大阪府にお住いの49歳男性(流通・小売系:食料品の販売)が2023年11月頃に読んだ『くり返し読みたい論語』のレビューをご紹介します。
本書の概要や内容をわかりやすく要約してまとめておりますので、書籍を読んで学んだことや感想、評価や口コミが気になっている方は参考にしてください。
目次
『くり返し読みたい論語』を購入したきっかけ
数年前から読書をする機会が増えました。
いろいろな本を読む中で、組織のリーダーや社会的に成功されている人達が論語をはじめとする古典に影響を受けているという事で興味を持ちました。
学校の授業でも古典は習いましたが、固っ苦しくて分かりにくいという印象が強くてなかなか読もうと思わなかったのですが、いろんな本を探しているうちに初心者出戻り分かりやすく説明されている本もある事を知りました。
この本は短い言葉で解説されていて、日常生活や仕事でもよくある事に例えて説明されていて分かりやすかったので、購入しました。
『くり返し読みたい論語』の概要
論語に書かれている69個の言葉を丁寧に解説されている本です。
「日々の学び、成長する」「相手を思いやる」「人間関係を豊かにする」「本質を見極める」「信念を持って生きる」これらに沿った内容の言葉を紹介し、現代風に解説されています。
一つ一つの内容が短い文章で解説されているので、「古典は難しい」というイメージを持っている方も読みやすく、理解しやすい内容になっています。
日常生活にある話や、仕事での人間関係について注意しないといけないことや、意識しないといけない事などが書かれています。
題名の通り、何度でも読みたい本だなと思いました。
基本情報
『くり返し読みたい論語』のYouTube(ユーチューブ)
『くり返し読みたい論語』についてYouTube(ユーチューブ)でわかりやすく解説してくれている動画がないか調べてみました。
「岡崎健太のOK塾」チャンネルが細かく解説してくれているので、本を読む時間がない方はこちらのYouTube(ユーチューブ)動画をおすすめします。
『くり返し読みたい論語』から学んだことの要約とまとめ
『くり返し読みたい論語』から私が学んだポイントは大きく3つの内容です。
私が学んだこと
- 先入観を持たず自分の目を信じる
- 言葉巧みな人は疑った方がいい
- 何事もバランス感覚が大事
主に人間関係や考え方、気持ちの持ち方などが書かれています。
普段の生活や職場での人間関係、生き方について「こうあるべきだ」「こうしてはいけない」など、いろんなものに例えて説明されています。
約2500年前に書かれた事が今の時代でも、重要視されているので大切なことは今も昔も同じなのだなと思いました。
仕事や生活、生き方について大事な事が書かれていますので、何かに行き詰まったりした時には読み返したくなる本です。
先入観を持たず自分の目を信じる
人間関係を築くうえで大事だと書かれています。
子供の頃と違い大人になるといろんな経験を積みますが、それによって周囲を疑いの目で見てしまったり騙されないように警戒したりしてしまうことも多くあります。
先入観を持たず相手の人間性をしっかり見極めて、付き合う事が大事だとされています。
人間関係に限らず、物事の判断をする時は先入観や思い込みによって判斷がおかしくなったりします。
本質を見抜く目が大事なのだと思いました。
言葉巧みな人は疑った方がいい
口が上手く誰に対しても愛想がいい人や、相手の顔色を見て媚を売る言動が目立つ人は嘘っぽさが感じます。
相手が喜ぶきれいな言葉を並べるだけでは駄目で、その人を1番に考えた言葉であれば、相手の心にもきちんと届きます。
結果的にはそのような人の方が周りから信頼される人になるのだと書かれています。
どのような意図で話をしているのかを見極めるのが大事だと思いました。
仕事中でも耳障りのいい言葉を並べて上司に気に入られる人は、周りが離れていくし、いずれボロが出る人も多いです。
ベテランになっていくにつれて、耳の痛い話ほどよく聞かないといけないなと思いました。
何事もバランス感覚が大事
