埼玉県にお住いの56歳女性(サービス系:葬儀関係)が2023年12月頃に「映画館(ユナイテッドシネマ)」で見た映画『ナポレオン』のレビューをご紹介します。
映画を見た感想や見どころをネタバレ覚悟で解説しておりますので、映画を見る前に面白いのか知りたい方、評価や口コミが気になっている方は参考にしてください。
目次
映画『ナポレオン』を見ようと思ったきっかけ
もともと歴史は大好きで、近年のマイブームはミュージカルの『エリザベート』なのですが。
『ベルサイユのばら』から続く一連の池田理代子さんの作品『栄光のナポレオン―エロイカ』などもあり、非常に興味を持っていました。
本作は歴史的事件の現場になった建物でロケを行っていたり、当時の装備、服装などを緻密に再現しており、ほぼドキュメンタリーのような作品に仕上がっていると知り、ウィキペディアなどで予習をして公開を待ち構えていました。
映画『ナポレオン』の内容
フランス革命から約30年、凄まじい勢いで諸外国をねじ伏せ、叩き潰すことで自らの権力を確立し、ナポレオン・ボナパルトはフランス初の皇帝になりました。
自ら戴冠した彼の栄光と、そこから転げ落ちて一人寂しく朽ち果てるように死んでいくまでの人生を緻密に描いています。
愛したはずの妻・ジョゼフィーヌとの結婚と離婚、そして跡取りを得るためだけに結婚したオーストリアの皇女マリー・ルイーズ…その裏側では何十万と言う兵士たちが戦死していたのです。
作品情報
- ジャンル:伝記 歴史劇 戦争 ドラマ
- 製作国:アメリカ
- 製作年:2023
- 公開年月日:2023年12月1日
- 上映時間:158分
- 製作会社:Scott Free Productions=Latina Pictures=Apple Studios
- 配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
- 公式サイト:https://www.napoleon-movie.jp/
映画『ナポレオン』の見どころをネタバレ覚悟で解説
私がネタバレ覚悟で解説したい映画『ナポレオン』の見どころは大きく3つです。
この映画の見どころ
- 生々しいフランス革命の描写
- エキストラと馬たちの名演技
- 戴冠式___壮大過ぎる歴史絵巻
生々しいフランス革命の描写
物語の始まりは、1789年に始まったフランス革命の真っただ中です。
王妃マリー・アントワネットが市民の怒りをぶつけられて断頭台に引き立てられていく様子は生々しく、それを笑って見ている者たちの姿にはそれまでに積もりに積もった鬱積の酷さを言外に感じます。
その様子を、ナポレオンは片隅からじっと見つめていました。
そしてギロチンにかけられ、切られた首が高く掲げられると大歓声が上がるのです。
そこから、フランス革命は次の段階に進みました。
ナポレオンが活躍するのもここからです。
エキストラと馬たちの名演技
本作の見どころは数々の戦争シーンです。
超絶リアルに当時の戦法を再現し、数多くの兵士と、馬と、大砲を駆使した大掛かりな撮影が行われていました。
CGは使われていましたが、基本的には役者が演じており、多くの馬とエキストラが動員されています。
ことにナポレオンの絶頂期を象徴する『アウステルリッツの戦い』の描写は凄まじい緻密さで描かれており、ナポレオンが軍人として、戦略の天才であることを余すところなく表しているのです。
戴冠式___壮大過ぎる歴史絵巻
誰もが一度は見たことがあるだろう画家ダヴィットの大作『ナポレオン一世の戴冠式と皇妃ジョセフィーヌの戴冠』のシーンが、そのまま映画の中で再現されています。
ダヴィットはナポレオンに愛された画家ですが、彼が残した絵の中でもう一枚、処刑寸前のマリー・アントワネットのスケッチがありますが。
本作には群衆の中でそれを描いているダヴィットの姿もありました。
壮麗な宮殿と、素晴らしい装束を身に着けたナポレオンとジョゼフィーヌの姿は、まさに彼らの幸せの象徴であったと言えるでしょう。
映画『ナポレオン』を見終わった感想
歴史ものが大好きな人にはたまらない超大作です『ベルサイユのばら』からここに至り、ナポレオンがヨーロッパ諸国を蹂躙して激動の時代が訪れ、ここからミュージカル『エリザベート』に繋がっていくのです。
ナポレオンが切望して熱望して生まれたマリー・ルイーズとの息子は生まれ落ちたばかりの赤ちゃんとして登場しますが。
彼は後にライヒシュタット侯と呼ばれ、幼くして父は亡くなり、母から顧みられることなく若くして何もなさずに亡くなるのです。
本作はナポレオンの人生を描いていますが、その前があり、彼の死後も歴史は続いているのだということを体感した作品でした。
映画『ナポレオン』で印象に残った名言
私が映画『ナポレオン』を見て特に印象に残った名言です。
