東京都にお住いの32歳女性(IT・通信系:事務職)が2023年2月頃に「映画館・イオンシネマ」で見た映画『スクロール』のレビューをご紹介します。
映画を見た感想や見どころをネタバレ覚悟で解説しておりますので、映画を見る前に面白いのか知りたい方、評価や口コミが気になっている方は参考にしてください。
目次
映画『スクロール』を見ようと思ったきっかけ
自宅から近い映画館で近日公開予告ということで「スクロール」のパンフレットが置いてあり、パンフレットがスタイリッシュなので手に取ったところ、登場人物がそれぞれ性格のちがう若者4人ということであらすじを見て興味を持ちました。
また、古川琴音さんが好きなため、自宅の近くの映画館で上映した際に見に行こうと決めました。
いつも事前情報をあまり入れずに映画を見るので、あまり予告等は見ないで、YOASOBIのヒット曲「ハルジオン」の作者・橋爪駿輝の原作だとも知らずに、上映期間に映画館に行きました。
映画『スクロール』の内容
社会に出た若者の自分の生きていく道や人間関係、職場でのもがき悩み、苦しみなどが描かれています。
それでも友人や恋人など周囲の人たちとつながり合うことで、希望を見出しながら生きていくお話です。
YOASOBIのヒット曲「ハルジオン」の作者・橋爪駿輝の原作で、登場人物4人を演じるのは、北村匠海、中川大志、古川琴音、松岡茉優。
演技派の俳優がそろっており、その辺にいて悩んだり恋愛したりしている等身大の若者のむき出しの感情をリアルに演じています。
作品情報
- ジャンル:ドラマ
- 製作国:日本
- 製作年:2023
- 公開年月日:2023年2月3日
- 上映時間:120分
- 製作会社:「スクロール」製作委員会(製作幹事:TBSグロウディア=ベンチャーバンクエンターテインメント/制作プロダクション:イースト・ファクトリー)
- 配給:ショウゲート
- 公式サイト:https://scroll-movie.com/
映画『スクロール』の見どころをネタバレ覚悟で解説
私がネタバレ覚悟で解説したい映画『スクロール』の見どころは大きく3つです。
この映画の見どころ
- 主人公に暴言を浴びせるパワハラ上司、あんな上司がいたら死にたくなるのも無理ないと思いました
- シビアな現実の中で、僕と私のカップルが支え合う様子は良かったなんだかとてもしっくり来る二人でした
- 一見人懐っこい感じの良いの菜穂の、結婚や恋愛に焦るアラサー女性の静かな狂気がコワい
主人公に暴言を浴びせるパワハラ上司、あんな上司がいたら死にたくなるのも無理ないと思いました
主人公に暴言を浴びせるパワハラ上司を、悪役に定評のある忍成修吾さんが怪演していました。
パワハラ上司に最後に言い返して、きっぱり仕事を辞める古川琴音さんがカッコよかったです。
周囲からもウザがられて退職に追い込まれたパワハラ上司にも鬱屈したものがあったのだろうなと思いました。
終盤の放火シーンで、主人公たち(僕と私)が追っていくところは、とてもハラハラしました。
最後に主人公の僕が、私に支えられて行動を起こせたのがクライマックスの「僕」の変化として描かれていて良かったと思いました。
シビアな現実の中で、僕と私のカップルが支え合う様子は良かったなんだかとてもしっくり来る二人でした
同じ会社に勤めていた「僕」と「私」は、「私」が退社したあとに偶然バーで出会い、徐々に仲良くなります。
「いつまで生きているかわからないんだから、やりたいことをやらないと」と言ってパワハラ上司に立ち向かった後、会社を辞めてしまった「私」は芯の通った不思議な雰囲気の女性で、「僕」の支えとなり、「僕」もまた「私」の支えとなっていることが良かった。
映画の内容は全体的にシビアで、ユウスケと菜穂のカップルも終盤ズタズタになっていましたが、「僕」と「私」は穏やかで朝をゆったりと過ごす二人にほっこりしました。
一見人懐っこい感じの良いの菜穂の、結婚や恋愛に焦るアラサー女性の静かな狂気がコワい
こうあるべきという固定観念に縛られ、結婚や恋愛への圧力を自分でかけて、自分をがんじがらめにしている菜穂。
松岡茉優さんが演じるむき出しの激しい感情やうっとおしさ、狂気がとてもリアルでした。
