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書籍のレビュー

【書評】『世界の「頭のいい人」がやっていることを1冊にまとめてみた』のレビュー!書籍を読んだ感想は「世界の頭のいい方達の特徴や性質を分析して面白おかしく紹介してくれている」

神奈川県にお住いの36歳男性(福祉作業所作業員)が2022年6月頃に読んだ『世界の「頭のいい人」がやっていることを1冊にまとめてみた』のレビューをご紹介します。

本書の概要や内容をわかりやすく要約してまとめておりますので、書籍を読んで学んだことや感想、評価や口コミが気になっている方は参考にしてください。

この本から学べるポイント

  • 5分だけやるのも、1時間やるのも似たようなものである
  • 話すよりも聞き役に徹すると会話は上手く行く
  • やりたくない事の中にやりたい事を探す

『世界の「頭のいい人」がやっていることを1冊にまとめてみた』を購入したきっかけ

日本だけでなく、世界レベルで活躍する人達は、どのような頭の使い方をして、どのような事を考えているのか、興味が湧き、読んでみたいと思いました。

著者は、東京大学の医学部を卒業しており、まさに日本のトップレベルの頭脳を持つ方です。

そのような方がどのような事を考え、どのような勉強をして、どのように物事を理解しているのか、それを知る絶好の機会だと思い、本書に興味が湧きました。

また、頭のいい方の具体的な行動が一冊の本にまとめられているというのも興味を惹かれたポイントで、このように相手に気を使うのか、こういった行動で好意を伝えるのか、といった事など、色々な事を具体的に学ぶ事ができました。

このように、隙間時間に手軽に、頭のいい人の考え、習慣、思考方法を学ぶ事ができそうだったので、これはいいかもしれない、と思い購入する事にしました。

『世界の「頭のいい人」がやっていることを1冊にまとめてみた』の概要

まず、具体的にどういった事が書かれているかというと、頭のいい人たちが考えている事として、外見を気にせずに中身だけで勝負するのは間違っている、というものがあります。

普通に考えたら、外見がいくら良くても中身が良くなければ意味がない、と思うのですが、実は、その人の中身は外見に表れるのであって、外見を見ればその人の事が分かる事も多い、と著者は言います。

いつも身なりのきちんとしている方は、自分をきちんと制御できる規律正しい性格を持っているといえますし、いつも無精ひげを生やしている方は、細かい事は気にしない、だらしない、ひとつの事に集中すると周りが見えない、といった性格が見えてくるような気がします。

髪の毛を派手に染めている方は、自己主張が激しいという印象がありますし、宝石やネックレスをたくさん身につけている方は、物欲が激しい、自分をよく見せたい、といった思いが見えてくるような気がします。

そのように、その人の性格や中身は、ある程度外見に表れてくるのであり、著者のいうように、外見を見ればその人が分かる事もありそうです。

あまり踏み込むとプライバシーの問題になりそうですが、参考になる部分もあると思いました。

このように、頭のいい方が世界をどのように見ているのか、その断片が数多く紹介されており、部分的に読むだけでも、得る物の大きいよくできた書籍だと思いました。

『世界の「頭のいい人」がやっていることを1冊にまとめてみた』の基本情報

基本情報

『世界の「頭のいい人」がやっていることを1冊にまとめてみた』の目次

目次

  • 第1章 世界の「頭のいい人」はどんな人か?
  • 第2章 世界の「頭のいい人」が心がけていること
  • 第3章 世界の「頭のいい人」のスケジュールの立て方
  • 第4章 世界の「頭のいい人」の自己分析と自己改良
  • 第5章 世界の「頭のいい人」に近づくために

『世界の「頭のいい人」がやっていることを1冊にまとめてみた』のYouTube(ユーチューブ)

