兵庫県にお住いの49歳男性(メーカー系(電気・電子・機械系):宣伝広報)が2022年11月頃に読んだ『人間中心の経営哲学: 私が松下幸之助に学んだこと』のレビューをご紹介します。
本書の概要や内容をわかりやすく要約してまとめておりますので、書籍を読んで学んだことや感想、評価や口コミが気になっている方は参考にしてください。
目次
『人間中心の経営哲学: 私が松下幸之助に学んだこと』を購入したきっかけ
もともと松下幸之助が大好きで、様々な書籍を読んでいました。
そんな中で、松下幸之助の意思を継ぐ、歴代社長にも興味を抱くことになり、谷井昭雄社長についても興味があったので、書籍を出版されたことを知り、購入して読んだ次第です。
どのような思いで経営に当たっていたのか、そして松下幸之助の意思はどのように引き継がれていったのかを少しでも知ることができるのではないかと思ったからです。
経営哲学が時代を超えても変わらないものかどうかを感じることができればと思った次第です。
『人間中心の経営哲学: 私が松下幸之助に学んだこと』の概要
現在のパナソニックにあたる松下電器で、谷井社長がどのように経営を実践していたか、松下幸之助の思いを引き継ぎ経営のコツをどのように活かしていたか、様々な苦しい場面で決断をするにあたって重要な事はどんなことかなどが描かれています。
何よりも、日本の今の姿や、これからの日本の行く末を気にかけているところも、日本を代表する企業の経営者だったと言うことがよくわかりました。
節々に松下幸之助の思いが現れてきています。
『人間中心の経営哲学: 私が松下幸之助に学んだこと』の基本情報
基本情報
- 出版社:コスモ教育出版
- 著者:谷井 昭雄
- 定価:本体1,800円+税
- 発行年月:2022年07月25日
- ページ数:206ページ
- ISBN:978-4-904026-45-8
- 言語:日本語
- 公式サイト:https://cosmo-book.com/products/detail/360
『人間中心の経営哲学: 私が松下幸之助に学んだこと』の目次
目次
- 【第1章】 困難な時代に求められるリーダーの条件
- 【第2章】 勝ち残る経営
- 【第3章】 失敗を怖れないこと
- 【第4章】 松下幸之助の経営力
- 【第5章】 「経営のコツここなりと気づいた価値は百万両」
『人間中心の経営哲学: 私が松下幸之助に学んだこと』のYouTube(ユーチューブ)
『人間中心の経営哲学: 私が松下幸之助に学んだこと』についてYouTube(ユーチューブ)でわかりやすく解説してくれている動画がないか調べてみました。
残念ながら本書を紹介しているYouTubeチャンネルはなかったため、本ブログにて要点をまとめてお伝えできればと思います。
『人間中心の経営哲学: 私が松下幸之助に学んだこと』から学んだことの要約とまとめ
『人間中心の経営哲学: 私が松下幸之助に学んだこと』から私が学んだポイントは大きく3つの内容です。
私が学んだこと
- リーダーの条件とは
- どんな時代でも、勝ち残る企業の経営の進め方
- 人材育成について
若い経営者やビジネスマンに読んでもらいたい一冊です。
どうしても昭和の経営者の話を真に受けて、本当にそれが正しいのかどうかを疑問に感じるところだと言う方々が多いと思います。
しかしながら、その思いを引き継いで、経営を行ってきた方々がどのように成功し、どのように時代に引き継ごうとしていたのかをわかりやすく、実践の中で記載してくれているからです。
成功事例だけではなく、M&Aの失敗なども記載されているので参考になりやすいと思います。
リーダーの条件とは
谷井さんが考えるリーダーの条件をわかりやすい事例から、紹介しています。
もちろんのことながら、そこには松下幸之助の思いが引き継がれており、困難な時にどのように対峙すべきか、そして会社は社会の講義であるので、自らの野心だけで経営をするのではなく、どのようにして社会のために役立つかと言うことを判断基準にすべきこと、この辺をわかりやすく記載しています。
時代を超えて共通の考え方だと言うこともよくわかるような気がします。
どんな時代でも、勝ち残る企業の経営の進め方
社会背景や技術は大きく変わっていって、企業は勝ち残ることが非常に難しい時代がやってくるかもしれません。
しかしながら、どんな困難であっても、それをプラスに変えていく経営者の考え方、時代に合わせた経営手法があれば、間違いなく切り抜けることができると言う実践事例を数多く紹介してくれています。
ここにも松下幸之助の思いが引き継がれており、経営理念を引き継ぐことで、実際にどれだけ役に立つかと言うことが大きく記載されているのがポイントだと思います。
人材育成について
企業経営には、何よりも人材育成が大事であり、人材を大事にする企業こそが永続すると言うことが記載されています。
ここにもまた松下幸之助の考え方が大きく反映されており、谷さんも松下幸之助の人材育成について学ぶところがあり、自分自身も参考にしたと明確に述べています。
さらにどのように人材育成を行っていくか、具体的に自らが事業を進める中で、学んだことや、反省、材料なども記載し、後の経営者に伝えようとしている姿がよくわかります。
『人間中心の経営哲学: 私が松下幸之助に学んだこと』の感想
私自身、松下幸之助の事はよく勉強していましたが、歴代社長も松下電機、そしてパナソニックはきちんと松下幸之助の考え方を引き継いで、経営を行っているからこそ、100周年を迎えるような企業になったのだということがわかりました。
単純なバイブルだけではなく、経営理念をどう実践するのか、具体的な事例の中で谷井さんが紹介してくれているので、それがよくわかります。
そして、その立場立場によって経営理念を捉え方が違うこともわかりました。
『人間中心の経営哲学: 私が松下幸之助に学んだこと』の評価や口コミ
他の方が『人間中心の経営哲学: 私が松下幸之助に学んだこと』を読んでどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。
#谷井昭雄『#人間中心の経営哲学』#読了。
松下電器(現・パナソニック)の4代目社長を務め、創業者・松下幸之助より薫陶を受けた著者が、経営者としての歩みを振り返る一冊である。幸之助の人間味あふれる実像が随所で語られ、松下経営哲学の真髄が綴られる。https://t.co/iK6xRpnPK1 @amazonJP
— 前原政之@ライター歴35年 (@gethigh316) August 30, 2022
みなさん本書を読んで学んだことが多いみたいですね!
おわりに
自分自身がこれから様々な組織で仕事をしていくこと、どのような困難にぶち当たるかも分かりませんが、基本に立ち返ることが大事であり、人は信じてこそついてくる、さらにこんなの時こそチャンスと捉えて前向きに頑張っていこうとすれば、間違いなくプラスに働くと言う自信を得ることができました。
そして古い考え方ではなく、あくまでも古いものも現在にいけるのだと確信を持って仕事をすることができると思います。
若い方々にも伝えていきたいと感じる次第です。