「少ない物ですっきり暮らす (正しく暮らすシリーズ)」は、家族4人で暮らすミニマリスト主婦である日常生活を快適にしていく方法についてまとめられた著書です。
著者は「やまぐちせいこ」という方で「少ない物ですっきり暮らす」というブログは月間PV150万超の大人気のブロガーでもあり、YouTubeチャンネルでも日々の暮らしを発信されています。
本書は口コミや評判もよく非常に気になっていましたので、どんな本か気になっている方も多いかと思いますので、私なりに本書から学んだことを解説していき、要約や感想などもまとめました。
目次
「少ない物ですっきり暮らす」の概要
基本情報
- 出版社:ワニブックス
- 著者:やまぐちせいこ
- 定価:本体1,200円+税
- 発行年月:2016年01月27日
- ページ数:127ページ
- ISBN:978-4-8470-9426-2
- 言語:日本語
- 公式サイト:https://www.wani.co.jp/event.php?id=4977
著書は家族4人暮らしの主婦の方ですが、片付けが苦手な家族の1日の始まりが「あれがない、これがない」と慌ただしく始まる暮らしだったということでした。
朝の忙しい時間帯で家族にイライラし、朝から子供を起こる日々が続いたり、怒っていると1日疲れてしまい、やりたかった家事などを後回しにしてしまうことも多かったということでした。
暮らしを変えたくてインテリアや収納を試行錯誤してみても「暮らし」は変わりませんでしたが、棚に飾った雑貨をすべて取り除き拭き掃除をしたときに「何だか掃除がしやすい」と気づきが起こったということです。
これをきかっけに「暮らし」と「人生」を考え始め、「管理できる量をオーバーしていた」ことが原因だったと気付くことができたということです。
モノを減らしていくことで家族との向き合い方も変わり、少ない物ですっきる暮らすことで「家族の1日の始まりを笑顔で見送る」というシンプルな願いまで叶ったということでした。
そんなミニマリストの主婦が家族暮らしで「少ない物ですっきり暮らす」考え方が写真付きで細かく丁寧にまとめられています。
PART1では「ミニマリストとモノが少ないメリット」について、PART2では「ミニマリストのインテリア」、PART3では「ミニマルな炊事と収納」、PART4では「ミニマルな掃除と洗濯」がまとめられています。
また、PART5では「少ない服の着回し、1コーデ制服化」と服にまつわるテクニックも公開しており、PART6では「家族で少ないもので暮らす」ためのミニマリストの主婦としての考え方を知ることができます。
「少ない物ですっきり暮らす」のYouTube(ユーチューブ)
「少ない物ですっきり暮らす」についてYouTube(ユーチューブ)でわかりやすく解説してくれている動画がないか調べてみました。
残念ながら本書を紹介しているYouTubeチャンネルはありませんでしたが、ミニマリストのやまぐちせいこさんがYouTubeやブログで暮らしについて発信しているので、そちらを参考にされても良いかと思います。
YouTubeチャンネル:少ない物ですっきり暮らす
ブログ:少ない物ですっきり暮らす
そのため、本ブログでは本書の要点をまとめてお伝えできればと思います。
「必少ない物ですっきり暮らす」から学んだことの要約とまとめ
「少ない物ですっきり暮らす」から私が学んだポイントは大きく4つの内容です。
私が学んだこと
- 家族と暮らすミニマリストの考え方
- ものを少なく保つルール
- 家族で暮らすモノの選び方
- 家族のものをコントロールしないこと
家族と暮らすミニマリストの考え方
ミニマリストは「本当に大切なもの以外を削り、自分が大事にしていることに全精力を注げる人」ということで、ものが多い少ないは表面的なものに過ぎず、その先のマインドが重要とのことです。
著者にとって一番重要なものは「家族」であり、「子育ては期間限定の大事業」でもあるため、限りある時間を子供に注ぎたいということでした。
また、旦那さんには仕事に集中できる環境を作ってあげ、家族には安心感を与えたいという思いから、精神的・肉体的余裕を生み出すためにすべてのムダを排除したとのことでした。
モノが少なけば家事も減り、安全が担保され、家族と過ごす時間が増えるという、家族暮らしのミニマリストの考え方や生き方を知ることができました。
ものを少なく保つルール
インテリア雑貨が大好きな筆者でしたが、誘惑に負けないように「ものを少なく保つルール」をいくつか設けているとのことでした。
「ストックを持たない」「タダのものは断る」「収納を増やさない」ということはもちろんでしたが、「疲れていても管理できる量にする」という考え方がとても参考になりました。
