兵庫県にお住まいの66歳男性(流通・小売系:通信販売業)が2022年8月頃に読んで感じたこと『凄い!八光流柔術 短期修得システムを解明』のレビューをご紹介いたします。
本書の概要や内容を分かりやすく要約し、まとめています。
書籍から学んだことや感想、評価や口コミが気になっている方は、参考にしていただけますと幸いです。
目次
『凄い!八光流柔術 短期修得システムを解明』を購入したきっかけ
八光流柔術には以前から興味がありました。
しかし、その内容については断片的な情報しか持っていませんでした。
八光流宗家の指導者が直接執筆した本があることを知り、購入して読んでみることにしました。
柔術というと総合格闘技のような激しいイメージがあるかもしれません。
しかし、八光流柔術は年齢や性別に一切関係なく、どなたでも行うことができます。
人体の構造を深く理解し、心や意識、痛みなどをうまくコントロールする技が数々あります。
『凄い!八光流柔術 短期修得システムを解明』の概要
八光流柔術は、奥山龍峰によって創設された柔術です。
昔から日本に伝わる古流柔術を基に、独自の体系を持つ武術として知られています。
合理的で実戦性に優れていることから、日本だけでなくアメリカFBIでも採用されています。
こちらの書籍は、初代宗家二代目の奥山龍峰自らが執筆したもので、八光流柔術の歴史や技法体系、教伝システム、構え、護身、集中力や指の使い方など、一つひとつ写真付きで丁寧に説明されています。
基本情報
- 編集:『秘伝』編集部
- 監修:奥山 龍峰
- ISBN:9784862208262
- 出版社:BABジャパン
- 判型:A5
- ページ数:188ページ
- 定価:1700円(本体)
- 発行年月日:2014年03月
- 国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:SR
『凄い!八光流柔術 短期修得システムを解明』のYouTube(ユーチューブ)
『凄い!八光流柔術 短期修得システムを解明』についてYouTube(ユーチューブ)でわかりやすく解説してくれる動画がないか調べました。
残念ながら、本書を詳しく紹介しているYouTubeチャンネルは見つかりませんでした。
そのため、本ブログで要点をまとめ、お伝えすることにします。
『凄い!八光流柔術 短期修得システムを解明』から学んだことの要約とまとめ
『凄い!八光流柔術 短期修得システムを解明』から学び取ったポイントは大きく3つの内容です。
私が学んだこと
- 八光流柔術の技法がスパイラル状の構造になっていること
- 八光流柔術の痛みの秘密
- 八光流柔術の集中力
八光流柔術は力に頼るのではなく、人体の構造を理解した上で相手を制す武術で、体力に関係なく誰でも行うことができます。
八光流柔術のモットーは、「挑まず、逆らわず、傷つけず」で、武道にありがちな精神論や威圧的なところは一切なく、平和的な武術と言えます。
この書籍では、初心者向けの八光逮や手鏡、合気投といった技のかけ方やコツをわかりやすく解説していて、写真付きなので初心者にも理解しやすいように工夫されています。
八光流柔術の技法がスパイラル状の構造になっていること
八光流柔術は、一技一技覚えていくうちに自分自身で気づかないうちに、着実に進化していくことが述べられています。
入門して初めに習う八光逮は、両手首をつかまれた状態からそのまま上に差し上げる技ですが、一見、手をはずすことが目的にように見えて、実際は手のあげ方を学ぶものなのです。
掴まれた手を挙げるのは簡単ではなく、コツは姿勢をまっすぐにして、腕の力で上げるのではなく、脱力して腕を軽く耳のところに持っていくとスッと外れると言います。
このように八光流は、体力に任せた武術ではなく、体の使い方を学ぶ武術であることがわかります。
八光流柔術の痛みの秘密
八光流柔術には相手に激痛を与える様々な技があります。
一見すると痛そうには見えないが、非常に痛いという技に、雅勲というものがあります。
これは相手の手首をつかむ技の一つで、力を込めて握りこまずに上からスーッと滑らせていき、止まった箇所が技のかけ所で、使っているのは人差し指根本の内側部分です。
それを強く押さずに一瞬持つだけでも、相手は力が入り、激痛が走ると言います。
