愛知県にお住いの37歳女性(パート:品出し)が2023年1月頃に「Amazonプライム」で見た映画『君の名前で僕を呼んで』のレビューをご紹介します。
映画を見た感想や見どころをネタバレ覚悟で解説しておりますので、映画を見る前に面白いのか知りたい方、評価や口コミが気になっている方は参考にしてください。
目次
映画『君の名前で僕を呼んで』を見ようと思ったきっかけ
ずっと気になっていた映画でした。
しかし、子育て中や仕事などで簡単に映画館に行くこともできず、DVDを借りてもしっかり時間をとってみる時間がなかったので忘れていました。
そんな時、自分の環境の変化がこの先ある予定で、心も不安定になり、とてつもなく泣きたい衝動に駆られて、Amazonで映画を見ようと思いました。
そこで無料配信であるのを知って、ちょうど子供たちがいない時に仕事も休みだったので思い切ってみることにしました。
映画『君の名前で僕を呼んで』の内容
バケーションを過ごすためにやってきた父の教え子の大学院生の男性と、避暑地で暮らす少年が一夏の恋に落ちる話です。
少年の自分の性の気づきと葛藤、素直さ、大学院生の自制と欲望との対峙、少年の両親の、少年への愛など、いろんな角度からの愛情表現を感じることができます。
大学院生と少年がひかれあい、お互いに愛を確かめ合っていく中で、お互いいつかは離れることはわかっていながらも、惹かれ合う気持ちを抑えきれない欲望が綺麗に描かれています。
作品情報
- ジャンル:ラブロマンス 青春 ドラマ
- 製作国:イタリア フランス ブラジル アメリカ
- 製作年:2017
- 公開年月日:2018年4月27日
- 上映時間:132分
- 配給:ファントム・フィルム
- 公式サイト:http://cmbyn-movie.jp/
映画『君の名前で僕を呼んで』の見どころをネタバレ覚悟で解説
私がネタバレ覚悟で解説したい映画『君の名前で僕を呼んで』の見どころは大きく3つです。
この映画の見どころ
- エリオ
- オリバー
- 父親
エリオ
エリオは避暑地に住む17歳の少年です。
この子がまたまず可愛いです。
17歳という性に興味を持つ時期に、父が連れてきた大学院生になぜか惹かれる不思議を感じて葛藤していく姿がなんとも可愛いのです。
大学院生のことを気にしながらも、17歳ながらの性生活もあり、欲望と感情がうまくまとまらない難しさに苦しむ姿も、なんとなくわかる気もしました。
エリオの美しい姿もですが、焦ったくもまだまだ子供で合ってほしい思いと、いろんな感情が出てきてしまいました。
オリバー
大学院の教授に連れられて、夏を過ごしにきた大学院生オリバーは、最初はとても、嫌なやつだな。
と思わせるところもありました。
でも、エリオへの感情を押し殺すために、自分を自制しないといけないもどかしさや葛藤はとても心苦しく、純粋に早く気持ちを伝え合ってほしいと応援させられました。
でも最後に、やっぱりそうなってしまうんだ。
という悲しさが、オリバーへの憎しみと、でもそれ以上の愛情をエリオから感じ、オリバーも苦しんでいるんだ、と納得せざる得なかったです。
父親
大学院で教授をしているエリオの父親は、遠くから息子をどっしり見守る、とてもいい親だなと思いました。
エリオの気持ちを最初からわかっており、オリバーの気持ちにも気づいて、でもなお何も言わずに見守るなんて、なんて心も大きな人なんだろうと共に、この父親は、もともとこの2人が惹かれ合うのをわかってオリバーを連れてきたんじゃないかとも考えてしまいました。
最後にエリオにかける言葉も、自分に言われているようでそこで号泣しました。
映画『君の名前で僕を呼んで』を見終わった感想
見終わってすぐに感じたことは、我慢しなくたっていいんだ!ということでした。
感情は出せばいいし、それを周りがとやかく言うことはあっても、それは自分をちゃんと理解していない人の言葉なんだと思いました。
必ずどこかに自分を理解をしてくれる人がいるわけだし、我慢して人生を棒に振ることは勿体無いと思いました。
また、エリオとオリバーみたいに、純粋にがむしゃらに惹かれあって、苦しむ恋愛をしたいなと羨ましく思いました。
映画『君の名前で僕を呼んで』で印象に残った名言
私が映画『君の名前で僕を呼んで』を見て特に印象に残った名言です。
「父親」のセリフ
心と身体は一度しか経験できない
映画『君の名前で僕を呼んで』の評価や口コミ
他の方が映画『君の名前で僕を呼んで』を見てどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。
映画紹介マンガ
【君の名前で僕を呼んで】 pic.twitter.com/Tp538Oztjj— 大友しゅうま (@ranpan21) May 1, 2023
「君の名前で僕を呼んで」が明日からNetflixで配信開始.......
まだ観てない人も、何回も観てる人も絶対観るべき。
イタリアの小さな街が舞台の脆くて美しい物語🌿瞬く間に終わってしまう小さな恋。
世界一美しい映画だと思う......