あまり松岡さんの映画を見たことがなかったのですが、その辺にいそうな女性の怖さを演じられる、すごい女優さんだなと思いました。
映画の菜穂の職種とは違いますが、私も女性の多い環境で働いていたので、社員の噂ばかりして、情報があっという間にすぐに広がる噂好きの職場環境も想像できてリアルでした。
映画『スクロール』を見終わった感想
社会に出たばかりの若者が悩みつつ、もがきながら社会で生きていく姿を描いた作品で、現代のリアルな若者像がとらえられていたと思います。
実力は俳優たちが丁寧に等身大の若者を演じていて、そのリアルな感情に揺さぶられます。
松岡茉優さんの演技が素晴らしく、菜穂のしゃべり方や距離の詰め方がこういう女性いるよなと言う感じで、終盤の狂気が怖かったです。
古川琴音さん演じる「私」も芯が合ってカッコよかったです。
容量の良いタイプのユウスケ、なぜか陽気なユウスケと仲の良い僕、みんなその辺にいそうな若者で、それぞれ感情移入しました。
主人公たちの行きつけのバーや、冒頭で出てくるモガの夢の中の喫茶店など、背景装飾にもこだわりを感じ、ギリギリのキツい現実とふわふわとした現実感のないシーンが交差する映画の世界に引き込まれました。
映画『スクロール』で印象に残った名言
私が映画『スクロール』を見て特に印象に残った名言です。
「ユウスケ(自殺した主人公たちの友達(モガ)に向かっていったセリフ)」のセリフ
その社会っていうのはあなたは含まれていますか。
映画『スクロール』の評価や口コミ
他の方が映画『スクロール』を見てどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。
映画パーフェクトデイズの公式HPが凄い。スクロールする手が止まらない。#PERFECTDAYS pic.twitter.com/RoNiUw4uIV
— ちゃんみ (@michantarouinu) January 31, 2024
ページスクロールすると下の方に投票する場所出てきます!映画は公開月順で並んでいるのでスクロールして見つけてほしいっす!!!!!
締切!明日まで!おなしゃす!!#岸優太 #平野紫耀 #神宮寺勇太 #Number_i https://t.co/TkgR8BT0M4— きしめん2 (@0929_KCAC2) February 1, 2024
映画見た人下の方へスクロールするんだ、
涙が出ちゃうよ🥲https://t.co/rmFWPGwwYT— はるばーど (@Harubart_) January 27, 2024
映画上映に期待をしてた次男君
彼は今日までSNSを絶っていた今月中頃から伏線回収?の為に
彼と私との復習時間が設けられ
なんとか今日に辿り着きました映画って本当にいいものですね
だって
映り流れる
エンディングスクロールが涙でぼやけてしまうのですから pic.twitter.com/ce3emHNAKO
— ぼたんゆり🌷💜自由言葉でメッセージ💜🌈🫶いろいろ今を楽しみます🤗🌷 (@botanyuri369) January 28, 2024
ガンダムの新作映画、公式がネタバレロボット出すのやめてくれよ…
毎回高速スクロールするのしんどい— 健大(主は下僕) (@kentap90) January 30, 2024
みなさんの映画を見た感想が面白いですね!
おわりに
私が映画『スクロール』を見た感想や見どころをネタバレ覚悟で解説してきましたが、「面白い」と感じられた方はぜひ見てください。
次に見たいと思っている映画は『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』です。
次に見たいと思っている映画は、カンヌ映画祭で受賞した是枝監督の「怪物」、広瀬すずさん主演の「水は海に向かって流れる」、 NHKでずっとドラマを見ていた「岸部露伴 ルーヴルへ行く」です。
映画はあまり事前情報を得ずに見たいと思っているので、詳しい内容はわかりません。
「怪物」は教師、子供、母親全員「怪物」なのではないかと予想していますが、詳しく調べていないので、わかりません。
「水は海に向かって流れる」は、広瀬すずさんが下宿に住んでいる年下の男性から好意を持たれるも、なぜか過去のトラウマから恋愛を避けているというようなあらすじを映画館の予告で見ました。