東京都にお住いの33歳女性が2022年12月頃に「映画館」で見た映画『ラーゲリより愛を込めて』のレビューをご紹介します。
映画を見た感想や見どころをネタバレ覚悟で解説しておりますので、映画を見る前に面白いのか知りたい方、評価や口コミが気になっている方は参考にしてください。
目次
映画『ラーゲリより愛を込めて』を見ようと思ったきっかけ
きっかけは久しく映画館で映画を観ていなかったため観に行きたいなと思っていたことや、映画の宣伝を見ていて、もう長いこと戦争映画を観ていなかったのですが「内容」「配役」「音楽」とても興味を持ち、この映画はレンタルではなく大きなスクリーンで観てみたいと思ったからです。
また、観てみようと思った日時がネットで確認する予約状況的にとても空いていただので、コロナ禍でも安心して観ることができるかなと思い観に行くことにしました。
映画『ラーゲリより愛を込めて』の内容
第二次世界大戦の終戦後(1945年)の武装解除され投降した、日本人捕虜や民間人らがソ連によってシベリアなどのソ連各地に労働力として派遣(連行)され、ラーゲリ(強制収容所)での長期に渡る抑留生活と奴隷的な強制労働を強いられた。
この映画はそのラーゲリに実際に抑留された実在の日本人捕虜・山本幡男という男性とその妻モジミとの愛と、ラーゲリ内での山本とそこにいる仲間たちとの生きることの尊さ・希望を描いた物語です。
作品情報
- ジャンル:文芸 戦争 ドラマ
- 製作国:日本
- 製作年:2022
- 公開年月日:2022年12月9日
- 上映時間:134分
- 製作会社:『ラーゲリより愛を込めて』製作委員会(制作プロダクション:ツインズジャパン)
- 配給:東宝
- 公式サイト:https://lageri-movie.jp/
映画『ラーゲリより愛を込めて』の見どころをネタバレ覚悟で解説
私がネタバレ覚悟で解説したい映画『ラーゲリより愛を込めて』の見どころは大きく3つです。
この映画の見どころ
- 生きることへの希望、人の心と愛を描いた感動作!
- それでも生きなくてなならない諦めてはいけない、愛と希望の物語
- 先の見えない真っ暗な絶望が続いても、いつか差しこむ光を信じて命の灯りを消してはならないそんなことを体を張って、心を張って教えてくれる希望を持てる物語
生きることへの希望、人の心と愛を描いた感動作!
見どころは、山本幡男と周りにいる人物の各俳優陣の名演技です。
表情、佇まい、仕草、声。
どこを切り取っても素晴らしいの一言で、感情や絶望、苦しみ、愛全ての心の動きを見事に表現されています。
メインの役者さんだけでなく、セリフのない役者さんたちも含めパズルのピースが綺麗にあるように繊細な演技をされていて、この映画をさらに良いものへと引き上げています。
映画を見終わった後も、内容はさることながら、もう一度この映画の役者さんたちの細かな演技を観に行きたいと思えるほどに素晴らしい演技でした。
ぜひ、各俳優陣の名演技を観ていただきたいです!
それでも生きなくてなならない諦めてはいけない、愛と希望の物語
心の動きを観ていただきたい!途方も無い絶望と、見えない暗闇の中であっても、訪れるか分からない希望をわずかながらでも信じて生き抜く人間の強さと、「戦争」を前にした時の人の心を捨ててしまわなければいけない現実や無常、心の動きがとても繊細に丁寧に描かれてかれています。
生きる希望・絶望・友情・愛、全てをこの映画から感じることができ、明日を生きる希望になる映画です。
是非自分の人生や友人と重ねて照らし合わせて観ていただきたい映画です!