圧倒的美少年なティモシーが見れるからこれで沼る人も増えるはず。 pic.twitter.com/Aiw7PBvAid— hané (@__hane_filmusic) April 14, 2023
‘Big Boys’ 調べてみると本当に面白そう。監督曰く「主人公が細くて白くて誰が見ても魅力的な『Love, サイモン 17歳の告白』や『君の名前で僕を呼んで』に自分の経験は反映されてない」と。レインボーリールみたいな映画祭で上映されないかなあ…。https://t.co/5pqQLjAT1i pic.twitter.com/ITze3Zp5lY
— sail (@hysknttnkk) June 21, 2023
ティモシー・シャラメ特集上映がテアトル新宿で、映画『君の名前で僕を呼んで』などオールナイト上映
※画像は上映作品より引用 - https://t.co/Ax7bDjBaYN pic.twitter.com/vXjUUa2kjp
— Fashion Press (@fashionpressnet) June 30, 2023
社会を変えるきっかけとなった驚愕の事件の映画化、ということで”甘酸っぱいロマンス”で終わる映画ではなさそう。『君の名前で僕を呼んで』のルカ・グァダニーノ監督も絶賛ということで非常に楽しみ。11/23公開。pic.twitter.com/ErG4zHkGz9
— ISO (@iso_zin_) August 24, 2023
映画観てから読んだので更に充実
Amazonの口コミ
こんな美しい映画が数年以内に上映されていたとは!!クラシック映画信仰を見直さなければ!!映画館でも観ておきたかった。主人公とその両親の関係がとにかく良い。ラストは悲しいがある意味ハッピーエンド。鑑賞後反芻するも、ピンク色のため息しか出ない。
Amazonの口コミ
ティモシー・シャラメの「レイニーデイin NY」を見て、弾き語りのシーンを検索して見ていたら、関連動画で「君の名前で僕を呼んで」が始まった。シャラメとアーミー・ハマーの美しさ、北イタリアの夏の景色、古い洋館、メロディアスな音楽。あっという間に魅了され、動画配信サイトでもみて、さらに念のため、DVDを購入。美しさとは惹きつける力だ。二人の一挙手一投足に目が奪われる。ラストは悲しいのだが、こんな筈はないと原作をAmazon で購入して読んだ。諸事情で続編は映画化されそうにないが、アーミーとティミーの魅力がぎっしり詰まった1983年夏の恋は、何度みても心揺さぶられる。
Amazonの口コミ
象徴的な、紀元前ギリシャの裸体彫刻の数々、イタリア避暑地の日射しと熱、アメリカからのハンサムな青年、音楽に造詣が深い、イタリアの美少年。全てが夢の中のような美しさ。恋心を自覚して、初めて想いを遠回しに告げるシーンで流れる、ラヴェルの組曲「鏡」の「洋上の小舟」、最後に、突然恋が終わって傷心の息子に父が、「心の痛みを葬るな」と語るすてきなシーンで流れるラヴェルのマ・メール・ロワ。ピアノを得意とする、という設定の主人公らしく、効果的なピアノのBGMがあちこちで流れて、ますます美しさに拍車がかかります。惜しむらくは、その主人公がピアノを演奏するシーン。「いや、リストがバッハを演奏したら、そんな風な曲にはならないぞ~」と思わず突っ込みたくなるレベル。俳優本人が弾くので、難しいんですが、主人公は、いずれピアノが認められてそれが仕事になっていく設定だと思うので、手だけ吹き替えとか、無理だったのかなあ?と思っちゃいました。ラヴェル、まともに演奏してたら、魅力倍増でしたね。美少年エリオ。
Amazonの口コミ
「素晴らしい!」をいくら連呼しても足りない作品だけれど、そんな屋上屋を架すようなレビューを今さら書いても仕方ないので、ここでは特典や裏話的なことについて触れておこう。ブルーレイ(DVDもだと思うけど)の特典には、音声としてキャストコメンタリー、映像として会見映像(25分)、メイキング(10分)、“ミステリー・オブ・ラブ”ミュージック・ビデオ(4分)、予告編集(4分)が付いている。キャストコメンタリーを担当しているのは、主演のティモシー・シャラメと、父親のパールマン教授役のマイケル・スタールバーグ。当たり前だけど、そこでは撮影秘話がいろいろ語られるわけだが、へえと思ったのは、エリオとオリヴァーが草むらに寝転がっている美しいシーンは、ジェームズ・アイヴォリー監督の『モーリス』へのオマージュだということだ。言われてみれば、確かに構図や光の加減がよく似ている。撮影を担当したのは、サヨムプー・ムックディプローム。誰それ? という感じだが、『アタック・ナンバーハーフ』や『ブンミおじさんの森』といったタイ映画を撮ったのち、ルカ・グァダニーノ監督と組んで本作や、話題になったリメイク版の『サスペリア』を撮った、タイ人の撮影監督だ。アジア映画も大好きな僕から見ると、なんだかものすごく不思議なキャリアの人だなあという気がして仕方がない。ちなみに、撮影はフィルムで行われたそうだ。あえて感光した映像を使ったり、ピン送りをずらしてフワッとした印象を持たせたり、といったこともわざとしているという。単に北イタリアの自然やロケーションが素晴らしいだけでなく、そういう映像的な工夫も相まって、こういう印象的な美しい作品が完成したのだろう。余談だが、エンドロールでなぜか「ビル・パクストンの思い出に」というクレジットが入るのは、撮影中の現場に彼が訪ねて来てくれたからだそうだ。それにしても唐突な気がするが、「ともていい人だった」とティモシーくんはコメントしている。続きを読む
Amazonの口コミ
みなさんの映画を見た感想が面白いですね!
おわりに
私が映画『君の名前で僕を呼んで』を見た感想や見どころをネタバレ覚悟で解説してきましたが、「面白い」と感じられた方はぜひ見てください。
次に見たいと思っている映画は『書店主フィクリーのものがたり』です。