東京都にお住まいの56歳女性(翻訳通訳者)が2023年1月頃に読んだ『ハーバードの人生を変える授業』のレビューをご紹介します。
本書の概要や内容をわかりやすく要約し、まとめていますので、書籍から学んだことや感想、評価や口コミが気になる方は、参考にしてください。
目次
『ハーバードの人生を変える授業』の購入きっかけ
娘へのプレゼントとして、自身のためにもこの本を購入しました。
仕事でもプライベートでも、精一杯人生を謳歌してほしいという思いを娘に対して持っています。
その思いを込めて、この本が何らかの勇気を与え、新たな学びへとつながればと思いました。
それが購入のきっかけです。
さらに、私自身もこの本を読んでみたいという思いから、Kindleで洋書版も購入しました。
洋書版のオリジナルタイトルは"Choose the Life You Want: The Mindful Way to Happiness"で、幸せへのマインドフルな方法というサブタイトルが付いています。
その響きが魅力的で、購入を決意しました。
『ハーバードの人生を変える授業』の概要
各章の冒頭に二つの選択肢がタイトルとして掲げられています。
どちらの決断をするかで人生が大きく変わるというアプローチです。
悲観的になるか、楽観的になるか、悩み続けるか、先に進むか、水が半分しかないと思うか、まだ半分もあると思うか、というような選択です。
これらはクリーシェであり、聞き飽きるような課題かもしれませんが、読み進めていくと納得することができます。
自分の置かれた状況から適切な章を選んで読むことも可能です。
基本情報
- 著:タル・ベン・シャハー
- 訳:成瀬 まゆみ
- ISBN:9784479305163
- 出版社:大和書房
- 判型:文庫
- ページ数:248ページ
- 定価:700円(本体)
- 発行年月日:2015年01月
- 発売日:2015年01月08日
- 国際分類コード【Thema(シーマ)】:QDX
『ハーバードの人生を変える授業』のYouTube(ユーチューブ)
『ハーバードの人生を変える授業』について、YouTube(ユーチューブ)でわかりやすく解説してくれている動画を調査しました。
「メンタリスト DaiGo」のチャンネルが細かく解説していますので、本を読む時間がない方には、このYouTube(ユーチューブ)動画をおすすめします。
『ハーバードの人生を変える授業』から学んだことの要約とまとめ
『ハーバードの人生を変える授業』から学んだポイントは大きく3つの要素があります。
私が学んだこと
- 決断する力と、その決断次第で現状を輝かせて生きることができる
- 経験への投資
- 深思病の必要性
大前提として「決断すること」があり、ここが出発点となります。
全ては自分の決断次第であるという認識を深めることができました。
各章冒頭に掲げられている2つのアプローチから、生きる姿勢、マインドセット、行動の方向性を決定することで現状が変化することを確認しました。
この点を認識することは非常に重要な出発点です。
端的に表現すると、現実が変わらなくても、自分の受け止め方が変わることで、マインドセットが変わり、結果として自分の現実に対する理解が変化し、行動に移せるようになるということを学びました。
現状を充実させる決断と、その決断から生じる行動の勇気を与えられました。
決断する力と、その決断次第で現状を輝かせて生きることができる
直接的な問題に直面して逃げ出したり、見て見ぬふりをすると問題は続きます。
問題を解決するため、あるいは取り除くために突然取り組むのではなく、まずは問題に誠意をもって向き合う力を持つことが大切です。
当然のことながら、これは重要な出発点でした。
問題や心の混乱が解消されるわけではありませんが、このままではいけないという思いから、問題や心の混乱に向き合う決心をすると、少しばかり心が軽くなり、前向きになることができました。
経験への投資
大きな家やゴージャスな車、さらには豊かな銀行預金額などの物理的なものではなく、経験に投資することで豊かな人生を送れるという考え方です。
確かに、物を所有することでも幸せは得られますが、それは一時的で瞬間的なものに過ぎません。
真の幸せは、家族や友人との食事、子どもと過ごすかけがえのない時間、海辺での散歩など、価格がつけられない経験から生まれます。
これは、何かを欲していて止まらなくなったときや、お金の使い方を考える指針となる概念であり、その重要性を改めて実感しました。
深思病の必要性
将来のことを考えるのが面倒なときもあり、つい考えないでほっておき、先延ばしにしてしまうことがあります。
ますます混乱するとき、一歩引いてもう一度考えることが大切です。
一時的には、その考えるべきことから逃れることができるかもしれません。
しかし、本当の自由を得るためには、避けて通ることはできません。
