東京都にお住いの38歳男性(流通・小売系:PC修理販売)が2023年2月頃に「TV」で見た映画『壬生義士伝』のレビューをご紹介します。
映画を見た感想や見どころをネタバレ覚悟で解説しておりますので、映画を見る前に面白いのか知りたい方、評価や口コミが気になっている方は参考にしてください。
目次
映画『壬生義士伝』を見ようと思ったきっかけ
一年間撮りためた地上波で放送された映画の中にあった作品。
見ようと思ったきっかけは各種レビューサイトで比較的高評価を得ていたのと、思い出補正からです。
思い出補正というのは、2002年にテレビ東京でお正月に放送されていた長尺の時代劇を見たことがあったからです。
その時代劇というのがまさにこの壬生義士伝です。
主演は映画版の中井貴一ではなく渡辺謙でしたが、10時間という長丁場にも関わらず最後まで飽きずに見れました。
そういう思い出があったので見てみようかなと思いました。
映画『壬生義士伝』の内容
時代は江戸末期。
貧乏で家族を守れなくなった主人公、吉村貫一郎は脱藩を決意。
家族に仕送りするお金を稼ぐために持ち前の剣の腕前を武器に新選組に入隊します。
幕末の動乱に翻弄されながらも、同胞の一部に守銭奴に蔑まれようともそんなことは意に介さず、家族のためにお金を送り続けます。
しかし近代の銃砲に刀では刃が立たずに防戦一方となってしまいます。
吉村は家族のもとに無事に戻ることができるのか?というような内容です。
作品情報
- ジャンル:時代劇
- 製作国:日本
- 製作年:2002
- 公開年月日:2003年1月18日
- 上映時間:137分
- 製作会社:松竹=テレビ東京=テレビ大阪=電通=衛星劇場=カルチュア・パブリシャーズ=アイ・ビー・シー岩手放送(製作協力 松竹京都映画/企画協力 文藝春秋)
- 配給:松竹
映画『壬生義士伝』の見どころをネタバレ覚悟で解説
私がネタバレ覚悟で解説したい映画『壬生義士伝』の見どころは大きく3つです。
この映画の見どころ
- 吉村貫一郎の人となり
- 吉村貫一郎と斎藤一の関係性の変化
- 吉村貫一郎の最後
吉村貫一郎の人となり
この作品を見ていて思うのは主人公、吉村貫一郎の性格の良さですね。
人当たりが良く低姿勢で大体いつも明るい顔をしています。
見ていて応援したくなるようなそんなキャラなのです。
剣の腕も新選組でもトップクラス。
その一方で、人前でも守銭奴っぷりを発揮したり、裏切り者を眉一つ動かさず粛清したりする目的のために情をきっぱり捨てるといった割り切った面も同時にあります。
ヘッドハントを受けても”義”を理由に辞退したりと芯が一本通っているところも良いです。
彼の人となりが見どころの一つです。
吉村貫一郎と斎藤一の関係性の変化
吉村貫一郎は前述の通り”いい人”です。
もう一人の主人公である斎藤一は”ツンデレ”です。
ツン成分のほうがだいぶ強いですが。
最初彼は吉村を気まぐれで殺そうとしたり、いつも不機嫌な顔をしています。
彼の守銭奴っぷり外面の良さに対してなんか生けすかねぇやつだなと思っています。
しかし、様々なエピソードを経て自分の心を真に理解してくれたのは吉村だけだったというように相当な信頼を抱くに至ります。
その過程にも注目です。
吉村貫一郎の最後
この物語で主人公、吉村貫一郎はまるで無敵の存在であるかのように描かれています。
結構なピンチでもひょっとして死なないんじゃないかと思うくらいです。
しかしそんな彼でも最期の時は訪れます。
その一連のシーンはとても感動的なもので画面から目を離すことが困難なほど見入ってしまいます。
彼の同郷の友人であり藩主の大野次郎右衛門の胸中も察し余りあるもので、本当に辛く、切なく、儚い場面で涙なしに見ることはできないでしょう。
映画『壬生義士伝』を見終わった感想
昔お正月の時代劇で見た渡辺謙主演版も良かったですけど、こちらの中井貴一主演版もまた良かったです。
どちらも甲乙つけがたいという感じですね。
渡辺謙、中井貴一が演じる吉村貫一郎は基本的に同じ印象を受けるのですが、細かいところが違います。
渡辺謙さんは”動”、中井さんは”静”のイメージですね。
それは渡辺謙さんの顔が濃く、ここぞという時に眼力の強さが全面に出てくるのに対して、中井貴一さんの顔は薄く、眼力は奥に引っ込んでいる感じで淡々さ、飄々さのほうが全面に出ています。
