熊本県にお住いの48歳女性(IT・通信系:フリーランス)が2022年7月頃に「BookLive」で読んだ小説『神達に拾われた男10』のレビューをご紹介します。
小説を見た感想や読みどころをネタバレ覚悟で解説しておりますので、小説を見る前に面白いのか知りたい方、評価や口コミが気になっている方は参考にしてください。
目次
小説『神達に拾われた男10』を読もうと思ったきっかけ
以前アニメ化かなんかで、1巻が無料でそれ以外がセールになっていたのでまとめ買いしました。
『小説家になろう』発やそれ系のライトノベルにだんだん興味が湧いてきていたのもあります。
またこの系列のライトノベルで自分が最初に読んだ作品に『駆除人』と言うのがあるのですが、この主人公の元の年齢層が『神達に拾われた男』と同年代で異世界でもチートと言う点も共通性があったので読んでいて面白いなと思い最新刊が出たら買って読むようになりました。
(ただ読むのが遅いので最新刊が積読になっている)
小説『神達に拾われた男10』の内容
中年サラリーマン竹林竜馬は、ブラック企業で働いていましたが就寝中に死亡してしまい異世界の神達によってセイルフォールに転移し活躍するストーリーです。
神達の加護で見た目は子供精神年齢は大人なリョウマとして森でスライムの研究をしながら一人暮らしをしていましたが、公爵家と出会った事をきっかけに森の外に出てギムルの街に住まいを移しスライムと前世の知識を駆使してクリーニング店を開業し、その一方で冒険者としても頭角を表すやら他の神達にも気に入られたりで、人に無関心な神もちょっかい出すほどだったりします。
今回はギムル中規模店舗連合に参加したり、スライムがらみの研究したりスラムの家の立て直し的な事をしたり暗躍する貴族がいると分かったりします。
小説『神達に拾われた男10』の作品情報
作品情報
- 出版社:ホビージャパン
- 著者:Roy (著)
- 定価:本体1,200円+税
- 発行年月:2020年12月22日
- ページ数:246ページ
- ISBN:978-4-7986-2375-7
- 言語:日本語
- 公式サイト:http://hobbyjapan.co.jp/books/book/b545234.html
小説『神達に拾われた男10』のあらすじ
積み重ねてきた確かな絆が今、竜馬を助ける力となる――!!
新種スライムの発見&進化をはじめ、充実した遠征を終えてギムルの街へと帰還した異世界転生者の少年・竜馬。しかし留守の間に街の治安は悪化し、付き合いのあるモーガン商会も直接的な被害に遭うなど、到底見過ごせない事態へと発展していた。
そんな中、洗濯屋の経営者として街の会合に参加することになった竜馬は、話を誘導する主催者に拭いきれない不信感を抱く。
結果、竜馬は店舗や従業員、そして街全体を守るために彼らと対立することを表明して……!?
