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書籍のレビュー

【書評】『人生の教養が身につく名言集』のレビュー!書籍を読んだ感想は「書名の通り、様々な教養が身につく楽しめる味わえる良著」

神奈川県にお住いの37歳男性(クラウドワーカー)が2023年1月頃に読んだ『人生の教養が身につく名言集』のレビューをご紹介します。

本書の概要や内容をわかりやすく要約してまとめておりますので、書籍を読んで学んだことや感想、評価や口コミが気になっている方は参考にしてください。

この本から学べるポイント

  • なぜ2000年前から顕著な文明の発達が始まったのか
  • 悩み抜いた後ならコインの表裏で決めて良い
  • 99%の人間は左遷される

『人生の教養が身につく名言集』を購入したきっかけ

本書では、人生の教養が身につくとうたわれていますが、この手の本は数も多いので、ぱっと見ただけではそこまで興味は抱きませんでした。

しかし、著者の出口治明さんが最近出番の多い人気のある著者であった事と、インターネットの書籍売り場で評価が高かったため、どのような本なのだろうか、と興味を抱き、読んでみる事にしました。

こういった教養を論じる本は似たような内容のものが多いのですが、この本はレビューの数が飛び抜けて多かったので、これはヒット作に違いないと思い、購入して読んでみようと思うようになりました。

『人生の教養が身につく名言集』の概要

著者が色々な本を読んできた中で得た知見を披露してくれていて、面白い例が数々あるのですが、例えば、マルティン・ブーバー氏の言葉などは良いと思いました。

ブーバー氏の思想を一言で言うと、自分という存在を、目の前の現実との関係性の中から捉えようとする事だ、と著者は言います。

普通、哲学は自己の内面を見つめるものですが、そうではなく周りの人々との関係性の中から自分を探っていく、というのがブーバー流の考えで、これは面白いなと思いました。

自分が見つめる自分は時として偏見に満ちていますが、他人が見つめる自分は、正確正答な評価です。

そして、周りとの関係、家族の関係、友人関係、恋人との関係、そういった人間同士のきずなといった所から、人の生とは何だろうか、という事が見えてくる、とブーバー氏は言います。

確かに、どれだけ知性を磨いても、周囲との人間関係がボロボロだと、それは充実した人生なのか、と疑問に思ってしまいますし、周囲と仲良く楽しく過ごす事が、あるいは人生で一番大切な事なのかもしれない、と思わせてくれるような良い哲学だと思いました。

『人生の教養が身につく名言集』の基本情報

基本情報

『人生の教養が身につく名言集』の目次

目次

  • 1章 人生について考えが深まる名言集
  • 2章 人間関係の心得を教えてくれる名言集
  • 3章 読むだけで「考える力」がつく名言集
  • 4章 より賢く生きるための名言集
  • 5章 「仕事の極意」を教えてくれる名言集
  • 6章 「生きる知恵」を教えてくれる名言集

『人生の教養が身につく名言集』のYouTube(ユーチューブ)

『人生の教養が身につく名言集』についてYouTube(ユーチューブ)でわかりやすく解説してくれている動画がないか調べてみました。

「ビジネス心理学チャンネル」の「【仕事で使える】『人生の教養が身につく名言集』を10分で要約」がわかりやすくまとめられていたので、動画で見たい方はおすすめです。

『人生の教養が身につく名言集』から学んだことの要約とまとめ

『人生の教養が身につく名言集』から私が学んだポイントは大きく3つの内容です。

私が学んだこと

  • なぜ2000年前から顕著な文明の発達が始まったのか
  • 悩み抜いた後ならコインの表裏で決めて良い
  • 99%の人間は左遷される

著者によると、人間は相手の言葉ではなく、その行動を見る、と言います。

そして、自分のためにどれくらい時間を使い、行動してくれるかで、その相手の本気度や愛情が分かるというのです。

確かに、言葉だけの愛情よりも、花を買って渡す、誕生日に食事に誘う、といった行動を取れる人の方が、愛情が言葉から行動へと発展していて伝わりやすいのではないか、と思います。

また、自分が窮地に陥っている時、手助けをしてくれる、近寄ってきて助けてくれる、といったように、行動で示してくれる方がいると、この人は本当の友達だなと思えるような気がします。

英語の諺に、まさかの時の友は、本当の友(A friend in need is a friend indeed.)というものがありますが、これも行動するという事に焦点を当てた諺だと解釈する事もできるのではないでしょうか。

このように、自分以外の誰かのために行動できる方は人として素晴らしいのではないか、と思いますし、私自身そうなりたいと思いました。

なぜ2000年前から顕著な文明の発達が始まったのか

人間の脳は、1万3000年前から進化していないそうです。

では、なぜ1万3000年前に自動車が発明され、テレビが存在し、飛行機が飛び回る社会ができなかったのでしょうか。

基本的に、頭の良さが同じなら、将棋や囲碁をしても、同じ強さを発揮する事ができるのではないか、と思います。

しかし、そこに文明の積み重ねがあるかないかで、同じ頭脳を持った生き物の社会も大きく変わってくるのではないかと思います。

人間は、言葉で情報を蓄積する事によって、単なる車を自動車に仕立て上げ、鳥人間の発想から発展して翼をもつ飛行機をつくり、人をテレビという情報で表示する手法を築き上げました。

1万3000年前の人類も同じことが出来たはずなのですが、なぜできなかったのか、文明が2000年前頃からしか発展してこなったのはなぜなのか、その1万1000年の間の空白には、何があったのか、考えれば考えるほど、面白い部分があると思います。