どちらが良いというわけでもなく、それぞれに良さがあり、TV版、映画版どちらも見ると一粒で二度美味しいというお得な作品です。
さらに原作もありますしね。
構成に関してもTV版、映画版ともに異なっています。
TV版はクライマックスが冒頭に描写され、そこから物語の最初の時系列に移行し、また戻ってくるという構成に対して、映画版は年老いた斎藤一の回想という形式になっています。
内容はどちらもほぼ同じで家族のために脱藩という汚名を着せられ、守銭奴と蔑まれながらもお金を送り続ける義の戦士の勇姿を描いたものになっております。
お金に塗れてしまうと当初の目的を忘れたり、より良い転職先に行っちゃいそうなものですが、主人公、吉村は初志貫徹で自分を重用してくれた新選組への恩を決して忘れません。
彼のキャラクター性が素晴らしく、ここが一番印象に残りました。
映画『壬生義士伝』で印象に残った名言
私が映画『壬生義士伝』を見て特に印象に残った名言です。
「斎藤一」のセリフ
俺は貴様が大嫌いだ!人が人を憎み、恨み合い、殺し合うこの世の中で、何故に貴様は己の腹すら満たそうとせんのじゃ!
映画『壬生義士伝』の評価や口コミ
他の方が映画『壬生義士伝』を見てどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。
10月4日(月)13時からBSプレミアムにて映画『壬生義士伝』やりますよ‼️もう20回は観てるけど、どうせまた観ちゃうんだろうな🥴
宴会途中に斉藤一さんと吉村さん2人が先に帰って、突然、斉藤さんが抜刀して吉村さんに襲いかかるシーンが好きです😍https://t.co/krGlYlNZ1K
— 新選組検定事務局長 (@shinsengumiken) September 30, 2021
おはよう日曜日。
昨日は新橋演舞場へ壬生義士伝を観劇に行き、夜にはまた観たくなって映画の壬生義士伝👀 おもさげながんす!そして朝起きて、また観ようとしてる3回目。いい感じで頭の中が幕末脳になってきた。他の仕事もあるからほどほどにせねば。おもさげながんすっ!
楽しいニチアサを♪
— 賀集利樹 (@kashu_toshiki) December 11, 2021
映画「壬生義士伝」で黒地に赤のだんだら着てるのか…胸熱いなhttps://t.co/QXbre0wF3q邦画/時代劇-邦画/when_the_last_sword_is_drawn/
— なぎ (@dochakym) January 27, 2022
おはようございます
ダスキンメリーメイド
家事代行事業部のユウです😊今さらながら「幕末」にハマってしまいました。
幕末女子、歴女とまではいきませんが、GWは京都に行って、幕末ゆかりの地を散策してきました。先日は酔いどれ店長おすすめの映画「壬生義士伝」を観ました。
おもさげながんす pic.twitter.com/37wGd64rFI— ㍿ダスキン城北@X(旧ツイッター)部 (@DJyohoku) May 16, 2022
映画『壬生義士伝』を観て
— おく (@2964_KO) August 29, 2021
主に忠誠を尽くそうとする武士が翻弄される様は悲しくもあり、美しくもあり。感動しました。
Amazonの口コミ
沖田役の若い堺雅人がすごくうまい演技していた
Amazonの口コミ
何度も観てしまう作品、人間模様も面白い。
Amazonの口コミ
本作品は2003年公開作品の「壬生義士伝」中井貴一さん&佐藤浩市主演作品「陰陽師」でお馴染みの監督:滝田洋二郎さんを加え、本編は当時見に行く事出来なかった作品でした。とても、好きな作品なのですがこの作品からとうして中井貴一さんと言う俳優さんがとても、輝いておりよりファンになる気持ちが高鳴るばかりの作品なので本当に本作品をどんな形であれ入手出来た事心より嬉しく思います。
Amazonの口コミ
一度でいいから観るべき。
Amazonの口コミ
みなさんの映画を見た感想が面白いですね!
おわりに
私が映画『壬生義士伝』を見た感想や見どころをネタバレ覚悟で解説してきましたが、「面白い」と感じられた方はぜひ見てください。
次に見たいと思っている映画は『記憶にございません!』です。
記憶をなくした総理大臣が主人公のコメディ映画。