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小説のレビュー

【ネタバレ注意】小説『蜜蜂と遠雷』のレビュー!小説を見た感想は「壮大な音楽の世界感を体感できるおすすめ小説」

千葉県にお住いの41歳女性(流通・小売系:事務)が2022年10月頃に「紙の本」で読んだ小説『蜜蜂と遠雷』のレビューをご紹介します。

小説を見た感想や読みどころをネタバレ覚悟で解説しておりますので、小説を見る前に面白いのか知りたい方、評価や口コミが気になっている方は参考にしてください。

この小説の読みどころ

  • 天才ピアニストたちの物語を通して、常人には普段触れることのできない世界を体感できる小説
  • 一度は夢を失った主人公の少女が、再び才能を目覚めさせていく物語
  • ピアノに触れたことのない人でも、その世界観を疑似体験できるような、細かい描写が魅力の小説

小説『蜜蜂と遠雷』を読もうと思ったきっかけ

「夜のピクニック」などの作品で有名な恩田陸さんの小説です。

2017年に本屋大賞を受賞していたこともあり、以前から気になっていました。

今年に入り本屋で物色していた際に、こちらの作品がピックアップされているのを発見。映画化もされていたということを知り、手に取ったのがきっかけです。

上巻・下巻があるので、まずは上巻だけ…と読み始めましたが、あっという間に読み終えてしまい、続きが気になりすぐに下巻も購入しました。

小説『蜜蜂と遠雷』の内容

天性の才能を持つ個性豊かなピアニストたちが、コンクールを通して成長していく姿が描かれた物語です。

幼いころから天才と呼ばれながら、母の死をきっかけにピアノを弾けなくなった主人公の女性。

自分のピアノを持たず、自由気ままに生きている少年。

主人公の幼馴染で、天性の才能に加え努力家でもある完璧な青年。

彼らが一つのコンクールで出会い、競い合います。

主人公の女性が彼らとの出会いによって徐々に自分のピアノを取り戻していく様子が描かれています。

小説『蜜蜂と遠雷(上)』の作品情報

作品情報

  • 出版社:幻冬舎
  • 著者:恩田陸
  • 定価:本体790円+税
  • 発行年月:2019年04月10日
  • ページ数:454ページ
  • ISBN:978-4344428522
  • 言語:日本語
  • 公式サイト:https://www.gentosha.co.jp/book/b12360.html

小説『蜜蜂と遠雷(上)』のあらすじ

近年その覇者が音楽界の寵児となる芳ヶ江国際ピアノコンクール。
自宅に楽器を持たない少年・風間塵16歳。
かつて天才少女としてデビューしながら突然の母の死以来、弾けなくなった栄伝亜夜20歳。
楽器店勤務のサラリーマン・高島明石28歳。
完璧な技術と音楽性の優勝候補マサル19歳。
天才たちによる、競争という名の自らとの闘い。
その火蓋が切られた。

小説『蜜蜂と遠雷(下)』の作品情報

作品情報

  • 出版社:幻冬舎
  • 著者:恩田陸
  • 定価:本体790円+税
  • 発行年月:2019年04月10日
  • ページ数:508ページ
  • ISBN:978-4344428539
  • 言語:日本語
  • 公式サイト:https://www.gentosha.co.jp/book/b12363.html

小説『蜜蜂と遠雷(下)』のあらすじ

2次予選での課題曲「春と修羅」。この現代 曲をどう弾くかが3次予選に進めるか否かの 分かれ道だった。マサルの演奏は素晴らしか った。が、明石は自分の「春と修羅」に自信 を持ち、勝算を感じていた……。12人が残る 3次(リサイタル形式)、6人しか選ばれない 本選(オーケストラとの協奏曲)に勝ち進む のは誰か。そして優勝を手にするのは――。

