長崎県にお住いの33歳の女性(主婦)が2023年8月頃に読んだ『気持ちが「ほっ」とゆるまる心理学』のレビューをご紹介します。
本書の概要や内容をわかりやすく要約し、まとめているので、書籍から学んだことや感想、評価や口コミが気になる方は参考にしてください。
目次
『気持ちが「ほっ」とゆるまる心理学』を購入したきっかけ
以前から心理学に関心を持っていたときのことです。
日常生活を送っていると、モヤモヤを感じることや不安を抱くことは誰もが経験するのではないかと思います。
そんなとき、心理学の視点から解決策が見つかるのではないかと考えたのです。
書店でこの本を見つけたとき、表紙のイラストが愛らしくて、ほっこりする気持ちになりました。
表紙だけでなく、心にうまく折り合いをつける方法を知りたいという思いから、この本を手に取ることにしました。
『気持ちが「ほっ」とゆるむ心理学』の概要
心に折り合いをつけながら生きていくためには、焦らず、気にしない、深刻になることを避けることが重要です。
心がざわつくとき、人は慌てがちですが、これでは心が疲れてしまいます。
危険を「感知する」ことは大切ですが、「感知しすぎる」ことは問題です。
何事も気にしすぎないことが、この本のポイントであり、基本的な姿勢です。
悩みがちな人向けに、気持ちが「ほっ」とゆるむ心理学を紹介します。
基本情報
- 著者:内藤誼人
- ISBN:9784837930167
- 出版社:三笠書房
- 判型:文庫
- ページ数:240ページ
- 定価:720円(本体)
- 発行年月日:2022年06月
- 発売日:2022年06月30日
- 国際分類コード【Thema(シーマ)】:VSP
『気持ちが「ほっ」とゆるまる心理学』のYouTube(ユーチューブ)
『気持ちが「ほっ」とゆるまる心理学』についてYouTube(ユーチューブ)でわかりやすく解説した動画が存在するか調べてみました。
残念ながら、本書を詳しく紹介しているYouTubeチャンネルは見つかりませんでした。
そのため、本ブログにて要点をまとめて伝えられればと考えています。
『気持ちが「ほっ」とゆるまる心理学』から学んだことの要約とまとめ
『気持ちが「ほっ」とゆるまる心理学』から学んだ要点を3つ抽出しました。
学んだこと
- 前向きでいられる人になるためのポイント
- すり減らない生き方のコツ
- 心がゆるむ習慣
どうしても気を使ってしまい、心が疲れやすい方々に、心を軽くし、気楽に生活できる方法を紹介している本です。
生きていると心がざわつくことや、ストレスを感じることは避けられませんが、それを全くなくして生活するのは現実的に難しいものです。
そうした場合、ストレスや心のモヤモヤを感じたときに、うまく対処する技術が必要となります。
この本では、自身をすり減らさずに生活するアドバイスや、より快適な日常生活を送るコツが提供されています。
前向きでいられる人になるためのポイント
私たちが抱える悩みのほとんどは、自力で解消可能です。
悩みにより心が圧迫されてしまった場合でも、心を解放することは可能です。
前向きな人になるためのポイントは、やり遂げられそうなものを自分で選択することが重要です。
まずは、声を出して話すことです。
楽し気な声を出すと、気分が明るくなることが心理学の実験でも確認されています。
また、声だけでなく、表情にもフィードバック効果が現れます。
ストレスを感じたとき、その場で笑うと、ストレス耐性が上がるのです。
すり減らない生き方のコツ
物事を明るく捉える人を「オプティミスト」(楽観主義者)、否定的に捉える人を「ペシミスト」(悲観主義者)と呼びます。
一般的にはオプティミストの方が肯定的に評価されますが、「戦略的ペシミスト」になることをおすすめします。
これは、あまり期待しないことです。
そうすることで失望することを防ぎ、期待を超える成果が得られた場合、より大きな喜びを感じることができます。
そういう意味では、最初から低い目標を掲げることも心を守るためには重要です。
心がゆるむ習慣
ある研究結果によれば、運動をすることが抗うつ薬の服用よりも効果的であったとの報告があります。
身体を動かすことにより、心が晴れやかになり、うつ病になりにくい体質になるでしょう。
また、心の健康を整えたい場合、栄養バランスの整った生活を心がける必要があります。
私たちの心は、栄養状態により大きく影響を受けるからです。
さらに、楽しい出来事や思い出は何度でも思い起こすことが良いとされています。
それは、楽しい思い出と期待感で自分自身を褒めると、日々の生活でもワクワクする気持ちをキープできるからです。
『気持ちが「ほっ」とゆるまる心理学』の感想
本書では、心をゆるめて楽に生きる方法が多数紹介されています。
実際の心理学実験に基づいた理論が示されているため、非常に参考になりました。
日光には心を安定させる効果があると記述されています。
日光だけでなく、部屋の照明にも同様の効果があるとされているのです。
将来の展望を考える際には、明るい部屋で取り組みたいと感じました。
時折モヤモヤしたり、不安を感じたりすることがありますが、自分自身を無理に追い込んでいるような印象を持ちました。
この本を参考にして、心を意識的にゆるめ、穏やかに過ごしていきたいと思います。
『気持ちが「ほっ」とゆるまる心理学』の評価や口コミ
他の方が『気持ちが「ほっ」とゆるまる心理学』を読んでどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。
残念ながらTwitterやAmazonでは参考になる口コミはみつけられなかったため、本ブログを参考にしてもらえればと思います。
みなさん本書を読んで学んだことが多いみたいですね!
おわりに
この本を読み、活用したいと思ったところは自分のことを「他人ごと」として捉えることです。
悲しいことがあった際、その出来事を「まあ、こういうことは誰にでも起こり得ること」と客観視すると、あまり落ち込まないことが理解できました。
誰もが自身の身に起きた困難な出来事に対しては、深い苦しみを感じるものです。
しかし、他人に起きた出来事に対してはそれほど苦痛に感じません。
何かが起きたときに、「自分が幽霊になったかのように上空から自分自身を見下ろす場面」をイメージし、落ち着いて客観視してみるつもりです。
次に読む予定の本は『アドラー流 自分らしく生きる心理学』です。
同じ著者がアドラーの観点に基づいてどのように心理学について説明しているのかを学びたいと思います。