大阪府にお住いの30歳女性(サービス系:事務)が2022年9月頃に「映画館」で見た映画『ブレット・トレイン』のレビューをご紹介します。
映画を見た感想や見どころをネタバレ覚悟で解説しておりますので、映画を見る前に面白いのか知りたい方、評価や口コミが気になっている方は参考にしてください。
目次
映画『ブレット・トレイン』を見ようと思ったきっかけ
伊坂幸太郎原作の「マリア・ビートル」がハリウッドのスケールで映画化です。
伊坂幸太郎作品はこれまでも日本や韓国で映画化しておりましたが、遂にハリウッドで映画化されます。
どこかレトロさを感じるまでにビビッドな色合いの東京の街並みや桜吹雪の下のジャパニーズ・ヤクザ、外国の人の考える理想の日本といった感じの予告。
その中でブラッド・ピットが社内販売員に片言で「ドモ、アリガト」と言った瞬間、映画館に行くことを決めました。
映画『ブレット・トレイン』の内容
不運な殺し屋の復帰一番の仕事は新幹線に乗り込み、指定のブリーフケースを掴んで、降りるだけのはずだった。
しかしそのブリーフケースにはベテランの殺し屋が護衛についていて、彼に恨みを持つ殺し屋も乗り込んでくる。
子どもを人質に取られた父親と彼を脅迫する女子高生も同乗し、それぞれの物語が交錯する中、不審な死体が見つかる。
その死体は犯罪組織のボスの息子で、ブリーフケースの取り合いと息子殺しの罪の押し付け合いが始まる。
作品情報
- ジャンル:アクション コメディ バイオレンス
- 製作国:アメリカ
- 製作年:2022
- 公開年月日:2022年9月1日
- 上映時間:126分
- 製作会社:87North Productions=CTB Inc.=Fuqua Films
- 配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
- 公式サイト:https://www.bullettrain-movie.jp/
映画『ブレット・トレイン』の見どころをネタバレ覚悟で解説
私がネタバレ覚悟で解説したい映画『ブレット・トレイン』の見どころは大きく3つです。
この映画の見どころ
- 日本時の知らない日本
- 頭空っぽの殺し合い
- 陰謀・アクション・小粋な会話で大忙し
日本時の知らない日本
東京から京都へ行く新幹線が舞台です。
途中の停車駅や、窓から見える景色が微妙に私の知ってる日本と違っていて、不思議な感じです。
ホームでタバコがポイ捨てされたり、いかつい武装の集団がホームで待ち構えていたりします。
そこまで無茶苦茶をやりつつも、ホームの駅名標には「静岡」や「京都」とおなじみの駅名が堂々と表示されていて、だんだん「日本ってこんな感じだった気がする」という気になってきます。
米原だけは比較的、実際の米原に近かったです。
頭空っぽの殺し合い
(映画の見どころを2つめについて記載します。
)電車に乗り合わせた殺し屋たちが、単純明快な利害を理由に殺し合います。
そのせいで、R15+の指定が入っているのでそこは要注意です。
拳銃や毒薬、ナイフ等の殺し屋ならではの武器も使われますが、ラウンジの酒瓶、ノートパソコン、ぬいぐるみ等々、使えるものはなんでも使って相手を攻撃します。
後半は一般の客が捌けて気兼ねのない大暴れになり、これはこれで大味で迫力がありとってもかっこいいのですが、序盤から中盤の、他の客の手前、隠れながら殴り合ったり、車内販売員の登場で殴り合いをやめたり、死体を誤魔化したりするのもスリルがあって面白かったです。
陰謀・アクション・小粋な会話で大忙し
(映画の見どころの3つめについて記載します。
)ナンセンスな殺し合いだけの映画かと思いきや、不審な死体の謎、失態をどうやってボスに隠し続けるか、そもそもなぜこんなに殺し屋が乗っているのか、考えるべき謎も散りばめられていて飽きません。
かっこいい銃と刀のアクションにも夢中になってしまいます。
隠し杖の中の日本刀は必見です。
殺し合いの最中のハリウッド的小粋な会話が清涼剤になり、死の蔓延る車内の空気を軽くしてくれて、心がしんどくならずに見続けることができます。
謎を考えて、アクションに興奮して、会話に笑って、ちょっとだけしんみりします。
大忙しの映画です。
映画『ブレット・トレイン』を見終わった感想
言うことなしの最高な映画でした。
ハリウッドらしくアクションはかっこよく、日本小説らしく因果関係は緻密に、謎を取りこぼさず、キャラクターの1人1人の物語をきちんと処理してくれた印象です。
異国の殺し屋が狭い日本のさらに狭い車内で、異国の文化を尊重するところは尊重しつつ、価値観や背景の違いから相手のことがわからないながらもどうにか力を合わせるところは感動しました。
殺し合いの前に対話を試みる主人公、最後には歩み寄りの姿勢を見せる殺し屋。