小説『蜜蜂と遠雷』の読みどころをネタバレ覚悟で解説

私がネタバレ覚悟で解説したい小説『蜜蜂と遠雷』の読みどころは大きく3つです。

この小説の読みどころ

  • 天才ピアニストたちの物語を通して、常人には普段触れることのできない世界を体感できる小説
  • 一度は夢を失った主人公の少女が、再び才能を目覚めさせていく物語
  • ピアノに触れたことのない人でも、その世界観を疑似体験できるような、細かい描写が魅力の小説

天才ピアニストたちの物語を通して、常人には普段触れることのできない世界を体感できる小説

天才と呼ばれる世界のピアニストたちが、国際的なピアノコンクールに挑む物語です。

幼いころから英才教育を受け腕を磨いてきたピアニストや、生まれながらにして自然にその能力を持ち合わせたピアニスト。

それぞれが違った背景を持ちつつも、同じように葛藤を抱え、それを乗り越えていく様子を体感できます。

一見常人には理解できないと思える世界ですが、登場人物一人ひとりの心情が細かく描かれているため、自分の気持ちにも重ね合わせながらあっという間に読み進んでしまいます。

一度は夢を失った主人公の少女が、再び才能を目覚めさせていく物語

主人公は幼いころから天才ピアニストと呼ばれてきた少女。

その少女が母の死をきっかっけに自分を見失い、ピアノからも離れてしまいます。

何年もたち、彼女をずっと支えてきた友人の勧めで再びピアノに触れることになります。

コンクールに参加することになったものの、ピアノに対しての向き合い方がわからず葛藤する主人公。

コンクールで彼女は、ルールに縛られず純粋に体いっぱいでピアノを弾くことを楽しむ少年や、幼いころ一緒にピアノを弾くことをただ楽しんだ幼馴染と出会います。

彼らとの出会いや再会を通して、主人公が自分のピアノというものを再発見し、彼女だけの才能をどんどん開花させていく様子が読んでいて爽快な小説です。

ピアノに触れたことのない人でも、その世界観を疑似体験できるような、細かい描写が魅力の小説

私は今まで、ピアノを習ったことも、あまり触れたこともありません。

コンクールといってもどんな演奏がすごいのか、技術的なことも何もわかりませんでした。

この小説には、ピアニストがどんな風に曲に感情移入をして、ピアノを弾くことでその世界観を表現しているのかということが、とても細かく描かれています。

まるで自分がピアニストになったかのような気持ちで、あっという間に読み進めてしまいます。

普段暮らしている中では絶対に体験できないような気持ちを、登場人物たちを通して実体験できるかのような小説です。

小説『蜜蜂と遠雷』を読み終わった感想

登場人物はほとんどが、天才と呼ばれる人たちです。

普段の生活では絶対に出会わないようなタイプの登場人物に、いつの間にか感情移入し、どんどん引き込まれる物語でした。

ピアノ演奏の場面では、会場に壮大な風景が広がるような様子が目に浮かび、その中で一緒に演奏を聴いているような不思議な感覚に包まれます。

自分のようなピアノというものにあまりかかわったことがない人でも、すごい演奏を一度聞いてみたいと思えるような小説です。

小説『蜜蜂と遠雷』で印象に残った名言

私が小説『蜜蜂と遠雷』を読んで特に印象に残った名言です。

「栄伝亜夜」のセリフ

おもちゃ箱じゃない。
けれど、空っぽではない。
そうね、だって中身はここにあるんだから。あたしの中に、あたしと共にあるんだから。

小説『蜜蜂と遠雷』の評価や口コミ

他の方が小説『蜜蜂と遠雷』を見てどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。

おわりに

私が小説『蜜蜂と遠雷』を読んだ感想や読みどころをネタバレ覚悟で解説してきましたが、「面白い」と感じられた方はぜひ読んでください。

次に読みたいと思っている小説は『本日は、お日柄もよく』です。

伝説のスピーチライターに憧れ、その人に弟子入りしスピーチライターを目指す主人公の物語です。







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