富山県にお住いの45歳男性から2022年1月頃に購入されたKenko ENERG EM-L5000BGPバッテリーグリップを実際に使ってみたレビューをご紹介します。
目次
バッテリーグリップを欲しいと思ったきっかけ
撮影中に撮影機器に電源供給するためのモバイルバッテリーが持ちにくいことを改善したいと思い、三脚ネジの付いたモバイルバッテリーで良さそうな物を探していました。
製品底部に三脚ネジ穴があれば、さらにエクステンションなどを付けて伸ばして使えるため、そのような要件も満たすものがあればベストだと思っていました。
できれば軽量、小型で持ち運びが苦にならないようなものがあれば買いたいとも思っていました。
また、外国メーカーのものよりもできれば日本メーカーのもので、なおかつ価格も安ければ言うことなしですが、その条件にはまったのがこの商品でした。
バッテリーグリップの候補にあがっていたもの
Ulanzi BG-4は、USB-A&Type-C充電が可能でType-Cケーブルが付いており、ミニ三脚付きで自立するのがメリットですが、三脚は一体式で取り外しが出来ない点が難点でした。
Andoer多機能パワーバンクハンドグリップはやや大きめで、バッテリー容量は6800mAhと大容量でケーブルもmicroUSBになるという利点があるのですが、重量がやや重くなるのが難点でした。
三脚ネジ穴が底部にあり、充電口がmicroUSBなのは、Kenkoバッテリーグリップと同じでした。
この2つとKenko バッテリーグリップのどれにするかで悩みました。
Kenko ENERG EM-L5000BGP
Ulanzi BG-4 三脚付き バッテリーグリップ
Andoer 多機能パワーバンクハンドグリップ
Kenko ENERG EM-L5000BGPバッテリーグリップに決めた理由
Kenkoバッテリーグリップは原産国は中国ですが、安心の日本メーカー製で、全体的な大きさも小さめです。
形状がグリップ形状で握りやすいのは他にはない特徴となっています。
また付属品が豊富で延長ケーブルなどが付属しているところ、過充電防止や過放電防止などの保護回路が付いているのも大事なポイントです。
価格は3,500円ということで5,000mAhにしては安く、コストパフォーマンスに優れていると感じられましたので、買って損はないだろうと判断して購入を決めました。
Kenko ENERG EM-L5000BGPバッテリーグリップのスペック
スペック
- 本体サイズ:約135(H)×54(W)×58(D)mm
- 質量:約160g
- 使用電池:リチウムイオン充電池
- 電池容量:3.7V 5000mAh 18.5Wh
- 出力電圧:DC5V
- 出力電流:2A
- 入力電圧:DC5V
- 入力電流:2A
- 保護回路:過充電防止、過放電防止
- 電池寿命:充放電 約300回
- 蓄電時間(目安):約12時間(PCの場合 5V/0.5A)、約5時間(ACアダプタの場合 5V/2A)
- 公式サイト:https://www.kenko-tokina.co.jp/pc/battery/mbc/4961607605622.html
私は新品で購入しましたので、価格は3,500円でした。
Kenko ENERG EM-L5000BGPバッテリーグリップを実際に使ってみた
DJIのPocket2や携帯端末、携帯電話用のジンバル等の小型機器への電源供給用途に使っています。
製品上部にある三脚ネジ、下部にある三脚ネジ穴が便利で、それが付いてるからこそ購入したのですが、イメージ通りに使えています。
長時間撮影をする場合、撮影機器の本体電源のみでは足りないことが多くモバイルバッテリーを使ってきましたが、この三脚ネジ付きのモバイルバッテリーにより、これまでよりも機器とモバイルバッテリーを一体的に運用できるようになり、とても便利になりました。
使ってみて気に入っているところ
軽いところや価格の安いところが気に入っており、小さいので小型のカメラバッグやショルダーバッグにも簡単に収まり、いざというとき役立ってくれる頼もしい相棒です。
ストラップが付いているので、手首に引っかけるなどして持ち運べますし、ポケットにも収まるのが邪魔にならなくていいです。
また、アクセサリー類がたくさん付いているのも楽しいポイントで、保護カバーは急に雨が降り出して使用を中止するようなときの、本体保護に役立ちます。
青色のLEDで蓄電量がわかり、カメラ脱着ダイヤルでしっかり機材に取り付けることができるので安心できます。
こんな方にはおすすめしたい
- 有名メーカーのモバイルバッテリーが欲しい人に
- コスパのいいモバイルバッテリーが欲しい人に
- 握りやすく落としにくいモバイルバッテリーを求める人に
- 軽量のモバイルバッテリーを求める人に
- 他人とは違うモバイルバッテリーを持ち歩きたい人に
使ってみて気に入らなかったところ
一見、持ちやすそうな形状の溝の付いたグリップですが、持ちやすいのは正面側を撮影する場合のみです。
例えばDJIのPocket2の撮影時は、正面だけでなくぐるっと回して横や後ろも撮りますが、このガングリップはあだとなり、後方に向ける場合など非常に持ちにくくなってしまうという構造的な弱点があります。
またバッテリー容量の5,000mAhは必ずしも十分な容量ではなく、もう少し容量が多ければといったことがあります。
さらに急速充電タイプではないため、電力消費の大きな機種では電力供給が間に合わなくなるといったこともあったりします。
こんな方にはおすすめしない
- 急速充電タイプのモバイルバッテリーを求める人
- 大容量のモバイルバッテリーを求める人
- 純日本製のモバイルバッテリーを求める人
- 多機能のモバイルバッテリーを求める人
- 防水仕様のモバイルバッテリーを求める人
Kenko ENERG EM-L5000BGPバッテリーグリップ購入後の生活
これまでモバイルバッテリーを忘れて外出することがありましたが、製品と一体化できるこの商品のおかげで忘れ物をしなくなりました。
また、録画中にバッテリー切れをするようなことも減り、大変助かっています。
製品の上下にさらに一脚などを継ぎ足すこともできるので、高い位置から撮影するような場合も電源供給しつつ撮影を続けることができるようになり、撮影の幅が広がりました。
カバンのちょっとしたスペースや洋服のポケットにも収まる小ささと軽さのため、モバイルバッテリーを持ち運ぶのも苦にならなくなりました。