「ナポレオン・ボナパルト」のセリフ
『地に落ちていたこの王冠を、我が頭上に授ける』
映画『ナポレオン』の評価や口コミ
他の方が映画『ナポレオン』を見てどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。
今日は映画「ナポレオン」を観たのですが、ジョゼフィーヌ役のヴァネッサカービーが麗しくてショーメ欲が高まっています🤍
新作もとっても素敵!そしてお値段も規格外! pic.twitter.com/2pjuYDijaM— Sara (@peonyss23) January 4, 2024
2024年に観たい映画一覧
・ナポレオン
・キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン
・福田村事件
・ゴジラ-1.0
・鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎
・RRR
・窓ぎわのトットちゃん
・ミュータント・タートルズ
・怪物 pic.twitter.com/rhkQZM80Xl— マルチェロ (@Marcello0424) December 31, 2023
ドイツ🇩🇪ではエンテンブラーテンというアヒルのローストが有名😁皮はパリっと👍りんご風味🍎のソースに付け合わせは紫キャベツのザワークラウト☺️明朝フライト✈️で帰国😋最後に記憶に残るようあえて寒いテラス席🥶日本で映画ナポレオン見に行かなきゃ😉ドイツ🇩🇪はとにかくビール🍺が美味い国でした😆 pic.twitter.com/M9dyQK4Mj0
— まさみん!はグルメ好き😆西武ライオンズ🦁応援📣たまに投資💰 (@6PjeweJRjupvAta) December 28, 2023
デュ・バリー
1743/8/19〜1793/12/8
ルイ15世の妾
本名マリ=ジャンヌ・ベキュー
(Marie-Jeanne Bécu)
1枚目の肖像画の印象が強くて
あとは文献の中にあるモノクロのティーカップを持つ絵のイメージ。
ルブラン夫人も彼女を描いている🎨
2月公開の映画は観てみたい。
ナポレオンより良いかも🤔? pic.twitter.com/HooWTtPH0k— ♔ むらさき : ℳ𝒰ℛ𝒜𝒮𝒜𝒦ℐ ⚜️ (@Winered3242) January 3, 2024
幾多の映像作品で英雄になった皇帝ナポレオンの栄枯盛衰が描かれてきたが、この作品は英雄ナポレオン誕生前日譚というきわめて特異な作品である。ラストはイタリア遠征という英雄ナポレオン誕生へのスタートで終わっている。すなわちフランス革命の発端から終焉までが描かれ、その嵐の中を生きるナポレオンとその他の革命の英雄たちの群像劇でもある。ぜひ鑑賞されることをお勧めする。
Amazonの口コミ
実は生演奏で、大画面で鑑賞した作品です。あのときの感動がよみがえる。かの黒澤明が影響を受けただけあって、映画好きにはたまらん逸品です。でも、あのイベントを体験しないと微妙なのかなぁ? やっぱり演出の手法は現代に比べれば古いし、編集技術も古い。でも、この画面を特撮抜きで撮影というからすばらしいではありませんか、やはり先人はすごい!星を二つ減らしたのは生演奏でないのと、やっぱり大画面で観たいからって……。DVDでムチャ言い過ぎだろう!
Amazonの口コミ
モノクロの無声映画(字幕)だから、迫力には欠けるが、フランス革命の様子や、没落貴族で砲兵士官だった若き日のナポレオンが苦悩し、やがて頭角を現してゆく経緯がリアルである。「ワーテルロウ」と合わせて鑑賞することをお勧めする。
Amazonの口コミ
この作品にこの価格は高すぎ。当時の映画では良いかもしれませんが現在に視聴するには何とも物足りない。
Amazonの口コミ
カットのひとつひとつに、ちょっと狂気じみてさえいるパワーを感じる。あきらかにやり過ぎ。だけど、やり過ぎると映画は面白くなる!!
Amazonの口コミ
みなさんの映画を見た感想が面白いですね!
おわりに
私が映画『ナポレオン』を見た感想や見どころをネタバレ覚悟で解説してきましたが、「面白い」と感じられた方はぜひ見てください。
次に見たいと思っている映画は『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。
』です。
女子高生の百合はある日突然タイムスリップし、太平洋戦争末期の日本に紛れ込んでしまいます。
その世界ではあまりにも異質な自分に戸惑っていると、たまたま通りかかった兵士の彰に助けられました。
彰に匿われて難を逃れた百合でしたが、彼女が心惹かれた彰は特攻隊員だったのです。
戦況が著しく悪化していくなかで、彼は片道の燃料と爆弾を抱えて敵地に飛ぶ任務を命じられました。