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映画のレビュー

【ネタバレ注意】映画『春に散る』のレビュー|映画を見た感想は「今しかない、でも何度でも再デビューできる人生」

宮城県にお住いの60歳女性(主婦:主婦)が2023年8月頃に「映画館」で見た映画『春に散る』のレビューをご紹介します。

映画を見た感想や見どころをネタバレ覚悟で解説しておりますので、映画を見る前に面白いのか知りたい方、評価や口コミが気になっている方は参考にしてください。

この映画の見どころ

  • 仁一と翔吾の衝撃的な出会い
  • 目の病気をめぐって、世界戦に向かうか対立する2人
  • 横浜流星と窪田正孝の本物の試合

映画『春に散る』を見ようと思ったきっかけ

横浜流星さんのファンだということが一番の理由ですが、佐藤浩市さんも大好きなので、W主演が楽しみでした。

原作も読んだのですが、原作者沢木耕太郎さんがどう変えてもいいとおっしゃっていたし、瀬々敬久監督の「護られなかった者たちへ」の原作との変わり方に感動したので、この原作がどう変わっていくのかが楽しみに思いました。

原作は佐藤浩市さんが主人公でしたが、映画は横浜流星さんとW主演ということで、若者と老人(?)の対比、ボクシングの試合がメインになることがとても楽しみに思いました。

映画『春に散る』の内容

40年ぶりにアメリカから日本に帰って来た元プロボクサー、佐藤浩市さん演じる仁一が、理不尽な判定で負けて腐っていたボクサーの若者、横浜流星演じる翔吾と出会って、最初は断るものの、2人で世界を目指すことになる話です。

心臓に持病を抱え、最後の時を悟って故郷日本に帰って来た仁一と、将来のある若者の対比がいいです。

しかし、そんな翔吾にも不幸なケガから目の病気があって、今しかないという2人が試合に向かう姿が素晴らしいです。

作品情報

  • ジャンル:ドラマ
  • 製作国:日本
  • 製作年:2023
  • 公開年月日:2023年8月25日
  • 上映時間:133分
  • 製作会社:映画『春に散る』製作委員会(ベンチャーバンクエンターテインメント=TBSグロウディア=ギャガ=平成プロジェクト=朝日新聞出版)(制作プロダクション:ツインズジャパン)
  • 配給:ギャガ
  • 公式サイト:https://gaga.ne.jp/harunichiru/

映画『春に散る』の見どころをネタバレ覚悟で解説

私がネタバレ覚悟で解説したい映画『春に散る』の見どころは大きく3つです。

この映画の見どころ

  • 仁一と翔吾の衝撃的な出会い
  • 目の病気をめぐって、世界戦に向かうか対立する2人
  • 横浜流星と窪田正孝の本物の試合

仁一と翔吾の衝撃的な出会い

居酒屋で若者に絡まれた仁一のパンチに魅せられて、教えを請いたいという翔吾を断り続ける仁一です。

しかし、翔吾の「今しかない」という思いに、蘇ってきた熱いものから、2人の戦いが始まります。

怖い目をしていた翔吾が、仁一と、片岡鶴太郎演じる次郎に教えてもらっていくうち、素直になっていきます。

心が通い合って、まるで親子のようになっていく2人がいいです。

仁一の姪、橋本環奈演じる佳菜子、翔吾の母、坂井真紀さん演じる和美、仁一たちのジム会長の娘で現会長、山口智子さん演じる令子といった女性陣とのかかわりも、仁一と翔吾の純粋さが観られて素敵です。

目の病気をめぐって、世界戦に向かうか対立する2人

世界タイトル挑戦にむっけて戦った、日本チャンピオン大塚との試合で、翔吾は目を負傷し、このままボクシングを続けて行ったら失明の危機に見舞われます。

仁一はまだ先があるからと世界戦への挑戦を反対するけれど、たとえ見えなくなっても戦いたい翔吾と対立が続く中、仁一が倒れます。

隠していた仁一の病気もみんなの知るところになります。

2人が病室で話す中、「年寄りはめちゃくちゃんなんだよ」という仁一、父のように思う翔吾、2人の思いが一つになる時が良かったです。

横浜流星と窪田正孝の本物の試合

窪田正孝演じるチャンピオン中西との試合は、本当の試合にしか見えませんでした。

プロテストにも合格したという横浜流星と、4日間かけて撮影したということですが、11Rはアドリブだったというから驚きです。

ほとんどボクシングなんて見ることのなかった女性の私でも、すごいことはわかります。

試合が続く中で、「なんかすごくいい」という翔吾の表情が凄いです。

仁一も、これが最後かもしれないという思いの中見ている思いが伝わってきます。

ボクシングファンに不評だったスローモーションは仁一の目線なのかなと思ってしまいました。

映画『春に散る』を見終わった感想

女性にはわかりにくい、戦いたいという男性の欲求ですが、若者と老人の思いにわかりやすく感じました。

今を生きるすべての人が、何度でも挑戦できるということを教えてくれるように感じました。

どうしてもタイトルから想像できるラストですが、悲しいというより、生き切ったという温かい思いで泣きました。

ラスト、スーツ姿の翔吾が再々デビューの日、仁一の姿が見えたのか、「わかったよ。

走るよ」と依然と同じセリフで走り出す場面、前向きな気持ちになれてよかったです。

映画『春に散る』で印象に残った名言

私が映画『春に散る』を見て特に印象に残った名言です。

「仁一に断られた時の翔吾の言葉」のセリフ

「今しかねえ!今しかないんだよ!今燃えてるこいつ捕まえないと‥終わりなんだよ。

明日なんて俺にはないんだよ」

映画『春に散る』の評価や口コミ

他の方が映画『春に散る』を見てどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。

みなさんの映画を見た感想が面白いですね!

おわりに

私が映画『春に散る』を見た感想や見どころをネタバレ覚悟で解説してきましたが、「面白い」と感じられた方はぜひ見てください。

次に見たいと思っている映画は『愛にイナズマ』です。

松岡茉優・窪田正孝主演のコメディで、卑劣な相手と戦う家族の物語です。







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