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書籍のレビュー

【書評】『脳は世界をどう見ているのか』のレビュー|書籍を読んだ感想は「脳について知ることには、未来が詰まっている」

千葉県にお住いの29歳女性(マスコミ系:フリーランスライター)が2023年12月頃に読んだ『脳は世界をどう見ているのか』のレビューをご紹介します。

本書の概要や内容をわかりやすく要約してまとめておりますので、書籍を読んで学んだことや感想、評価や口コミが気になっている方は参考にしてください。

この本から学べるポイント

  • 1000の脳理論とは
  • AIと人類の未来について
  • 人類の種の保存のシナリオ

『脳は世界をどう見ているのか』を購入したきっかけ

脳科学やAIについて興味を持っていたところ、書店で本書を見つけ、購入しました。

AIアートを彷彿とさせるような表紙、ストレートなタイトルに惹かれ、手に取りました。

私自身、脳科学や情報科学などを詳しく勉強したことはありませんが、自己理解・他者理解の糸口として、脳の仕組みを知ることは重要だと思っています。

また、AIの利活用は今後、生活に密接したトピックになると感じており、入門書となるような本を探していました。

本文の書き出しには「あなたの頭の中の細胞がこの言葉を読んでいる。

それがどれだけすごいことか、考えてほしい。

」とあります。

普段無意識のうちに、私の頭蓋骨の中で行われているのはどういったことなのか。

この書き出しに非常に興味を惹かれました。

初心者には少し難解な部分もありますが、初歩的なところから丁寧に書かれており、脳の謎が少しずつ紐解かれていく構成になっていて、飽きずに最後まで楽しんで読むことができました。

『脳は世界をどう見ているのか』の概要

この本に書かれていることは大きく分けて3つです。

まずは人の脳が世界をどう知覚、認識し、さまざまな判断を下し、体に指令を出しているかということについて。

「大脳新皮質は、皮質コラムと呼ばれる数千~数万個の構成単位からできている」という「1000の脳理論」に基づき、脳が世界をどう見ているのかを紐解きます。

2つ目に、AIは人間にとって脅威となる存在なのかということについてです。

筆者はAIは真に知的な存在ではなく、AI自体は人間の存在を脅かすものではないと結論付けます。

しかしこれは、AIが危険ではないということではありません。

AIが人間の悪意と結びつくことで脅威になる可能性は大いにあり、その危険性を十分に理解して正しく活用するため、強制力のある国際的な協定を結んで制御すべきだと結論付けています。

3つ目に、人間が絶滅から逃れるためにはどうしたらよいか、ということについてです。

知的機械の活用や宇宙進出など、様々なシナリオを提示し、どんな未来を選択するのが良いか議論をすることを呼びかけています。

そして最後に、人類のよりよい未来のためには、脳についての理解を深めることが不可欠だと結論付けます。

基本情報

  • 著:ジェフ・ホーキンス
  • 訳:大田 直子
  • ISBN:9784152101273
  • 出版社:早川書房
  • 判型:4-6
  • ページ数:328ページ
  • 定価:2600円(本体)
  • 発行年月日:2022年04月
  • 発売日:2022年04月20日
  • 国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VFD

『脳は世界をどう見ているのか』のYouTube(ユーチューブ)

『脳は世界をどう見ているのか』についてYouTube(ユーチューブ)でわかりやすく解説してくれている動画がないか調べてみました。

「シンプリィライフ」チャンネルが細かく解説してくれているので、本を読む時間がない方はこちらのYouTube(ユーチューブ)動画をおすすめします。

『脳は世界をどう見ているのか』から学んだことの要約とまとめ

『脳は世界をどう見ているのか』から私が学んだポイントは大きく3つの内容です。

私が学んだこと

  • 1000の脳理論とは
  • AIと人類の未来について
  • 人類の種の保存のシナリオ

最新の脳科学やAIについて、基礎的な理解を深められる本だと思います。

まず、自分の脳がどう働いているのか知ることは、自己理解を深める糸口として重要だと思います。

普段、自分で後から思い返して「どうしてあんな思考や行動をしてしまったのだろう」と思うようなことも、本の内容を踏まえて「これは脳のこういう働きによるものなのか」と自覚できるようになるので、個人的には内省が非常に楽になりました。