直感に頼らず、また他人に考えてもらうのではなく、自分自身で考えることが重要です。
『ハーバードの人生を変える授業』の感想
たとえクリシェだったり、聞いたことがあったり、ありきたりなコンセプトだったとしても、文字を進めて読むと、書籍にある具体例に自然と理解が深まります。
知識を理解しているけれども、それを活かすことができず、日常生活に取り入れられないという状況に気づいたのです。
それを受けて、自身の課題も見つけられ、問題も明確になったことは、この本から得ることができた大きな利益のひとつです。
問題を認知できたら次にはマインドセットの転換が必要となります。
それが自ずと行動に反映され、そこに実感を伴います。
『ハーバードの人生を変える授業』の評価や口コミ
他の方が『ハーバードの人生を変える授業』を読んでどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。
ハーバード大学の人生を変える授業が素敵すぎます。… pic.twitter.com/eHdMnB8e7V
— じゅんこ🍀茶道のせんせい (@KimonoQueen) November 3, 2023
今日は本の紹介。実は私は不安症だった。何もやるにも不安がよぎり行動できなかった。変わらなきゃダメだと思い、手当たり次第に関連本を読んだ。そして見つけた。私の考え方や思い込みを【徐々に消し去る】一冊の本を。まるで漢方のようにジワジワ効くその本の名は『ハーバードの人生を変える授業』
— やまちゃん♪ (@LIFEDREAM_41) December 19, 2022
『ハーバードの人生を変える授業』の著者のタル・ベン・シャハー氏は、著書の中で完璧主義と最善主義についてこう書いている。〝完璧主義と最善主義の一番の違いは前者が現実を拒絶する考え方であるのに対して、後者は現実を受け入れる考え方だ〟と。失敗は人生の自然の一部であり、成功に欠かせない pic.twitter.com/oiFFRCRuU1
— やまちゃん♪ (@LIFEDREAM_41) January 2, 2023
アラサーのうちに読んでおきたい本
・氷点
・聞く力
・7つの習慣
・婚約のあとで
・人は聞き方が9割
・花雪花のことば辞典
・言葉にできるは武器になる
・30代でしておきたい17のこと
・ハーバードの人生を変える授業
・育ちがいいひとだけが知ってること最も読んでほしい一冊は、プロフです。
— あらさーちゃん@作家 (@arasaachan2022) January 18, 2023
【いがいがの気ままに書籍紹介】
今回は年末だからこそ”時間をとって自分を深ぼりできる作品”を紹介。『ハーバードの人生を変える授業』で紹介している章末のワークは必見!ワークの数は多いですが、やってみる価値ありです。ぜひ気になる方は2022年の締めくくりに自分を深ぼっていきましょう! pic.twitter.com/4U03dajmJD— いがいが@きままに本紹介 (@igaiga_book) December 28, 2022
気持ちが少し前向きになる?
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非常に勉強になりました。繰り返し読もうと思います
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様々な人に役に立つ本。宝物
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とてもいい状態の本でした。対応も早く、ありがとうございました。
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とても読みやすく、心にも入りやすい内容です。
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みなさん本書を読んで学んだことが多いみたいですね!
おわりに
人生を切り開くのは運でも流れにただ乗っていくだけでもなく、自分自身であるという事実、究極的に自分次第であるという観点を持つことが大事です。
今置かれている状況を悲観するのではなく、先に進む一工程として捉えていきたいと思います。
「どうせ自分は...」という否定的な思考から、「自分には可能性がある」と信じることで、上手くいくかどうかはわからないけれど、新しいことに挑戦する勇気を得ました。
このままで終わらないという気持ちが強くなり、自分が人生の主役であると再認識できたのは、この本から得られた一つの宝かもしれません。
次に読む予定の本は『7つの習慣』です。
モチベーションに依存せず、習慣化することで挫折しないマインドを構築したいと考えています。
そのために、その辺のことを詳しく、理解できるように学びたいと思っています。