奈良県にお住いの49歳男性から2020年2月頃に購入されたNikon SB-N7 スピードライト (ミラーレス一眼カメラ専用のフラッシュ)を実際に使ってみたレビューをご紹介します。
目次
ミラーレス一眼カメラ専用のフラッシュを欲しいと思ったきっかけ
ニコンのカメラNikon1 V1を愛用しており、ストロボがないことに悩んでいました。
以前からSB-N7を欲しいと思っていましたが、Nikon1に将来性がないことを知り、購入を躊躇していましたが、長年使った愛機は使いやすく、新たにカメラシステムを組むよりは安価であるとの理由から導入を決めました。
また、2020年は写真の新しい表現として雪やポートレートを撮りたくて、在庫限りの品を見つけて購入しました。結局2020年は暖冬で雪が降りませんでしたが、購入して良かったです。
ミラーレス一眼カメラ専用のフラッシュの候補にあがっていたもの
Nikon1シリーズには付けられるストロボが2つしかなく、どちらにするか迷いました。
まず実際に購入したSB-N7は光量が多いのですが、縦位置では回転せずに固定されてしまいます。
そして購入を見送ったSB-N5の方は上下左右に回転するのですが、いかんせん光量が少なすぎます。
どうして両方を兼ね備えたスピードライトがないのか、他社のストロボは使えないのか、など散々悩みました。
いっそのことストロボ付きの新しいカメラを買うという選択肢もありましたが、結局SB-N7にしました。
Nikon SB-N7 スピードライト
Nikon SB-N5 スピードライト
Nikon SB-N7 スピードライト (ミラーレス一眼カメラ専用のフラッシュ)に決めた理由
光をバウンスさせての撮影時、縦位置が使えないという不便があるものの、せっかく外付けのストロボを購入するのですから、少しでも光量の多いSB-N7を選ぶことにしました。
購入を決めた当時は、室内の撮影よりも屋外での撮影が圧倒的に多く、光量を最重要に考えるのが正解だと思ったからです。
結局のところ、Nikonのカメラが出力する色調が好きなのと、あと慣れ親しんだカメラから買い替えたくないという理由でSB-N7を選びました。
Nikon SB-N7 スピードライト (ミラーレス一眼カメラ専用のフラッシュ)のスペック
スペック
- 付属品:ワイドパネル SW-N7、ソフトケース SS-DC1、取付け脚カバー BS-N2000
- 対応ニコンデジタルカメラ:マルチアクセサリーポートを装備したレンズ交換式デジタルカメラ
- ガイドナンバー(20℃):18(ISO 100・m)(ワイドパネル使用時:10(ISO 100・m))
- 照射角:10mm(ワイドパネル使用時:6.7mm)
- 調光範囲(i-TTL調光モード時):0.6m ~ 20m(ISO 感度、バウンス角度、絞り値によって異なります)
- バウンス角度:垂直方向:上方向120° ~ 正面(クリック:正面/ 60°/ 75°/ 90°/ 120°)
- 電源ON/OFF:電源スイッチによる切り換え
- 使用電池:次の単4形電池の同一種類を2本・アルカリ電池・ニッケル水素充電池
- 充電完了:点灯
- 警告:点滅(レディーライトの点滅表示については、SB-N7の使用説明書をご覧ください。)
- 閃光時間:約1/1650秒:フル発光時
- その他の機能:過熱防止/カメラボディーからの操作によりファームアップ可能
- 寸法(W×H×D):約57.4×68.4×62.3mm
- 質量: 約92g(本体のみ)約115g(アルカリ単4形電池×2本を含む、ワイドパネルを除く)
- 公式サイト:https://www.nikon-image.com/products/speedlight/lineup/sb-n7/
私は新品で購入しましたので、価格は15000円ぐいらいでした。
Nikon SB-N7 スピードライト (ミラーレス一眼カメラ専用のフラッシュ)を実際に使ってみた
購入した当初は、逆光時や降る雪や雨を光らせて幻想的に撮る目的だったのですが、2020年になりカフェやサロンといった室内撮影を頼まれる機会が増え、それとともに各ショップのオーナーの写真をお撮りすることも多くなりました。
現在では、室内の撮影において天井にバウンスさせての明るめの写真を撮るために使っています。
また、私自身が家族と出かけたときの記念撮影で、顔が暗くなってしまうときに補助光としても大いに役立ってくれています。
使ってみて気に入っているところ
ネットの書き込みなどから、電池が持たないと思っていたので単4電池を常に持ち歩いていますが、意外と持ちます。
ストロボを使った撮影に慣れていないので、どうしても撮影枚数が多くなり、電池が心もとないと心配ですが、あまり入れ替えることもなく使えています。
電池の入れ替えは、ポートレートでは特に撮影のテンポを乱すので、この耐久性は助かっています。
光の量も室内で撮影する限りは充分で、SB-N5ではなくSB-N7にして大正解でした。
こんな方にはおすすめしたい
- 気軽に室内撮影をしたい方
- Nikon1をお持ちの方
- 軽いシステムを構築したい方
- Nikonが好きな方
- カメラにお金をかけたくない方
使ってみて気に入らなかったところ
ショップのオーナーや店員さんを撮影するようになり、縦位置でのバウンス撮影が出来ないことに不満を覚え始めました。
購入当時の使用用途の予定とは違ったので、このことについて大きな不満はありません。
不満をあげるとすれば、カメラにSB-N7を装着すると、三脚に固定してもネックストラップで持ち運んでいてもカメラが不安定になることです。
特にストラップでの持ち運び時はストラップに絡まってストロボが折れそうになるので心配です。
こんな方にはおすすめしない
- 新しいものが好きな方
- 美しい画質を望む方
- 見た目を気にする方(あまりに古いから恥ずかしい)
- これからカメラシステムを構築する方(将来性がない)
- ストロボ脱着がおっくうな方(ストロボ一体型が良いです)
Nikon SB-N7 スピードライト (ミラーレス一眼カメラ専用のフラッシュ)購入後の生活
まさか、2020年にカフェなどの撮影をすることになろうとは思いもせず、あくまで趣味として購入したものですが、室内撮影の機会がここまで増えた今、SB-N7を買っておいて本当によかったと思っています。
当初想定していた屋外での撮影に使う機会がなく、購入目的がまったく違うものになりましたが、撮影によって報酬を得られることになるなど、私の人生を充実させてくれる品物で、古い商品ですが、これからも大切に使っていこうと思います。