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書籍のレビュー

【書評】『ポール・マッカートニー作曲術』のレビュー!書籍を読んだ感想は「ポール・マッカートニーは総合天才」

神奈川県に在住の67歳男性(クリエイティブ系:コピーライター)が2022年10月頃に読んだ『ポール・マッカートニー作曲術』のレビューをご紹介いたします。

本書の概要や内容をわかりやすく要約し、まとめていますので、本書について学んだことや感想、評価や口コミが気になる方は参考にしてください。

この本から学べるポイント

  • 音楽のプロフェッショナルである著者の視点
  • 著者の情熱とエネルギー
  • メロディラインだけでなく、その背後にある理論を理解する

『ポール・マッカートニー作曲術』を購入したきっかけ

ある配信プラットフォームで配信された「ポール・マッカートニー1・2・3」を視聴したときに、ポールの作曲術の細部までの緻密さに驚きました。

そのため、ポールが創った曲について学びたいと思いました。

世の中には多くのビートルズ関連の作曲本が出ています。

しかし、内容が専門的すぎるものや、すでに知っている知識ばかりであったりしたため、なかなか手が伸びませんでした。

それに対して、この本は視点、アングル、アプローチが全く違うため、初心者の私でも興味が湧き、購入することにしました。

『ポール・マッカートニー作曲術』の概要

『ポール・マッカートニー作曲術』は、天才的なソングライターとして、そして史上最高のロックバンドと言われるビートルズの中心的存在であったポール・マッカートニーの曲作りのテクニックをまとめた書籍です。

著者は野口義修さんで、一般的にはあまり知られていない業界人の方です。

一人でブログなどにて音楽論を展開している方のようです。

そのため、著名な業界人が書いたファン向けの楽曲解説本や、ビートルズに関する知識本、雑学本などのバラエティに富んだ本とは一線を画しています。

それが素晴らしい部分です。

純粋に、そして真摯に、ポールの曲の構成やメロディの制作手法、作詞術に焦点を当てています。

基本情報

  • 著者:野口 義修
  • ISBN:9784636978384
  • 出版社:ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス
  • 判型:A5
  • ページ数:256ページ
  • 定価:1800円(本体)
  • 発行年月日:2023年10月
  • 発売日:2023年10月25日

『ポール・マッカートニー作曲術』のYouTube(ユーチューブ)

『ポール・マッカートニー作曲術』について、YouTube(ユーチューブ)で分かりやすく解説している動画を探してみました。

「ビートルズ大学 The Beatles University」チャンネルが詳しく解説していますので、本を読む時間がない方はこちらのYouTube(ユーチューブ)動画をおすすめします。

『ポール・マッカートニー作曲術』から学んだことの要約とまとめ

『ポール・マッカートニー作曲術』から私が学んだポイントは大きく3つの内容です。

私が学んだこと

  • 音楽のプロフェッショナルである著者
  • 著者の情熱とエントロピー
  • メロディラインだけでメロディを語らない

素晴らしいメロディや曲は、メロディが素晴らしいだけでは成立しないということです。

メロディに対するコードの付け方をはじめ、ベースラインとの関係、歌詞との関係、声質との関係にまで踏み込んで曲作りをすることが大切だということです。

そして、一つの曲を作るには、そうした多面的な視点が大切だということを学びました。

この本を熟読したからといって、ポール・マッカートニーのような曲が自分で作れるとは思いませんが、作りたい曲を作るための自己変革の力になることは確かです。

この本を読む前と読んだ後では、漠然とした気持ちではありますが、「作曲というものへの向き合い方」が変わったという感じがしています。

音楽のプロフェッショナルである著者

著者の野口義修のプロフィールを見ると、作曲家、編曲家、音楽プロデューサーであり、ポピュラー音楽の作詞、作曲指導をはじめ、音楽プロデューサーやディレクターとして数多くの作家やアーティストを育成してきた方のようです。

世に送り出したアーティストやヒット曲には、あみん「待つわ」、アラジン「完全無欠のロックンローラー」、雅夢「愛はかげろう」、伊藤敏博「さよなら模様」などがあります。

また、NHK『みんなのうた』や『おかあさんといっしょ』などにも楽曲を提供しています。

こうした音楽業界の裏方として活躍されている方が、それ以上にビートルズの大ファンであり、中でもポールの作曲に対する深い興味をもって焦点を当てた著書であることに意義があると思います。

著者の情熱とエントロピー

音楽、特にポピュラーミュージックをロジカルに分析することは、一種のリスクも持っています。

ポールの魔法の秘密を知る興奮もありますが、例えば手品の仕掛けが分かってしまうように、知りすぎて感動が薄れて熱が下がってしまうという問題も出てきます。

この本が素晴らしい点は、ビートルズ、あるいはビートルズ後のポール・マッカートニーの音楽が「どこがどのように素晴らしいのか」「どこで心を動かされるのか」といった分析を長年にわたって続け、その結果を一冊の本にまとめた著者の情熱に尽きます。