小説『神達に拾われた男10』の読みどころをネタバレ覚悟で解説
私がネタバレ覚悟で解説したい小説『神達に拾われた男10』の読みどころは大きく3つです。
この小説の読みどころ
- リョウマがギムル中規模店舗連合の会議で喧嘩を売ってしまいます。
- 強制休暇中に研究で進化したそれぞれのスライムの効果の方向性が色々発生します。
- 前巻で地球時代のリョウマを殺人させる様干渉させようとした地球神が判明します。
リョウマがギムル中規模店舗連合の会議で喧嘩を売ってしまいます。
リョウマは、ギムル中規模店舗連合に参加する事になりました。
会議室に向かうと”ここはダメだ!”と前世のブラックな職場の時の様な感じを直感しつつもそのまま参加します。
直感通り会議でも発起人のワンズが具体的な事を言わず上っ面だけの詭弁を話すだけで効果が期待できない方向性で、胡散臭い事この上ない対応をかましてきました。
その結果リョウマそれを指摘するのですが、それに対するワンズの提案があまりにも話にならないので、同行していたカムルを止めるのを抑え喧嘩をする形になりワンズが貴族が睨まれると漏らしてしまいます。
ワンズ等が店の為ではなく貴族の為に店の監視やら管理やらを企んでいる事を暴いて、リョウマは会議の途中から去っていったのでした。
強制休暇中に研究で進化したそれぞれのスライムの効果の方向性が色々発生します。
リョウマがギムルから戻って休んでないという事で、周りから強制的に出社禁止という名の三日間の休暇を取らされる事になったのでスライムの研究をする事にしました。
初日は進化がらみで、進化する前が『ステッキー』『アシッド』『ポイズン』『メタル』『ブラッディー』『ストーン』『ウィード』とあって、その進化が10以上の種類で、ほとんどのスライムが前のスキルを失わないまま新しいスキルを獲得する形になりました。
翌日、魔法と魔力の属性の検証と実験をいくつかの種類のスライムと一緒に行い色々な新しい発見をします。
三日目はリョウマの手伝いにきたメイドの二人と出稼ぎ三人娘に協力してもらう形ですが、リョウマの素の行動がこの世界的にあり得ないチートさで5人が固まってしまったりしたものの有意義な休暇となりました。
前巻で地球時代のリョウマを殺人させる様干渉させようとした地球神が判明します。
前巻で地球にいた頃のリョウマは地球の神の干渉でわざと殺人を起こす様に促していて、リョウマはそれに無意識に歯向かっていたので神に対して耐性があるという事が判明していました。
そして今回は、リョウマがいるセイルフォールの神に地球の神(と言うか日本の底辺の神)が接触してきます。
現れたのはスーツを着た男女二柱の神達でした。
彼等は地球でのリョウマの父の遺品を託しにきていました。
遺品が妖刀で地球にあると碌でもないので神耐性があるリョウマなら大丈夫だろうからと言う流れで、地球にいた頃のリョウマをおもちゃ扱いしていたのは古き神だが管理を放棄している云々で神達と非干渉契約していて何故リョウマを弄んでいたか謎という事がわかります。
小説『神達に拾われた男10』を読み終わった感想
前巻で地球の神が当時のリョウマの命を弄んでいて、それの為にブラックな会社ブラックな上司云々を用意するといった具合で、地球の神はえげつないしリョウマに好意的なセイルフォールの神たちと敵対する展開になるんじゃないかと思っていました。
本編ではチートぶりをリョウマが発揮する様な感じで、安定の展開でしたがまさか最後の特別書き下ろしで、地球の神がセイルフォールの神達に接触してくる展開になってるとは思いませんでした。
小説『神達に拾われた男10』で印象に残った名言
私が小説『神達に拾われた男10』を読んで特に印象に残った名言です。
「リョウマ」のセリフ
「話になりません(ワンズの提案に『素晴らしい』と参加者が言おうとした時に被る様に発言)」
小説『神達に拾われた男10』の評価や口コミ
他の方が小説『神達に拾われた男10』を見てどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。
地球の世知辛い話はあんまり聞きたくなかったな…。自分の事に置き換えて悲しくなる。
それはそれとして面白かったからまぁいいが…
他の貴族の陰謀により荒れてきた町に対してスライムチートと知り合いの力を借りて解決していく。
本編も面白いけど、何よりスライム。
今回、休みを貰ったリョウマは、スライム研究一直線。
新種スライムの解説もあるが、とにかく増えに増えすぎて、どんなのがいたか全然覚えられない。
新たなスライムチートも生み出し、スライム、スライム、スライム・・・
他にも従魔をもっているはずなのだが、ほぼ出番がなくちょっと可哀想。
スライム図鑑で、本一冊書けそうな勢い。
出たら買います!
おわりに
私が小説『神達に拾われた男10』を読んだ感想や読みどころをネタバレ覚悟で解説してきましたが、「面白い」と感じられた方はぜひ読んでください。
次に読みたいと思っている小説は『神達に拾われた男11』です。
神達に拾われた男10の続きですが、やはり面白いので続きを読むのが楽しみです。