静岡県にお住いの51歳女性(生活介護支援員:生活介護支援員)が2021年10月頃に「映画館」で見た映画『そして、バトンは渡された』のレビューをご紹介します。
映画を見た感想や見どころをネタバレ覚悟で解説しておりますので、映画を見る前に面白いのか知りたい方、評価や口コミが気になっている方は参考にしてください。
目次
映画『そして、バトンは渡された』を見ようと思ったきっかけ
CMを見て感動ヒューマン映画だと思い、心の汗をかきたくなったからです。
田中圭が主人公の義父として出演しています。
彼のことはウォーターボーイズの時代からのファンで、父親の役をどう演じるのか気になりました。
また主演女優の水野芽都が初々しくフレッシュな感じがしました。
こんな若い子がどんな演技を見せてくれるのか?感動ものの映画を、どう演じ切るのか?楽しみでした。
いたずらそうに笑う石原さとみの役どころも気になるところでした。
映画『そして、バトンは渡された』の内容
自由奔放に生きる母親(石原さとみ)を持つ小学校の女の子がいます。
女の子は母親の自由な恋愛観に振り回されます。
母親はいつも笑っていて、気まぐれでお気楽に生きている様に見えます。
再婚を繰り返す母親に振り回されながら時は経ち、高校生になった彼女は義父と2人の生活を送ります。
高校では合唱コンクールの伴奏者として選ばれ、苦悩することもあります。
時の流れと共に、パズルがはまる様に事実が明らかになっていく深い愛情物語です。
映画『そして、バトンは渡された』の作品情報
作品情報
- 監督:前田哲
- 脚本:橋本裕志
- 原作:瀬尾まいこ
- キャスト/出演者:永野芽郁 田中圭 岡田健史 稲垣来泉 朝比奈彩 安藤裕子
戸田菜穂 木野花 萩原みのり 中井千聖 石原さとみ 大森南朋 市村正親 - 主題歌:SHE'S「Chained」
- 日本公開日:2021年10月29日
- 上映時間:137分
- 公式サイト:https://wwws.warnerbros.co.jp/soshitebaton-movie/
映画『そして、バトンは渡された』のあらすじ
血のつながらない親のもとを転々としてきた高校生・森宮優子は、今では料理上手な義理の父親・森宮さんとの2人暮らしに落ち着いていた。一方、何度も夫を取り替えるように奔放に生きる魔性の女・梨花は、ある日突然、愛娘を残して姿を消す。そして、優子のもとに届いた一通の手紙。それをきっかけに、彼らが隠していた嘘や秘密が、それぞれの人生を交差させるように導いていく。
映画『そして、バトンは渡された』の予告編
映画『そして、バトンは渡された』の見どころをネタバレ覚悟で解説
私がネタバレ覚悟で解説したい映画『そして、バトンは渡された』の見どころは大きく3つです。
この映画の見どころ
- 映画の終盤、バラバラだったパズルが組み合わさって行く様に、謎が解けていきます。
- 母親に捨てられた小学校の女の子。一見惨めな感じがしますが、義父の深い愛情を受けて真っ直ぐに成長します。
- 学生時代の同級生と恋に落ちて結婚を望みます。しかし頑なに反対をする義父。それならばと自分の成長に関わった他の父親たちを尋ね歩きます。
映画の終盤、バラバラだったパズルが組み合わさって行く様に、謎が解けていきます。
気まぐれでいい加減、適当に生きていた様にしか見えなかった義母(石原さとみ)でしたが、終盤になっていくにつれて明らかになっていく「みぃちゃん」への深い愛情。
義母の行動は全てが「みぃちゃん」への愛情故のものでした。
何度も名字が変わり、翻弄されてしまう「みぃちゃん」は知る余地もありませんでした。
高校でピアノ演奏をした時、こっそりと義母が見に来ていました。涙のシーンです。
全てが分かる最後、結婚式のシーンでは義父(田中圭)の号泣ぶりに涙をそそられます。
母親に捨てられた小学校の女の子。一見惨めな感じがしますが、義父の深い愛情を受けて真っ直ぐに成長します。
義父(田中圭)の「みぃちゃん」に対する愛情が深く感じられました。
とにかく2人の食事シーンが多くて、義父が手を抜かず愛情込めて手料理を作っているのが印象的でした。
この義父は3人目の父親で、少女は義母の気まぐれから再婚を繰り返し翻弄されていました。
ただ、義母はいつも明るく笑っていました。お金がなく食事に困るような日も義母は笑いに変えていました。
楽しい義母との生活はずっと続かず、ある日、義母は失踪してしまいます。
学生時代の同級生と恋に落ちて結婚を望みます。しかし頑なに反対をする義父。それならばと自分の成長に関わった他の父親たちを尋ね歩きます。
義母の失踪の後も義父は「みぃちゃん」に愛情を持って接してくれます。
そして「みぃちゃん」が高校時代の同級生と恋に落ちて結婚したいと申し出るところから謎解きが始まります。
過去の父親たちと会うことで知らなかった真実を知ります。
さらに気まぐれで適当、いい加減に生きていた義母の真実も知ります。
全てが「みぃちゃん」の為の行動で自分のことは二の次だったことを知ります。
残念ながら生きて義母と再会することはできませんでしたが、義父たちからの深い愛情を知ります。
映画『そして、バトンは渡された』を見終わった感想
愛情の形とは色々なものがあると感じました。
ストレートに分かり易く与えるものばかりではないのだと思いました。
血のつながりはなくとも、苦しみながら陰からいつも応援していた義母の愛は、とても深いものでした。
現在の世の中には未だ虐待で命を落とす子供が絶えないのに対して、この映画は血のつながり関係なく、愛情を注ぎ込む、無償の愛を感じました。
たった一人の少女を取り巻く愛情という名の環境。素敵な映画でした。
映画『そして、バトンは渡された』で印象に残った名言
私が映画『そして、バトンは渡された』を見て特に印象に残った名言です。
「「みぃちゃん」の結婚相手」のセリフ
そしてバトンは僕に渡された
映画『そして、バトンは渡された』の評価や口コミ
他の方が映画『そして、バトンは渡された』を見てどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。
どいつに向かう飛行機の中で映画を5本くらい見たわけですが
そして、バトンは渡されたって映画見たとき周り寝てるのに1人で号泣してた 笑
久々にいい映画見ました☺️おすすめ☝️— ゆゆ (@yuyu8706_faith) October 24, 2022
「そして、バトンは渡された」
原作は大好きな瀬尾まいこさん。小説を先に読みたかったけど映画から。ラストそう来たか~と思ったら未だ半分終わったところだった。描き方が面白かったから。本当のラストは号泣。正直言うと大人は勝手だと思うし現実味もない。でもそれは置いといてハートフルなお話。 pic.twitter.com/Q2anANWl77— mano (@mano_movie) October 24, 2022
そしてバトンは渡された、は映画館で観てきたけど一回目と二回目で見方感じ方180度変わるから興味ある方は録画して二回目以上視聴してほしい「うわああああ…」てなる本当に
— 日高昆布 (@hdk_konbu) October 22, 2022
おわりに
私が映画『そして、バトンは渡された』を見た感想や見どころをネタバレ覚悟で解説してきましたが、「面白い」と感じられた方はぜひ見てください。
次に見たいと思っている映画は『トップガン マーヴェリック』です。
トムクルーズが教官として登場しますが、伝説のスカイ・アクション最新作ということもあり、次に見るのが楽しみです。