかりやすく記載されていて、それに関する意味が詳しく掲載されているような書籍の作りをしています。
『教養悪口本』の基本情報
基本情報
- 出版社:光文社
- 著者:堀元 見
- 定価:本体1,500円+税
- 発行年月:2021年12月22日
- ページ数:245ページ
- ISBN:978-4-334-95282-2
- 言語:日本語
- 公式サイト:https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334952822
『教養悪口本』の目次
目次
- 第1章 職場編
- 第2章 友人・知人編
- 第3章 飲み会編
- 第4章 娯楽編
- 第5章 恋愛編
- 第6章 ネット編
『教養悪口本』のYouTube(ユーチューブ)
『教養悪口本』についてYouTube(ユーチューブ)でわかりやすく解説してくれている動画がないか調べてみました。
「サラタメ」さんが細かく解説してくれているので、本を読む時間がない方はこちらのYouTube(ユーチューブ)動画をおすすめします。
『教養悪口本』から学んだことの要約とまとめ
『教養悪口本』から私が学んだポイントは大きく3つの内容です。
私が学んだこと
- 不快なことをされた時の上手な切り返しかた。
- 皮肉を言われているかどうかの見極めかた。
- 教養を深めることができる。
例えば、最初の方のページにありますが、上司が講釈ぶった説明をしだしたら「ネルソン提督のようですね」と言ってやるといいというような例が載っていました。
なぜ「ネルソン提督」かというと…、ネルソン提督はフランス・スペイン軍と戦った非常に有名なイギリス軍人。
ただし、とっても話が長かったそうで、この例えはわかる人にはわかるが、無教養な人には褒められているとでも思ってしまうような言い方の切り返しがたくさん書かれていて面白かったです。
不快なことをされた時の上手な切り返しかた。
ビジネス上、不快なことを言われた場面での切り返しは非常に難しいことが多いと思います。
不快なことを言われたからといって、自分も相手が不快になるようなことを言い返したら、目を細められるのは自分になってしまい、全く得をせずただやられっぱなしになることがビジネス上では自分だけでなく他者でもみかけたことがあります。
この書籍は相手を不快にすることなく、自分を不快にした人に対してチクリと言い返してやることができる書籍だと思います。
皮肉を言われているかどうかの見極めかた。
ビジネスの場面ではたまに「これは自分は今、褒められているのか? それとも馬鹿にされているのか?」と思うような場面があります。
その時にビジネスの言い返しのような場面でも使えるこの書籍を読んでおくと「ああ、今嫌味を言われた」や「馬鹿にされた」ということがある程度わかるようになると思います。
例えにのっていなくてもこの書籍を読むと「一見すると褒められたけどもしかして…」と、意味をしっかり調べてその先を考えたり、自分を振り返るきっかけになるかと思います。
教養を深めることができる。
ずばり、教養が身に付きます!
私はかなり幅広く本を読む方ですが、私が知らなかった例えがたくさん載っていました。
自分の教養や知見をもっと広げたい人にはぴったりだと思います。
なぜかというと、この内容は歴史的偉人ではなく、過去起きた事件や植物、法律など幅広い分野からの教養と見せかけた悪口を持ってきているからです。
自分の知らなかった世界が広がり、教養も身につけられると同時に、自分のボキャブラリーの幅も広がることが素晴らしいと思います。
『教養悪口本』の感想
まず、珍しいビジネス書だと思いました。
ほとんどの書籍はすぐにお金が貯まるとか人間関係がスムーズになるとか目に見えた結果が重宝されてそれが主要だと思いますが、これは主軸とズレたビジネス上で全く必須ではない皮肉を鍛えるための書籍ということが読み終えて面白いと感じました。
ただ、皮肉に対する説明がながいので、もう少し短くしてもよいかと思うのですが、ページ数も結構あって読み終わった後はかなりお腹いっぱいになりました。
『教養悪口本』の評価や口コミ
他の方が『教養悪口本』を読んでどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。
「教養悪口本」に出てくる「結婚して子供作ってようやく一人前」とかしたり顔で言ってくる年配者にそれと悟られないように返す教養悪口
「お〜ニオベですか?最終的に石になる感じですかね?」
の切れ味がものすごくて使ってみたい気持ちです。 pic.twitter.com/Z2gAR6QCnB— ココニャ@猫写真集、発売中! (@kokonananya) January 19, 2022
教養悪口本、心底意地が悪い上に勉強になって面白い。 pic.twitter.com/sjxKF2I0eH
— たまごまご・オブ・ジ・イヤー (@tamagomago) December 24, 2021
「ゆる言語学ラジオ」の堀元さんの著書ついに読了
最高でした!ガチで何度か吹いた(特にP137、138)🤣
第6章好き😂#教養悪口本 #堀元見 pic.twitter.com/o97REh0oHh— AKL𓄿𓎡𓇋𓂋𓄿 (@arika_bacchus) July 2, 2022
みなさん本書を読んで学んだことが多いみたいですね!
おわりに
まず上手な皮肉の切り返しができると思います。
これまでは「空気を悪くしてしまう」や「相手に不快に思われて、自分の立場が悪くなってしまう」と思っていたことも、この本を読んでから、「このように切り返せばいいんだ!」と学べたことが一番大きかったです。
実際に言えるか、全てを覚えていられるかは別ですが、心の中にこう言われたら、こう言い返そうなどそう言った気持ち的な余裕が生まれたことは確かだと思います。
言いたいけど言えない!そんな悶々としている人におすすめです。
次に読みたいと思っている本は『精神科医が教える 毎日を楽しめる人の考え方』です。
毎日を詰め過ぎず、日々の余裕を感じるような考え方が身に付く書籍らしく、仕事に集中してしまうと、プライベートそっちのけで働いたり、逆に遊んでいると仕事が気になってしまうことがあるので、この本を読んで少しは毎日を上手に楽しく過ごせたらと思い興味が沸きました。