たしかに、いつも100%の力を発揮できるわけではないので、30%の力でも管理できる量は「どのようなコンディションでも対応できる」と思えました。
また「捨てるときに創作しない」ルールがあり、創作(DIYや手芸など)をすると材料が余るときも、残しておくと買い増しして作りたくなるので、残った材料は捨て、必要な時に買うということでした。
しかし、欲しい物を我慢するとストレス買いにはしってしまうため、欲しいと思ったらじっくりと「マイベスト」を探して買い求めるというルールも柔軟な考え方も必要だと学べました。
家族で暮らすモノの選び方
子供いると「うっかり壊れてしまう」ということもあるので、壊れても気にならない値段のものを置くようにしているということでした。
壊しても「壊してしまった・・・」と罪悪感を持っている子供を、「高かったのに!」とさらに責め立てずに済み、心の余裕をもって子供と向き合えるためということでした。
また、家族がくつろぐリビングでは、家族がリラックスできるものを選んでいるということでした。
家族の意見も聞いたうえでソファやクッションを置いているのは、自分の考えを押し付けないという心の余裕を感じさせてくれました。
家族のものをコントロールしないこと
モノの持ち方は人それぞれなので、家族とはいえ、お互いの価値観を大事にすることで、共同生活は上手くいくということでした。
親からみたら部屋にちらばったモンがガラクタに見えても、子供にとっては大切なものかもしれないので、かならず相談してから処分するということでした。
また、自分のモノを選ぶときは本人任せであり、自分が気に入らなくても目をつぶって見過ごすというところが、家族と向き合っているミニマリストだと感じました。
「少ない物ですっきり暮らす」の感想
家族4人暮らしのミニマリスト主婦の考え方は「独りよがり」ではなく、とても家族のことを考えられていました。
一番大事な「家族と過ごす時間」を過ごすために不要なモノを減らしていった結果、家族も暮らしやすくなったという家族の幸せにまでしっかりとつなげられているに感銘を受けました。
また、リビングでは白・黒・ナチュラルという3色で統一されていたり、白い家電でスッキリとさせたり、雑貨を飾らないことで掃除もしやすいように工夫されていました。
キッチンも掃除がしやすいようにモノ置かないようにしているだけでなく、調理家電を収納する理由も「家事終了」というケジメをつけているという考え方には驚きました。
また、食器も管理がしやすく買い替えもしやすい定番品を選んでいるのはもちろんですが、食器の数は家族の人数にこだわらず盛り付ける量で食器を選んだりするところが、家族を考えたミニマリズムだと感じました。
家族暮らしでモノが多くて悩んでいる人が「家族暮らしで少ない物でスッキリ暮らす」ことを学ぶのにおすすめな良書だと思いました。
「少ない物ですっきり暮らす」の評価や口コミ
他の方が「少ない物ですっきり暮らす」を読んでどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。
少ない物で「家族みんな」がすっきり暮らす
ミニマリストでなくても共感する点がたくさんあります。
「幸せ=持っているモノの量」
ではないんですよね。 pic.twitter.com/vTrAzvmqSF— Mizuha #高知の起業コンサルタント (@Mizuha0913) March 17, 2019
*読んでいた本は
『少ない物ですっきり暮らす』
やまぐちせいこ著/ワニブックス刊
です。タイトル通り、すっきり暮らす知恵を経験談を交えて多数紹介してくださってます。
私にとってはとても参考になった本です。 pic.twitter.com/Xymzvy5CKA— さじあい (@aimainaai) August 24, 2018
やまぐちせいこさんの著書
少ない物ですっきり暮らす
が、良すぎるのでだんないにも読んでもらった。
だんないも絶賛してた。
この本のおかげで夫婦のミニマリストモチベーションが上がったので今日こそミニマリノベすすめる! pic.twitter.com/yDPZ6Lodct— ていない/大木奈ハル子@猫に夢中のミニマリスト (@tei_nai) March 20, 2020
受け取り方は人それぞれだと思いますが、本書から良い学にを得られている方も多いみたいですね!
まとめ
「少ない物ですっきり暮らす」の要約と学んだことのまとめでした。
本書で学べる「家族暮らしのミニマリスト主婦」から、私が学んだポイントは大きく4つの内容です。
私が学んだこと
- 家族と暮らすミニマリストの考え方
- ものを少なく保つルール
- 家族で暮らすモノの選び方
- 家族のものをコントロールしないこと
家族暮らしでモノが多くて悩んでいる人が「家族暮らしで少ない物でスッキリ暮らす」ことを学ぶのにおすすめな良書だと思いました。