「自分が自分が」を貫いた人物もいましたが、それぞれの結末と比べると、視野を広く持つことが大事なんだなと思います。
映画『ブレット・トレイン』で印象に残った名言
私が映画『ブレット・トレイン』を見て特に印象に残った名言です。
「レディバグ(吹き替えではテントウムシ)」のセリフ
世界に平和を与えれば、平和が返ってくる
映画『ブレット・トレイン』の評価や口コミ
他の方が映画『ブレット・トレイン』を見てどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。
“宇宙最強”ドニー・イェンがついにハリウッド映画に主演。往年のTVドラマ「燃えよ! カンフー」映画化で主人公を演じる。「ジョン・ウィック:コンセクエンス」でドニーさんと組んだ87イレブンからのれん分けした、87ノースが制作会社で、「ブレット・トレイン」のデヴィッド・リーチが監督を検討中。 pic.twitter.com/CHhs6q5cEl
— 映画情報 オスカーノユクエ (@oscarnoyukue) February 1, 2024
ドニー・イェンが70年代のTVドラマ『燃えよ!カンフー』を映画化。『ブレット・トレイン』の87ノースがユニバーサルと共同製作する。https://t.co/KvDpDpKdt0
— 永遠 (@awzotp) January 31, 2024
ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース(SSU)の“エル・ムエルト”主役映画は企画存続中。「ブレット・トレイン」等で俳優としても活躍するバッド・バニーが主演予定だったが、彼はツアー日程との衝突や脚本書き直しが重なり降板、作品は開発段階に戻っているとのこと。後任の俳優は決まっていない模様。 pic.twitter.com/CTxdnVUg4L
— 映画情報 オスカーノユクエ (@oscarnoyukue) January 30, 2024
これはッ…!!
ブラッド・ピット主演映画『#ブレット・トレイン』ごっこができるではないですか🤩
(できない🙃このワゴンに劇中の車内販売で出てきた「ぷくぷくたい」などを陳列して部屋に置いておくだけでも映画の雰囲気に浸れそう✨ https://t.co/tMxm0Nd41r pic.twitter.com/j2fUtCJOFh
— PikKa (@PikKa_Movie) January 29, 2024
「BULLET TRAIN」
こちらも伊坂幸太郎の「マリアビートル」原作、忠実とかリアルとか文化とかすべてを無視、ドラマの原作者と脚本家の件が燃えている今考えると(これを許せる伊坂幸太郎すごいな)と思える傑作https://t.co/TyVX2QqMfF— 牛肉 (@gyugyugyu29) January 28, 2024
弾丸列車の通り、怒涛の特急列車のようなテンポの展開である。軽いノリのアクションのように見えて、セリフや人間の心理描写が結構奥が深いんだよな。え、こんなすごいセリフ吐くの?って考えらせられるようなことを言う。そして意味深なほど、心に刺さるバックミュージックwww50歳から60歳位の日本人には、刺さる音楽が満載で出るw 思わず泣けるシーンでも笑うほどw久しぶりに映画館で2回見て、Amazonプライムで2回見てしまったwwwまいったなぁw
Amazonの口コミ
設定とか無視してみて下さいブラッドピットと愉快な同族達が殺し合ったり人生を分かち合う話ですあと日本製トイレを理解するブラッドピットの話です
Amazonの口コミ
キャラが多すぎで立っていない。笑いも中途半端。パルプフィクションのパロディ感がする。キャストは結構豪華。
Amazonの口コミ
原作を活かしつつも、アレンジは巧み。
Amazonの口コミ
まさかの水の名は、FIJI ‼プラレールばりのミニチュアっぽい高速鉄道が、最終駅の京都までひた走る‼ 血生臭いし、こんな血飛沫を付けまくった方々が大手を振る日本になんて、なって欲しくない‼が、カオス映画なら今年見たドイヒーなエブエブより、機関車トー◯スが人生のメタファーなこの映画の方が個人的に好みでしたw
Amazonの口コミ
みなさんの映画を見た感想が面白いですね!
おわりに
私が映画『ブレット・トレイン』を見た感想や見どころをネタバレ覚悟で解説してきましたが、「面白い」と感じられた方はぜひ見てください。
次に見たいと思っている映画は『名探偵ポアロ ベネチアの亡霊』です。
ケネス・ブラナー版、名探偵ポアロシリーズの新作。
引退したポアロの元に小説家が訪れ、元有名歌手が死した娘会いたさに降霊会を開くという。
誘いを受けて訪れた屋敷で不審な遺体が発見される。
嵐のベネチア、警察が来れない実質孤島と化した屋敷で緊張の一夜が始まる。