『世界の「頭のいい人」がやっていることを1冊にまとめてみた』についてYouTube(ユーチューブ)でわかりやすく解説してくれている動画がないか調べてみました。

「フェルミ漫画大学」チャンネルが細かく解説してくれているので、本を読む時間がない方はこちらのYouTube(ユーチューブ)動画をおすすめします。

『世界の「頭のいい人」がやっていることを1冊にまとめてみた』から学んだことの要約とまとめ

『世界の「頭のいい人」がやっていることを1冊にまとめてみた』から私が学んだポイントは大きく3つの内容です。

私が学んだこと

  • 5分だけやるのも、1時間やるのも似たようなものである
  • 話すよりも聞き役に徹すると会話は上手く行く
  • やりたくない事の中にやりたい事を探す

頭のいい方と聞いてまず思い浮かぶのは、記憶力が優れている方です。

ここで、記憶力の優れている方は単純にすごいな、と思うだけでなく、彼らがどのようにして物を覚えているか考えた事はあるでしょうか。

ここでは、その記憶法が紹介されており、これは実践できれば、自分でも記憶力マスターになれるのではないか、と思いました。

具体的には、物を覚える時に、検索タグのようなものをつけて、写真的イメージに変換してから映像として覚えていくのだそうです。

そして、後になって、写真を見返して、ここにはこういった記憶が定着していたな、とか、ここにはこう言った事が書いてあるな、と確認したり、そういった方法で物事を記憶していく手法がとられているようです。

また、覚える時は、五感を駆使した方が覚えやすく、見て黙読するよりは、見て音読する方が効果が高い、といった具合に、五感全体を使って覚えていった方が記憶として定着しやすいというデータがあります。

このように、記憶力の優れた方々はどのような方法で記憶しているのか、分かりやすく解説してくれているので、とても勉強になりますし、本書は、このような有効な知識が多数掲載されていますので、大変良い本だと思いました。

5分だけやるのも、1時間やるのも似たようなものである

勉強や仕事をどうしてもやる気が起きない。別な事がしたくなり気をそらしてしまう、という経験は誰もがあると思います。

しかし、ここで決まった儀式(祈る、ポーズを取る、言葉を唱える)等を行うと、これから勉強や仕事が始まるぞ、という事が脳に伝わるので、やる気が出てきやすいそうです。それでも無理なら、まず5分間やってみる。すると、脳が仕事や勉強モードに切り替わるので、そのまま30分でも1時間でも続けていく事ができるそうです。

実際にプラトンは「始まりは全体の半場」という言葉を残していますし、要はいかに始めるかという事が、ポイントなのでしょうか。

これから1時間は勉強だ、と気張り過ぎるのではなく、とりあえず5分だけやろう、という気持ちで始めると、案外長続きして1時間できたりするものだ、と著者は言います。

東大の医学部を出た著者が教えてくれる勉強や仕事のコツですから、有効な手段である事は確かであり、上手く活用して日々の生活に取り入れていきたいと思いました。

話すよりも聞き役に徹すると会話は上手く行く

第2のポイントは、人と会話する時の極意です。

普通の人は、とにかくたくさん話す事で会話を長続きさせようとするものですが、著者は、話し上手よりは聞き上手になる方が良い、と指摘しています。人は、誰でも自分の話を聞いてくれていると嬉しくなるものであり、上手く聞きつつ、相手の話に好意と尊敬の念を抱けると話は弾みやすくなります。

ここで、形ばかりの尊敬や心のこもっていない好意を向けても、相手はお世辞を言われているな、と思い至り、なかなか会話が盛り上がりません。要は、相手の会話の中で、本当に自分も興味のもてる話を見つけ出して、その話題で会話を進めていく、という方法がおすすめできる手法です。

この時、こちら側の気持ちとして考えてみると、自分の話している内容を相手が興味をもって聞いてくれていると、こちらとしても嬉しくなってくるものであり、相手が乗り気だとこちらもその気になり、会話が楽しくなる、という事がよく分かると思います。このように、話し合いの中で両者が興味のもてる話題を探り出し、そこに共通のテーマを見つけて仲良くなっていくという方法が良い、と著者は述べています。

これは、自己啓発の元祖と言われるデール・カーネギー氏の社交術を発展させたものであり、それゆえ確かな効果と大きな利益が期待できるのではないか、と思いました。"

やりたくない事の中にやりたい事を探す

どうしてもやりたくない仕事があっても、その仕事を楽しんで出来たらそれは大きなプラスになります。著者はそのようにして仕事に楽しめる要素を見つけることを提案しています。