八光流柔術では、技を無理にかけようとしないことを教えているのです。
八光流柔術の集中力
八光流柔術は単なる武術だけでなく、活法と呼ばれる蘇生術も含んでいます。
例えば交通事故に遭った人への対応方法は、被害者を動かさずまずは脈を診ることです。
相手の体を起こす方法にもコツがあり、相手の体を横に少しだけ回転させて背中に隙間を作り、自分の肘を差し込み、片手は首の下をくぐり反対側の肩にもっていき、もう一方の手は相手のあごにもっていきます。
そこからゆっくりと持ち上げると簡単に起こすことができます。
このように八光流柔術は身体操作の面でも合理的に考えられており、人助けにも役立ちます。
『凄い!八光流柔術 短期修得システムを解明』の感想
八光流柔術は、柔道や合気道ほど有名ではありませんが、知る人ぞ知る武術です。
体力や性別、年齢に関係なく、誰でも始めることができます。
激しい稽古は行っていませんので、無理なく始められます。
護身術としても優れており、女性が痴漢などに襲われたときに咄嗟に対処できるようになっています。
また、合理的な体の使い方を学ぶことで介護やリハビリ等にも応用できます。
機会があれば、道場等で習ってみたいと思います。
『凄い!八光流柔術 短期修得システムを解明』の評価や口コミ
他の方が『凄い!八光流柔術 短期修得システムを解明』を読んでどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。
武道を知らないド素人が、ダメ元で読んでみました。読了はしたものの、具体的な解説や写真に関しては、ほぼ意味が分かりませんでした。くわしい人に聞いてみると、そもそも秘伝武術なのでわざと分かりにくく書いてあるのだとか?武道家にとっては恐らく良書?素人には手も足も出ない専門書?ともかく素人が入門書のつもりで買うと、アテが外れます。判定不能なため、星は4つどまり。
Amazonの口コミ
手を開く、という行為は、「心的作用」ではないでしょう。どう考えても「筋的作用」であり「力的作用」です。ところが本書では、腕を上げる動作の解説で、広背筋と手を開くことの関係性を、ただ不思議がっています。上肢の筋肉と体幹部の筋肉の関係性は運動常識の範疇として正確に解説すべきでしょう。この程度の知識もなく、体育関係の書籍を出版していることに驚きました。拳を握りこんで腕を上げる、という動作の非合理性を、運動学的に解明し解説すべきでした。運動解剖学。機能解剖学の常識すら持っていない解説者がダメにした書籍といえます。「筋的作用」を「心的作用」と解釈してしまう執筆者の知的水準を疑います。他の解説も、運動科学的には、まったく的外れで、がっかりしました。解説は星1ツです。しかし、技そのものは星5ツといえます。技は、じつによくできています。解説を無視して、写真で技の流れを観察すれば理解や発見があるのではないでしょうか。解説が悪いために「普通の武術書」になってしまった、非常に残念な書籍です。続きを読む
Amazonの口コミ
実は、余り期待していなかったのですが、この手の技術書はほとんどの物を購入しているので、今回も試しに買いました。ところが、中々良かったです。技術的にも、考え方にもいろいろとヒントになる事がありました。
Amazonの口コミ
写真がいっぱいあるし、内容が分かりやすい。買ってよかったとおもってる。
Amazonの口コミ
当方、合気道は長年やっておりますが、柔術はやったことがありません。そのような立場で参考になるかと思い、この本を購入しました。柔術素人の私にとっては説明が不足しており、学びは少なかったです。柔術をやっておられる方は別の印象をもたれるかもしれません。
Amazonの口コミ
みなさん本書を読んで学んだことが多いみたいですね!
結論
八光流柔術については以前から知識を持っていましたが、書籍を読んで非常に深いものであると理解できました。
何度も読み返すことで、技のコツや体の使い方を学ぶことができます。
それは健康維持にも役立つだけでなく、必要な際には自己防衛の手段としても活用できます。
書籍を参考に友人や同志と共に練習することで、ある程度の技術を習得できると思います。
私の住んでいる場所の近くには道場がないため、本格的な学習の機会はありませんが、もし短期セミナー等があれば参加したいと考えています。