宮城県にお住まいの38歳の女性(主婦)が、2023年4月頃に読まれた『目で見る方言』のレビューをご紹介いたします。
本書の概要や内容をわかりやすく要約し、まとめております。
書籍を読んで学び取ったことや感想、評価や口コミが気になっている方には参考になるかと思います。
目次
『目で見る方言』を購入したきっかけ
昔から日本の方言を調べるのが好きだったので、この本が目にとまりました。
表紙に鉛筆の写真と、「ときんときん」という文字が書かれていました。
どういう意味なのだろう?と興味が湧きました。
その時点で本をちょっとめくってみたところ、読みやすくて面白そうだったので購入を決めました。
その日は新幹線で実家に行く予定だったので、乗車中の暇つぶしにちょうど良いと思ったのです。
また、実家で父や母に読んでみれば面白いだろうとも考えました。
『目で見る方言』の概要
この書籍は、日本各地の方言を写真付きで紹介している本です。
1つの都道府県の方言が見開きで紹介されています。
左側には方言、右側にはその方言の様子を描写した写真が掲載されています。
そして、次のページには、その方言の由来や、その都道府県で使われる別の方言なども紹介されています。
写真付きで紹介されているので非常に分かりやすく、読みやすい書籍です。
同じ言葉でも地方によって全く違う呼び方がされていることもあり、新たな発見があると思います。
基本情報
- 著:岡部 敬史
- 写真:山出 高士
- ISBN:978-4-487-81629-3
- 定価1,430円(本体1,300円+税10%)
- 発売年月日:2023年03月14日
- ページ数:176
- 判型:A5変形
- 公式サイト:https://www.tokyo-shoseki.co.jp/books/81629/
『目で見る方言』のYouTube(ユーチューブ)
『目で見る方言』についてYouTube(ユーチューブ)でわかりやすく解説している動画がないか調べてみました。
残念ながら、この本を詳しく紹介しているYouTubeチャンネルは見つかりませんでした。
そのため、本ブログで要点をまとめてお伝えできればと思います。
『目で見る方言』から学んだことの要約とまとめ
『目で見る方言』から私が学んだポイントは大きく3つの内容です。
私が学んだこと
- 関西弁が標準語になっている
- 選び歌が地域によって全く違う
- じゃんけんの奥深さが分かる
この本は日本全国の様々な方言が紹介されています。
これを読めば、様々な相手と出身地トークで盛り上がることができると思います。
意外と東京にも方言があるので、どこの出身でも盛り上がれるはずです。
また、この本を読むことで、方言の面白さに気づくことができます。
なぜ、このような方言になったのかという由来についても記されているので、非常に勉強になります。
初対面の相手でも会話の気まづさが減ると思いますので、話題作りとしてもオススメの一冊です。
関西弁が標準語になっている
日本語の標準語には、実は関西弁がそのまま浸透しているものがあるということを知りました。
それを代表する言葉が「ど真ん中」です。
この真ん中の前にある「ど」は、強調するための接続語として関西では使われています。
例えば、どぎつい、どえらいなどもその例です。
しかしなぜか、ど真ん中だけは標準語として浸透しています。
一説には関西の野球解説者が、この言葉を話したことから普及したという話もあるようです。
この言葉のルーツを知ることで、より関西弁が好きになれると思います。
選び歌が地域によって全く違う
どちらにしようかと決める時に使う選び歌は、地域によって全く違うことが、この本で分かりました。
始まりは「天の神様の言うとおり」という地域が多いのですが、その先がまるでバラバラだったのです。
「あべべのべ」や「なのなのな」、「ぷっとこいて、ぷっぷっぷ」など実に様々な選び歌が存在していました。
そのため、この選び歌の話は、誰と話し合っても盛り上がる話題だと思います。
同じ地域でも遊んでいる友達が違うだけで、選び歌が変わっている場合もあるので、非常に興味深いです。
じゃんけんの奥深さが分かる
じゃんけんの奥深さについても、この本で初めて知りました。
日本で行うじゃんけんの方言についてはある程度知っていましたが、世界のじゃんけんについては全く知らなかったのです。
というのも、フランスではグー・チョキ・パーの他に、手をすぼめて筒状にする「井戸」という出し方がありました。
この4つの出し方で、じゃんけんの勝敗を決めるんだそうです。
じゃんけんが世界共通のルールだと思っていたので、この事実は私にとって衝撃でした。
『目で見る方言』の感想
最初から最後まで、とにかく面白かったです。
自身の出身地の言葉が掲載されているページを読むと、思わずうなづきながら嬉しい気持ちになってしまいました。
父や母に見せたときも喜んでいたので、方言は大きなコミュニケーションツールだと感じました。
日本人なら誰でも楽しめる内容で、この本を1冊持っておけば会話に困ることはないと思います。
他県の方言についてもたくさん学べました。
他県へ旅行に行った際には、その土地の方言も一緒に楽しむつもりです。
『目で見る方言』の評価や口コミ
他の方が『目で見る方言』を読んでどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。
残念ながらTwitterやAmazonで参考となるレビューがなかったため、本ブログを参考にしてもらえればと思います。
おわりに
人とのコミュニケーションの活性化に役立てることができると思います。
相手の出身地を聞くことができれば、そこから「こういう方言がありますよね?」と話が膨らむはずです。
また、「いっせーのせ」や「神様の言うとおり」などの地域色豊かな言葉や選び歌も、地域によって様々なことが分かったのです。
これにより、みんなで盛り上がれそうだと感じました。
これらは特に、年代関係なく違いが顕著に出てくると思います。
だからこそ、大勢集まった時のコミュニケーションツールとして活用してみたいと思います。
次に読みたい本は『東南アジア式 「まあいっか」で楽に生きる本』です。
ストレスを溜めずに生きる方法を知りたいと思います。