例えば、データを入力していくだけの仕事でも、いかに早く正確にデータを入力できるか、そのようなゲーム的な要素を加えながら仕事をすると、単調な仕事が少し面白いものに変わるのではないか、と思います。

そのタイムを計測して、今日はどれくらい早くできた、明日は新記録に挑戦しよう、などといった具合にゲーム性を持たせると、さらに楽しくできるのではないか、と思いました。

また、パート―ナーが仕事で帰りが遅く、夕食を作る必要があるというような時、この状況を楽しむ事はできないでしょうか。

例えば、料理に自分なりのアレンジを加えてオリジナルの美味しい料理にならないかと試してみたり、一言で料理と言っても、そこには様々な作り方がありますので、それを色々と楽しむという手法もありなのではないか、と思いました。

また、思い切って、スーパーの外国食品コーナーに行って、普段食べないような外国料理にチャレンジするというのも面白いかもしれません。

このように、普通にやるだけでは単調で苦痛になりがちな作業も、そこに自分の好みやテイストを加える事で、楽しいものに変える事ができます。

普段、嫌な事に出会ったら、それを楽しむ事ができないか、まずはそこから考えてみましょう。

『世界の「頭のいい人」がやっていることを1冊にまとめてみた』の感想

東大の医学部を出た著者が、世界の頭のいい方達の特徴や性質を分析し、面白おかしく紹介してくれているので、なかなか楽しく読む事ができました。

また、心に残った言葉として、少年時代から逆境にあった方が、どんな人からも学んで、自分の力にしていこう、という能動的な生き方を貫いた、というものがあります。

普通に考えたら、自分の嫌いな方からは、何も学ぶべきものがありません。しかし、あの方はあのような態度を取っているから、嫌われているのだな、自分を俯瞰的に見ていないから、あのような態度に出る事ができるのだな、と、いざ学ぼうと思えば、色々な事を学ぶ事ができます。

私もこのような姿勢を貫いていきたい、と思いましたし、これは、本書を通して学んだ人生哲学のひとつです。

『世界の「頭のいい人」がやっていることを1冊にまとめてみた』の評価や口コミ

他の方が『世界の「頭のいい人」がやっていることを1冊にまとめてみた』を読んでどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。

みなさん本書を読んで学んだことが多いみたいですね!

おわりに

人は、目に見えない物だけではモチベーションを保ちにくい生き物です。そこで、自分の努力の記録を付ける、目標を数値化する、という事をすれば、頭が目標達成に動いていきやすくなるので、おすすめだそうです。

確かに、漠然と物事を続けるというのはモチベーションを保ちにくい側面があり、途中で辞めてしまう事も多々あります。しかし、今日は2時間勉強した、30分走った、という事をグラフでも記録帳にでもつけていくと、その数値がどんどんたまっていき、自分のこれまでの成果を可視化する事ができ、やる気を維持しやすくなる、と著者は言います。

要は、貯金が増えていくとそれが楽しくなってくるようなもので、勉強時間や運動時間が増えていくと、それも楽しみとして増えていく物であり、そのようにしてモチベーションを保つ事ができる、と著者は述べています。

そして、それでもやる気が続かない時は、自分のこれまでの記録を見返してみると良いそうです。すると、自分も勉強は100時間も続けてやってこれたのだな、ランニングも50時間続けてやってこれたのだな、と自分の努力が数値化して理解できるので、それが励みになりやすく、もう少し続けてみるか、という意欲にもつながり易くなります。

著者のこのような記録式の計画トレーニングは、実際にやってみても効果があるものですので、気になった方は試してみてください。私もこの方法からは、多くの事を学ぶ事ができました。"

次に読みたいと思っている本は『NHK100分de名著 ヴァーツラフ・ハヴェル「力なき者たちの力」』です。

チェコスロバキアの大統領を務めたハヴェル氏の書いた本を解説してくれる一冊です。力なき者というのは、抵抗する事のできない、反抗の意思のないものたちの事を言うと思うのですが、そのような方々が力を持つという事自体に矛盾が生じており、そこにどのような思想が表れているのか、気になりました。

100分de名著シリーズは、大体どの本を読んでも得る物のある優れたシリーズですので、この本からも何か得られるものがあるのか、楽しみな一冊だと思いました。







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