神奈川県にお住いの63歳男性(商材写真撮影およびライティング)が2022年8月頃に購入された『Canon EOS R7 ミラーレスカメラ』を実際に使ってみたレビューをご紹介します。
購入したガジェットを実際に使ってみて良かったところやイマイチなところをまとめておりますので、ガジェットを購入する前に評価や口コミが気になっている方は参考にしてください。
目次
『Canon EOS R7 ミラーレスカメラ』を欲しいと思ったきっかけ
約8年間使用した一眼レフカメラCanonEOS6Dに対して、今回は私にとって初のミラーレス一眼レフカメラとなるCanonEOSR7を追加購入致しました。
ミラーレスによる最新AFや新機能を体感したく本機を選択しました。
旧機EOS6DではAF測距点が11箇所しか無く、被写体の中抜けやAF合焦が遅い・迷うといった現象に不便を感じていたので、AF精度・速さで信頼のおけそうな最新機種EOSR7を是非導入したいと考えた次第です。
『Canon EOS R7 ミラーレスカメラ』の特徴
2022年夏に発表されたばかりのミラーレス一眼レフカメラのCanonEOSR7、本機種の一番ありがたいと感じる特徴は、先ずはAF性能の飛躍的進歩です。
上位機種CanonR3譲りのAF合焦の正確さには驚きを感じます。
試しに300mm望遠レンズでカワセミを撮影してみましたが、モードで動物・瞳を選択すると、しっかりと被写体に合焦フレームマークが追随続け、そのままシャッターを押すだけでブレもピンボケも全く無くイメージ通りの写真を撮る事が出来ました。
もう一つの特徴はセンサーサイズがAPS-Cであるため、焦点距離が1.6倍となり、先の300mm望遠レンズも480mm相当となりますので、カワセミなどの小さな被写体も大きく捉える事ができるので、望遠系を使う場合は頼もしいカメラとなります。
高速連写が可能な事でメカシャッターなら15枚/秒、電子シャッターなら30枚/秒が可能で、速い移動体鳥などに効果抜群、また、画素数が3250万画素あり、トリミング時にも画質を損なう事が少なく、自由に被写体に向かう事ができます。
APS-C 機種の中ではEOSR7が現状ではベストなチョイスと思われます。
『Canon EOS R7 ミラーレスカメラ』のスペック
スペック
- サイズ:幅132×高さ90.4×奥行き91.7mm
- 重量:530g ※本体のみ
- 有効画素数:約3250万画素
- 記録メディア:SD/SDHC/SDXCメモリーカード(UHS-II、UHS-I対応)
- 液晶モニター:3.0型 約162万ドット(可動 タッチパネル対応)
- 連続撮影速度:【メカシャッター/電子先幕】約15コマ/秒【電子シャッター】最高約30コマ/秒
- 動画記録サイズ:4K(3840×2160)、フルハイビジョン(1920×1080)他
- シャッタースピード:【メカシャッター/電子先幕】1/8000~30秒、バルブ【電子シャッター】1/16000、1/8000~30秒、バルブ
- ISO感度:ISO100~32000
- 拡張ISO感度(相当):H(51200)
- スマホ接続:Wi-Fi、Bluetooth
- 電池:LP-E6NH/LP-E6N/LP-E6
- 撮影可能枚数目安:【ファインダー使用時】約500枚【モニター使用時】約770枚(CIPA規格準拠)
- 撮像素子サイズ:22.3×14.8mm ※CMOSセンサー
- 手ブレ補正機能:有
- 液晶サイズ:3インチ ※画面比率3:2、TFT式カラー液晶モニター、約162万ドット
- タッチパネル:対応 ※静電容量方式
- 公式サイト:https://cweb.canon.jp/eos/lineup/r7/
私は新品で購入しましたので、価格は196,200円でした。
『Canon EOS R7 ミラーレスカメラ』を実際に使ってみて良かったところ
私が『Canon EOS R7 ミラーレスカメラ』を実際に使ってみて良かったところは大きく3つあります。
良かったところ
- 信頼度抜群の最新AF性能
- 軽量コンパクトボディーに最新性能満載
- EFレンズ資産を活かせるEOSRマウントアダプター
信頼度抜群の最新AF性能
測距エリアは横90%縦100%と、ほぼ全面を測距エリアとしてカバーしているので、被写体が突然現れても撮り逃しがほぼありません。
また素早く被写体モードを選択できるので、人間、乗り物、鳥といった特徴をカメラが的確に捉えてくれます。
AFの信頼性と合焦の速さはカメラ撮影の基本なので、いろいろな撮影シーンで持ち出して使いたくなるカメラです。
とりわけ最近ハマりました野鳥撮影では動物+瞳優先モードは本当に重宝しています。