「過ぎたるは猶お及ばざるが如し」とは、どのような事でも、やり過ぎては結局足りないのと同じで、何事もバランスが大切です。
行動だけではなく、考え方においてもどちらかに偏るのではなく、どちらも考えたうえで落とし所を見つけるということになるのかなお思います。
普段仕事においても、仲のいい人の発言だから賛同するというケースが多く見られますが、いろんな人の考えを聞いて「丁度いいところ」を見極めて決断することが大切なのかと思いました。
『くり返し読みたい論語』の感想
全体を通してシンプルで、読みやすく分かりやすい内容の本でした。
「古典」というと固っ苦しくて、とっつきにくいイメージがありましたが、この本は私のような初心者でも分かりやすい内容でまとめられています。
仕事や私生活、人間関係において他人を思いやる気持ちという部分がとても大切だなと思いました。
年齢や立場とかは関係なく、すべての人に当てはまる内容の言葉が多くて、やはり2500年前から言われ続けている言葉には深い意味があるのだなと思いました。
自分を振り返る意味で読むといろんな反省点もあり、また自分は間違えていなかったと自身を持つ部分もありました。
何かに行き詰まった時には、また読み返したくなる本だと思いました。
『くり返し読みたい論語』の評価や口コミ
他の方が『くり返し読みたい論語』を読んでどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。
[新刊発売] 2017-05-19 くり返し読みたい 論語 野村 茂夫/リベ… [単行本(ソフトカバー)] https://t.co/0bcC7xYPrV #sinkan
— Shiva (@Shiba20) May 18, 2017
『くり返し読みたい論語』
野村 茂夫 監修
リベラル社
読了。 pic.twitter.com/1rHyg8Wd2C— シロツメ (@fa18mss10glt6ep) June 8, 2019
【本棚登録】『くり返し読みたい 論語』 https://t.co/ECXzpJkf4S #booklog
— バーボン@ハピネスチェイナー (@B0URB0N_Furuya0) August 11, 2022
【読了】『くり返し読みたい 論語』 ☆2 https://t.co/3jnPnASpLt
— 蘇 - 化学エンジニア (@SO326) October 30, 2017
くり返し読みたい論語 野村茂夫/臼井治 2017年05月19日発売 [楽天] https://t.co/VoEzvScLXX pic.twitter.com/7dFXPd9TN4
— 新作/人気の書籍 【人文・思想・社会】 (@nairuwani) November 27, 2017
わかりやすか解説されていて、読みやすい。
Amazonの口コミ
期待通り、昔ながらの「論語」が、すっきりとした挿し絵に飾られて、大変手元に置きやすい形状・形態の本でした。
Amazonの口コミ
論語をわかりやすく、シンプルに解説しているので幅広い年齢層に受け入れられると思う。集中すれば1時間で読破出来るが、制作側の願いは繰り返し読み、幸せに生きるヒントを見つけて欲しいって事だと思う。
Amazonの口コミ
みなさん本書を読んで学んだことが多いみたいですね!
おわりに
自分中心で考えるのではなく、相手や周りの人達のことを考えての立ち居振る舞いが大事なのだなと思いました。
仕事でも活かされる事が多く、結果を出すためにどうしたらいいかを考えがちですが、必要とされていることを一生懸命頑張る、相手の立場に立って考える。
それが結果として現れるのかなと思いました。
目先の利益よりも長い目で見て考えての判断が大事なのだなと思いました。
年齢や立場によって解釈のしかたはそれぞれ違うと思いますが、どの年代の方が読んでも参考になる言葉が多くありますので、いろんな世代の方にオススメの本です。
次に読みたいと思っている本は『歴史で読み解く世界情勢のきほん』です。
今、ロシアとウクライナ、イスラエル問題などニュースで取り上げられていますが、もっと詳しく知りたいので購入しようと思っています。