また、AIの利活用がどんどん広がっていますが、今後どのように活用していくべきか、社会全体の合意はできていない現状があります。

AIとはどういうものなのか知り、どう活用していくべきか考えるための、土台となる知識が得られると思います。

そして第3部に書かれた、人類の種の保存へのシナリオは、SF作品のように楽しんで読むこともできますが、筆者はいたって真剣です。

未来がどうなるか、私たちには分かりません。

でも、想像力を持って可能性を広げ、考えることは人間の優れた能力です。

より良い選択を子孫に残すためにも、脳についての理解を深めることは重要だと感じさせられました。

1000の脳理論とは

この本では、脳の進化から説明していきます。

最も古い脳は脊髄であり、その一方の端に脳幹ができ、小脳、中脳などができ、最も新しいのは大脳の新皮質。

新皮質があるのは哺乳類だけで、人間の新皮質はその中でも大きく、新皮質こそ知能を生み出す根源です。

大脳新皮質には「皮質コラム」と呼ばれる構成単位が数千~数万あり、その1つ1つが体の異なる部位と結び付き、異なる反応を示します。

そして、投票による「合意」によって1つの判断や指令を下しているという「1000の脳理論」を基に、脳の仕組みを詳しく、分かりやすく紐解きます。

AIと人類の未来について

近年AIの利活用が様々な分野で広がっていますが、どのように活用するべきか、社会全体としての合意はできていません。

「人間がAIを制御できなくなる」「AIが人間を脅かす存在になる」というような懸念もあります。

筆者はそういったAIについての根拠なき不安を払拭し、人類がAIによる恩恵を最大限に得るための考え方を詳しく説明します。

まず、AIは情報同士を結び付けているだけで、その情報の意味を理解しているわけではありません。

例えば、人間はネコの画像を見て、それが動物であることや、ネコ派の人とイヌ派の人がいること、鳴き声などを連想しますが、AIはそうではありません。

「ネコ」という文字列に関連する文字列や、類似した画像を呼び出しているだけです。

人間は世界について膨大な知識を持ち、無数の結びつきを理解しています。

それをAIで再現するには、膨大な量の情報をプログラムする必要があり、その方法を人類はまだ見つけていません。

筆者はその点を指摘し、AIが人間のような知性を持つことを否定しています。

人間がAIに組み込まない限り、AIが人間のような感情や衝動、欲望などを持つことはなく、AIが人間の脅威となる根本原因は、むしろ人間の悪意だと主張します。

その上で、AIが人間にとってリスクとなることを防ぐために、AIの仕組みや、考えられる危険性、AIをコントロールするための考え方などを詳しく説明していきます。

人類の種の保存のシナリオ

遠い未来、人類が地球に住めなくなったときどうするか。

SFなどで多く扱われてきたテーマです。

この本の最後では、人間の知能と脳の構造を切り口に、人間が長く生き残るための方法をいくつか提示しています。

例えば、脳とコンピューターを組み合わせて、肉体が無くなっても知性だけを残すこと。

それから、人間が蓄積してきた知識を宇宙に放ち、人間がいなくなっても知識が保存されるようにすること。

自律して動く知的ロボットを活用し、火星で生活できる環境を整え、移住すること。

それらが実現可能なことなのか、また、本当にそれが倫理的に正しいことなのか、物議を醸すことを承知の上で、筆者はいくつも選択肢を提示していきます。

そして、本当に良い選択をするためには、「人間にとって脳とは、知能とはどういう存在なのか」「人間の脳が持つ、人類が生存することを妨げるリスクとは」など、人間の脳や知能について理解を深めることが重要だと投げかけます。

『脳は世界をどう見ているのか』の感想

人は普段、いろいろなことを見聞きし、感じ、さまざまな思考を巡らせ、判断や行動をしています。

そして、それら全てに脳が関わっています。

この本を読んで、脳のはたらきが私たちに与える影響がいかに大きいかを強く感じました。

一方、私たちは脳のことをあまり知りません。

実際、この本に書かれている内容の多くは、ここ10年ほどで明らかになったもので、まだまだ分かっていないことも多くあります。

そして、脳について知ることは自分自身を知ることであり、自分自身の、そして人類の未来を考えるために、大切だということにも気付かされました。

脳についての最新研究が詳しく、順序立てて分かりやすく書かれているので、楽しみながら読むことができます。

脳について学ぶ重要性も感じることができるので、理解を深める入り口としておすすめです。

「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」という問いに、人間が長きにわたり向き合ってきたのはなぜか。

その問いが人類の未来にとってどのような意味を持つのか。

最後にはそういったことにも言及し、議論を私たちに託しています。

『脳は世界をどう見ているのか』の評価や口コミ

他の方が『脳は世界をどう見ているのか』を読んでどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。

みなさん本書を読んで学んだことが多いみたいですね!

おわりに

この本の中で特に、普段の生活で役立てることができるのは、脳の働きについての知識を自己理解や内省の場面で活かすことだと思います。

例えば、脳は周囲にあるものについて、それがどう動くか、自分の身体にどういう刺激をもたらすかなど、常に予測をしているといいます。

実際の動きと脳の予測が合っていればほとんど意識されることはありませんが、予測と違っている場合、脳はその方向に注意を向ける働きをします。

これを応用させて考えると、例えば周囲の人の行動や言動が自分の価値観や規範から逸れていると感じたとき、私の脳の予測からずれているということになるので、脳はそこに注意を向ける働きをします。

規範から逸れた行動が続く場合、脳は本来注意を向けたい対象に意識を向けられない状態が続き、それが不安やいらだちなどの感情として現れる、ということも考えられます。

つまり、直接的にその相手が自分に不利益をもたらすということはなくても、相手に不快感を持つことがある、ということです。

そういった脳の働きを自覚することで、自分の思考への理解を深めることができれば、自分の感情や思考を、上手くコントロールできて、社会生活を円滑に行うことにもつながるのではないでしょうか。

次に読みたいと思っている本は『利己的な遺伝子』です。

『脳は世界をどう見ているのか』の第3部では、人間が絶滅から逃れるため、肉体と知能を切り離して、知能だけを残すシナリオを積極的に提案しています。

人間の本質は遺伝子ではなく知能や知性だとし、「主要な原動力が知識の想像と普及である未来」を選択する方法をいくつか提示しています。

その議論の土台としているのが『利己的な遺伝子』つまり、生物が子孫を残そうとするのは、遺伝子が自らのコピーを残そうとしているからだ、という見方です。

『脳は世界をどう見ているのか』に限らず、生物学や哲学など多くの分野に大きな影響を与えた『利己的な遺伝子』をきちんと読んでおきたいと思いました。

突拍子もない話だと感じる私もいますが、これからの世の中を考えていく上で、避けては通れない本であるとも感じています。







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