軽量コンパクトボディーに最新性能満載
シャッターモードをメカシャッター、電子先幕シャッター、電子シャッターとシーンに合わせて選択できる点です。
電子シャッターモードでは30枚/秒という高速撮影に加えて、プリ撮影も可能で0.5秒前のシーンに遡り撮影できるのは、鳥が飛び立つ瞬間などに大きな効果を発揮してくれます。
また自由にモニターを見られるバリアングル液晶モニターや、電子ダイヤルがファインダー直ぐそばに設定されたので、右指一本で操作できる点も新機能として嬉しい限りです。
EFレンズ資産を活かせるEOSRマウントアダプター
かれこれ20年以上一眼レフカメラはCanonを使って来ましたので、広角系のLレンズ、望遠系ズームのLレンズ、EF標準レンズなどEFマウントレンズを何本は所有しています。
これらは直接ミラーレスR系カメラにはフランジバックの関係で取り付けられませんが、R系カメラ互換のマウントアダプターが設定されているおかげで、新たにRFレンズを買わずとも、従来のEFマウントレンズが使用出来のが大変便利で、レンズ資産を無駄にせず助かっています。
『Canon EOS R7 ミラーレスカメラ』を実際に使ってみてイマイチなところ
私が『Canon EOS R7 ミラーレスカメラ』を実際に使ってみてイマイチなところは1つあります。
イマイチなところ
- 電子ビューEVFファインダーの改善を要望
電子ビューEVFファインダーの改善を要望
背面モニターで撮影すれば良いと言われればそれまでですが、長年一眼レフカメラファインダーを覗いて撮影をして来たので、自然な見え方のファインダーがやはり好ましいものです。
EOSR7も実用上支障は無いものの、画素数がOLED236万ドットではいささか荒い被写体に感じますので、500万ドットくらいの高精細さが欲しいと感じています。
もう一つは縦型グリップのオプションが無いところです。
R6等の他カメラでは設定がありますので、ぜひ追加設定を望むところです。
『Canon EOS R7 ミラーレスカメラ』を実際に使ってみた感想
今回R7を購入してからは、家族写真や一般的な風景写真から撮影領域が広がりました。
今までのEOS6DではAF性能の点で考えもつかなかった野鳥撮影が楽しくて週一回は近所の境川ビオトープに通うようになり、さらには昨秋の月蝕など多重露出撮影で天体写真を望遠レンズで撮影するといった事もやっています。
どのシーンでも撮影意図の通りにの画を作ってくれます。
3年前に地域の写真クラブに入会しましたが、一緒に出かける撮影会でも軽量コンパクトなボディで軽快に撮影行脚ができています。
あと一歩の改善要望点は、EVFファインダーの見え方がよりリアリティのあるドッド数となれば更に良いカメラになると思います。
『Canon EOS R7 ミラーレスカメラ』の評価や口コミ
他の方が『Canon EOS R7 ミラーレスカメラ』を購入してどのように思われているのか、評価や口コミを調べてみました。
梅ジロー
Canon EOS R7
Canon EF 400mm F5.6L USM#EOSR7 #ファインダー越しの私の世界#メジロ
だいぶ咲いてた pic.twitter.com/URH3FdQGCg— mikiyo (@mikiyo0914) March 1, 2023
【写真について】
今回の満月は、トリミング無しの撮って出しです。
【カメラとレンズの紹介】
カメラ Canon EOS R7
レンズ RF100-400mm F5.6-8 IS USM
撮影日 2023年3月7日#my_EOS_photo#eos_canonjp pic.twitter.com/9F8F4sR7DD— かもはん (@kamsat0405) March 7, 2023
飛翔!
Canon EOS R7
Canon EF 400mm F5.6L USM#EOSR7 #ファインダー越しの私の世界#カワセミ
2枚目のトリミング
遠い… pic.twitter.com/ArkeYmjGku— mikiyo (@mikiyo0914) March 2, 2023
おわりに
EOS6Dよりさらに小型軽量化も図られ、撮影に持ち出すのが苦で無くなり、70-300mmLレンズズームを装着してヒョイと肩にかけて野鳥など撮りに行くようになりました。
6Dの前に使っていたAPS-Cの7D以来久しぶりのAPS-C機となった7Rですが、高速連写や超進化したAF性能など、望遠系で撮る楽しみが10倍に広がった感じがしております。
仲間との撮影行脚でも先日は藤沢七福神巡りで20,000歩歩きましたが、重さなどで疲れる事もなく、撮影を楽しめました。