悩み抜いた後ならコインの表裏で決めて良い

著者によると、人生が80年として、その中で経験できる事などたかが知れていると言います。

だからこそ、愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ、という言葉も存在します。

しかし私個人の感想だと、自分の知らない知識よりも、実際に体験した知識の方が肌身に沁みているので理解の度合いが深いですし、人生とは経験の積み重ねとして味わっていくものなのではないか、と思います。

そこに、自分の体験した事のない歴史上の知識があっても、それを参考にする事はできても、真に理解する事はできないのではないかと思いました。

そして著者は、歴史を参考にしても、体験を通して考えても、判断が付かない時は、10円玉の表裏で決めてしまえばいいと言います。

悩んで悩んで答えが出ないという事は、結局どちらでも良いというレベルなのだ、と著者は指摘しており、どちらに転んでも大差はない、と言います。

10円玉の表裏で決めて間違ったらそこからやり直せばいい、それだけの事だというのは、確かにその通りだなと思い、納得してしまいましたし、良い意見だと思いました。

99%の人間は左遷される

左遷されると言うと、マイナスのイメージや能無しといったイメージがありますが、著者は、左遷されないで社長になる人は5年に1人くらいであり、それ以外の社員は全て左遷されるのだ、と主張します。

つまり、会社員は左遷されるのが当たり前なのであり、圧倒的多数が左遷されるのが会社というピラミッド構造の基本的性質なのだ、と喝破します。

これなどは、読んでいて納得できる腑に落ちる話だな、と思いました。

「君主論」を書いたマキャベリも左遷されて執筆活動を行っていますし、優れた人物でも左遷される事はある、左遷される事が当たり前、と思っていれば、実際に左遷された時も、自分は、全社員の中で最も優れた、たった1人の人物(社長)にはなれなかったのだなと思えば、そんな当たり前の事でそこまで悔しい思いをする事もない、という事に気付けるのではないかと思います。

自分と同じくらいの能力の人々が入社し、自分より優れた人がたくさんいる会社という組織の中で、左遷など当たり前というスタンスを取れると、人生も楽になるのではないか、と思いました。

『人生の教養が身につく名言集』の感想

動物はお腹いっぱいになると満足しますが、人間はそうではなく、精神的にも満たされる事を求め始める、と著者は言います。

自己実現の達成を求めて、自分の生きがいだったり、生きる意味だったり、そういったものを求め始めます。

著者によると、新約聖書でも「人の生くるはパンのみに由るにあらず」と記されていると述べられており、精神的な満足感は人間が生きていく上で必要な部分である、と言えそうです。

この事に自覚的になると、毎日の食べ物に困っておらず、衣食住は満たされているのに、生きている感覚がない、楽しみがない、そういった方々は、この精神的な満足感が満たされていないのではないかと思います。

最近では物質的に豊かになった社会で、人は何を求めて生きていけば良いのかと問われる事がありますが、仏教は、そこで心の平穏こそ必要な物であると解き明かし、豊かに過ごす方法を教えてくれています。

また、精神的に満足感を得たいのであれば、趣味に没頭するという方法もありますし、友人と飲みに行けば、それだけで気分爽快になります。

要は、自分は今精神的に満たされていないのだなという事に気付ければ、それを解決する方法を取る事ができるので、そこを追求していく事で、自分とは何か、自己実現のために何が必要か、といった難しいテーマを追求しなくても、精神的に満足できる何かを求めればいいのではないか、と思いました。

『人生の教養が身につく名言集』の評価や口コミ

他の方が『人生の教養が身につく名言集』を読んでどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。

みなさん本書を読んで学んだことが多いみたいですね!

おわりに

著者によると、著者の育った田舎で、毎朝、家の前と向こう三軒両隣の道を掃除しているおばあさんがいたそうです。

これなどは誰にでもできる行為ですが、誰もができる訳ではありません。

私など、家の前の清掃だけでも億劫で、掃除しようとも思いません。

このように、その人の良さといったものは、こういった頭の良さや身体能力の高さなどを離れた部分にも表れるのであり、そこには、大切にしていかなければならない要素が含まれているのではないか、と思いました。

このような部分から、自分が誰かのためにできる事はなんだろう、と考えてみると、毎日の通勤の道のゴミ拾いをする、といった事もありでしょう。

宮崎駿さんによると、自分が家の近くの掃除をしていると、そこから離れた部分は、同じようにその近辺の方々が掃除していて、町全体が綺麗な状態に保たれている、と言います。

このように、自分の良心は誰かの良心とつながっていて、町全体が好意の和で満たされているというのは、案外気付きにくい所ですが、実際に成し遂げられている事だと思います。

ボランティア活動に参加される方々はたくさんおられますし、そのような部分から、人としての存在意義、良心の表し方を模索していっても良いのではないか、と思いました。

次に読みたいと思っている本は『国際秩序 ヘンリー・キッシンジャー』です。

著者いわく、ヘンリー・キッシンジャーさんは、「世界の人間を理解するためには、地理と歴史を学んで、自分の足でその土地を歩いてみるしかない」と言ったそうです。

人間を理解するために、なぜ地理が出てくるのか、その点が興味深いと思いましたし、歴史の中に、その国の国民性のようなものが表れるのかな、と思い、その点も面白いと思いました。

そのような意味で、キッシンジャーさんの「国際秩序」は読んでみたいと思いましたし、そこから何が学べるのか、楽しみでもあります。







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