先の見えない真っ暗な絶望が続いても、いつか差しこむ光を信じて命の灯りを消してはならないそんなことを体を張って、心を張って教えてくれる希望を持てる物語
最後の一人一人が手紙を届けに行くシーンは一番の見どころです!この映画の集大成とも呼べるシーンです。
ラーゲリに収容され過酷な現実を生き抜き、山本幡男が「希望」を信じ続け仲間たちと積み重ねてきた全てが、ここのシーンに詰まっています。
どういった人間だったのか、命を亡くしてもなおも輝く希望の光、繋がれていく灯り、家族の愛、友情、ここのシーンは何も考えず映画に心を委ねて観ていただきたい名シーンだと思います。
映画『ラーゲリより愛を込めて』を見終わった感想
もう一度映画館で観たいと思いました。
戦争映画とはいえ、この映画は目を背けたくなるような血の描写はほとんどありません。
そして戦争の渦中ではなく、終戦後の現実を描いた作品になりますが、それでも戦争の恐ろしさ悲惨さ悲しさが十分に伝わる作品となっています。
終戦から77年が経ち実体験として語れる人が減っていく中、年々「戦争」が自分たちから遠のいていく。
その中でも、この先も「戦争」を伝えていく、風化させないためにも、どの世代でも観ることのできる内容となっており、若い世代も観に行きたいと思えるような配役や主題歌、全てにおいてバランスがとてもとれた作品で秀逸だと思いました。
映画『ラーゲリより愛を込めて』で印象に残った名言
私が映画『ラーゲリより愛を込めて』を見て特に印象に残った名言です。
「主人公二宮和也が演じる山本幡男のセリフです」のセリフ
「生きるのをやめないでください」
映画『ラーゲリより愛を込めて』の評価や口コミ
他の方が映画『ラーゲリより愛を込めて』を見てどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。
日本映画製作者連盟が発表した 2023年度(令和5年) 興収10億円以上番組 (令和6年1月)
邦画34本、洋画15本。
13位 22/12 ラーゲリより愛を込めて 26.7億円 東宝
28位 23/10 アナログ 12.2億円 東宝/アスミック・エース
二宮くん主演作が2作品入っていることが誇らしい。https://t.co/RMBEZGp9m9— moonchild (@moonchild06) January 30, 2024
嵐の二宮くんの映画『ラーゲリより愛を込めて』は最近観た映画の中で一番ヤバかった!ハンカチ必須!あ、ハンカチじゃ足りないわ、タオル必須!ニノの表情で気持ちが凄く伝わって胸が痛すぎて…こんな時代があったなんて。もう一回観に行こうかなと思ってる!
— はなこ@プチプラコスメ好き💄メイクもダイエットも💗 (@hanakodayo875) January 24, 2024
二宮くんの映画
「ラーゲリより愛を込めて」
を観た。凄い俳優さんだった。どうしてあのような演技が出来るのだろうでも…シベリアで父と伯父を亡くしている母は何を思って観ていたのかな…
2人とも号泣しながら観たよ😭
— Pickles Lab Hokkaido 〜北海道ピクルス研究所〜 (@LabPickles) January 28, 2024
「映画のまち調布 シネマフェスティバル」のイベントのひとつ、CINE_WORKS展-映画制作の世界- を見てきました。「ラーゲリより愛を込めて」では、衣装制作において監督のこだわりに近づける為の様々な工夫がされたことが説明されていました。幡男さんの眼鏡や鉛筆が懐かしかったー pic.twitter.com/9lgUzFuk2G
— mami (@mami_mami617) January 27, 2024
『ラーゲリより愛を込めて』
って映画ヤバいです。機内ではあえてwifiは利用せず、普段なかなかできないオフライン活動をするようにしているのですが、その中で見たこの映画はもはや日本映画で過去イチでした。
これ本当にみんなに見てほしい。
絶対に無駄な時間にはならないと思います。… pic.twitter.com/G3HCkV5bdX— むらっしゅ@マレーシア (@MSmurash) January 31, 2024
みなさんの映画を見た感想が面白いですね!
おわりに
私が映画『ラーゲリより愛を込めて』を見た感想や見どころをネタバレ覚悟で解説してきましたが、「面白い」と感じられた方はぜひ見てください。
次に見たいと思っている映画は『デューン 砂の惑星PART2』です。
砂に覆われた惑星デューンを舞台に、“未来が視える”主人公・ポール・アトレイデスの運命を描いた壮大なアクション・アドベンチャー超大作です。