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小説のレビュー

【ネタバレ注意】小説『永遠の仔』のレビュー!小説を見た感想は「大人になれない子供たちがめぐり逢う悲劇」

千葉県にお住いの40歳男性(流通・小売系:物流センターの検品担当)が2022年3月頃に「紙の本」で読んだ小説『永遠の仔』のレビューをご紹介します。

小説を見た感想や読みどころをネタバレ覚悟で解説しておりますので、小説を見る前に面白いのか知りたい方、評価や口コミが気になっている方は参考にしてください。

この小説の読みどころ

  • ひとりの少女とふたりの少年が果敢に挑む
  • 子供の頃のアニマルネームが大人になってからのお仕事に
  • 過去・現在・未来が激しく交錯

小説『永遠の仔』を読もうと思ったきっかけ

家庭で虐待を受けたり経済的な事情によって実の親と暮らすことができない児童を、今から20年以上も前に取り上げた著者の社会派ミステリーには以前から興味を持っていました。

2004年版文庫本サイズでは全5巻となってしまうために、上下巻の単行本をインターネット通販で注文しています。

ハードカバーには国内外で創作活動を続けている彫刻家、船越桂が製作した3体のオブジェがプリントされていて素敵です。

今にも壊れそうなほど繊細で心優しい優希、聡明な輝きを宿した両目に細身のスタイルの笙一郎、荒々しく利かん気の強そうな性格でがっちりとした体格の梁平。

それぞれのキャラクターのイメージにぴったりで、読み終わった後もいつまでも本棚に置いて手放したくありません。

小説『永遠の仔』の内容

久坂優希は神奈川県川崎市にある多摩桜病院の老人病棟で看護師として働きながら、高齢の患者たちの治療とリハビリに当たっていました。

長瀨笙一郎は司法試験に合格して東京弁護士会に登録した後、品川に小さな事務所を開いて企業法務の仕事をしています。

巡査部長にまで昇進した有沢梁平が配属された先は、神奈川県警刑事部捜査第一課の強行第ニ班です。

3人は愛媛県立双海小児総合病棟で1年ほど過ごした幼少期を除いては、これといった共通点はありません。

17年ぶりの巡り合わせによって動き始めていく彼らの運命、そして記憶の奥底に封印した忌まわしき事件の真相とは?

小説『永遠の仔』の作品情報

作品情報

小説『永遠の仔』のあらすじ

少年少女が引き起こした惨劇から十七年、再会は地獄への扉だった。連続殺人、放火、失踪……。救いなき現代の「罪と罰」を描き切り、文学界を震撼させた傑作ミステリー。

小説『永遠の仔』の読みどころをネタバレ覚悟で解説

私がネタバレ覚悟で解説したい小説『永遠の仔』の読みどころは大きく3つです。

この小説の読みどころ

  • ひとりの少女とふたりの少年が果敢に挑む
  • 子供の頃のアニマルネームが大人になってからのお仕事に
  • 過去・現在・未来が激しく交錯

ひとりの少女とふたりの少年が果敢に挑む

四国の中央を東西に走り西日本では最高峰と言われる、霊験あらたかな山脈からこの物語は幕を開けていきます。

若干12歳の小さな身体を白いトレーニングウェアとキャンピング・ジャケットに包んで、はるか彼方の標高1982メートルを目指すのがヒロインの久坂優希。

頂上までの道のりは険しく足元を踏み外してしまえば麓まで一気に転げ落ちてしまいそうで、手に汗握る緊張感が伝わってました。

優希の背中を追いかけていくのは長瀨笙一郎と有沢梁平ですが、ふたりの間に微妙なライバル意識が芽生えているのも気になりますね。

子供の頃のアニマルネームが大人になってからのお仕事に

水を浴びると豹変して暴れだす優希はルフィン(いるか)、暗いところを極端に怖れている笙一郎はモウル(もぐら)、体中に目立つ痣がある梁平はジラフ(しまうま)。

双海病院に入院している小児患者たちは決して本名で呼び合わないため、それぞれの特異体質に合わせて動物に例えたあだ名が付けられていきます。

彼ら彼女の個性を上手く現しているだけではなく、看護師・弁護士・刑事と将来の職業と微妙にリンクしていることを見逃さないでください。

過去・現在・未来が激しく交錯

1979年のおだやかな波が打ち寄せる伊予灘に面した療養施設、1997年の川崎市内にそびえ立つ無機質なナースステーション。

ふたつの時代と場所を行き来しながら、ひとつの終着点へと迫っていく展開は見ごたえがありますよ。

過去のパートは三人称による淡々とした語り口で、現在編は登場人物の喜怒哀楽が前面に押し出されていきます。

回想シーンなのか、現在進行形の出来事なのか。

時おり読者を欺くかのような伏線も張り巡らされているので油断できません。

小説『永遠の仔』を読み終わった感想

すべての謎を解く鍵となっている登山のシーン、前方の霧の中に光輝くシルエットが浮かび上がっていて幻想的でした。

太陽の光が雲の裂け目から映写機のように鋭く射し込んでくるために、霧をスクリーンにして自分たちの影が映り込んでいるのが種明かしです。

今でこそ「ブロッケン現象」と科学的に証明されていますが、中世の人たちがこれを見て仏のご来光と勘違いしてしまったのも無理はないでしょう。

肉体的にも精神的にも深い痛みを抱えたままの少年少女、この山の頂上で「光る人」を目撃したことによって巻き込まれていく後哀しき殺人事件。

神に見捨てられたまま社会に出ていかなければならない優希たちは、まさに大人になれないままの「永遠の仔」だったのかもしれません。

小説『永遠の仔』で印象に残った名言

私が小説『永遠の仔』を読んで特に印象に残った名言です。

「有沢梁平」のセリフ

こんな小さな地図で、世界の果てまで行けると信じていた

小説『永遠の仔』の評価や口コミ

他の方が小説『永遠の仔』を見てどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。

おわりに

私が小説『永遠の仔』を読んだ感想や読みどころをネタバレ覚悟で解説してきましたが、「面白い」と感じられた方はぜひ読んでください。

次に読みたいと思っている小説は『明日の子供たち』です。

児童養護施設を舞台にしたストーリーで、こちらは有川浩によって2014年に発表。

施設の新米職員の視点から映し出されていく点では、子供たちの目線で大人の世界の欺瞞を暴く天童荒太の本とは一線を画しています。







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