メロディラインだけでメロディを語らない

ポール・マッカートニーが優れたメロディメイカーであることは周知の事実ですが、この著者は単にメロディラインを創る才能だけを称賛しているのではありません。

素晴らしいメロディ、曲は、コードの付け方やベースライン、歌詞との関係、声質との関係にまで踏み込んで分析しています。

一つの曲を作るには、そうした多面的な視点が大切だと教えてくれていると感じています。

「ポールの七色の声」という表現は、自分も若い頃からそう呼んでいたのですが、この著者も同じ言葉を使っていて、「思った通りだ」という喜びを感じました。

恐らくビートルズをリアルタイムで聴いてきた世代の感覚が共通しているのかもしれません。

『ポール・マッカートニー作曲術』の感想

この著書は一気に読んで終了するものではないと思います。

ビートルズやポール・マッカートニーのCDを聴きながら、何度もページをめくってみてください。

自身でギターを弾きながら何度もページをめくり、和音の響きを確認してみてください。

現在興味がある曲のページを見に行ってみてください。

ページを行ったり来たりしながら、それまであまり好きではなかったポールの曲についても、だんだんと読み進めることで興味が深まります。

つまり、自身の音楽人生の傍らに、今後もずっと置いておきたいという、そんな著書になると思います。

『ポール・マッカートニー作曲術』の評価や口コミ

他の方が『ポール・マッカートニー作曲術』を読んでどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。

※Sir Paul McCartney氏は外国の爵位を持つ人物ですので、本来は「ポール卿」と呼ばせて頂き、敬語を使うところですが、この場では失礼して「ポール」で(笑)。オビの『ジョン・レノンには彼(筆者注:ポール)が必要だった』という惹句 - 恰もポールが「主」でジョンが「従」であったかのような印象を与え、とても気になったので、僭越ながらレビューを(勿論、拾い読みとはいえ、本書も拝読しました[笑])。【話題1:ジョンは「不要」だったのか?(笑)】まずお断りしておきますが、存命中のジョンの主義・主張や政治活動には、筆者は全く興味が無く(ジョンという一個の人間にとって、それらは「全く表面上のこと」に過ぎなかったと確信しているため)、そのような「人間性」という視座で2人を比べる意図は全くありません。また、歌詞を書く才能(言葉を操る能力)は誰が見てもジョンが上ですが、それについても触れません。ポールを貶める気は毛頭ないのですが(笑)、「ジョンが必要だった」理由を明らかにするのは至極簡単です(笑)。こう想像してみて下さい。仮にデビュー・アルバムからタイトル曲「Please please me」と「Ask me why」が欠。。。
Amazonの口コミ

私はギターを趣味で弾くのですが(楽譜は読めません)、ギターを手に取るとビートルズを無意識に弾き語りしてしまうような世の中には無数にいるであろう一般的音楽ファンです。ポップスの基本(?)であるダイアトニックの循環コードのメロディーを変化させた面白い曲なんかを弾くとワクワクする感覚が最近になってやっと体得できてきたようなレベルですが…。そんな中、ネット検索の横道でこの”ポールマッカートニー作曲術”というタイトルの本がひっかかり、とりあえず購入してみました。著者の野口義修氏という方はきちんとした音楽教育も受けて音楽界隈でも実績のある人物とのことですが、そういった立場の人物が、楽譜も読めないがセ。。。
Amazonの口コミ

【この本を面白くしている「著者」について】「ポプコン」「世界歌謡祭」などで、数多のアーティストを影で支え、育ててきた著者は、数多くの優秀なシンガーソングライターと共に日本の音楽シーンを築き上げてきた重要人物の一人。プロデューサー業と並行して数多の作詞作曲本(どれも版を重ねている名著ばかり)を世に送り出しており、どの本もダジャレや一捻りある気づき満載で、読者への思いやりで溢れている。クラシック系の音楽大学に「うた作り」のオーソリティーとして招かれ、ポピュラー音楽とクラシックの架け橋的役割を果たしてきたことや、いまを生きる大学生たちと最新の大衆音楽を研究していることが、本書を「作曲の大家が書いた難しい理論書」ではなく「親しみやすく楽しい実践本」としているのであろう。【この本について】「読み物」としてページをめくると、面白くてあっという間に時間がすぎるが、真逆の読み方もできる。。。。
Amazonの口コミ

知らなかったポールを垣間見られました☺
Amazonの口コミ

野口先生にお願いしたいのはユーミンのコード解説です。著作権の関係で難しいですか?私の経験談ですが,芸大和声と言われる島岡和声学の威力を実感することがあった。「オリビアを聴きながら」のコード分析だが、島岡方式に従って同主調に行っている時は和声記号の左側に小丸記号を付ける。このやり方はコードネイムしか学んだことのない人も習得した方が良いと思います。一見難しそうなコード進行でも同主短調に行っているだけの場合が多かったです。
Amazonの口コミ

みなさん本書を読んで学んだことが多いみたいですね!

おわりに

素晴らしいメロディや曲は、メロディが素晴らしいだけでは成立しないということがポイントです。

メロディに対するコードの付け方をはじめ、ベースラインとの関係、歌詞との関係、声質との関係まで踏み込んで曲作りをすることが大切です。

一つの曲を作るには、そうした多面的な視点が重要であることを学んだと感じています。

この本を熟読したからといって、ポール・マッカートニーのような曲が自分で作れるとは思いませんが、作りたい曲を作るための新たな視点となる力になることは確かだと思います。

次に読みたいと考えている本は『15秒編曲入門』です。

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ヤマハミュージックエンタテイメントホールディングス

もちろん、ポップス楽曲のアレンジ術について述べられています。







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