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小説のレビュー

【ネタバレ注意】小説『後宮の烏 6』のレビュー|小説を読んだ感想は「烏と寿雪のこれからが非常に楽しみ」

東京都にお住いの50歳の女性(金融・保険系:損害保険アドバイザー)が2023年2月頃に「紙の本」で読んだ小説『後宮の烏 6』のレビューをご紹介します。

小説の感想や読みどころをネタバレ覚悟で解説しておりますので、小説を読む前に面白いのか知りたい方、評価や口コミが気になる方は参考にしてください。

この小説の読みどころ

  • 結界を破った寿雪の魂、回廊星河へ飛ばされる
  • 寿雪の魂を戻すため、血縁者の助けを必要
  • 烏の半身が眠る場所、界島へ

小説『後宮の烏 6』を読もうと思ったきっかけ

2022年10月から12月までテレビ放送されたアニメを観て、後宮の烏という作品に出会いました。

当初はどちらかというと、アニメ制作会社のアニプレックスのアニメーションの美しさに目を奪われていました。

しかし、回を追うごとに物語に引き込まれ、すっかり魅了されてしまいました。

元々、陰陽師や呪術系のストーリーが好きなこともあり、このようなジャンルを読み漁っています。

放送は小説のおおよそ2巻程度で終わってしまったこともあり、小説を全て読みきろうと思ったのがきっかけです。

小説『後宮の烏 6』の内容

後宮の奥深くにある夜明宮に夜伽をしない特別な妃、鳥妃が一人住んでいます。

呪殺や祈祷、失せもの探しなど、頼まれごとを何でも受ける鳥妃は、出会えば災いがあると言われています。

時の皇帝である高峻がある依頼をしに訪れたことをきっかけに、現代の鳥妃である寿雪と高峻はお互いに惹かれあっていきます。

鳥妃の身体は古の神、鳥漣娘娘(以下、烏)の殻で、宮城からは一歩も出られず、夜明宮で一人その生涯を閉じる定めです。

高峻はいつしか寿雪をその定めから解放し、助けたいと願うようになります。

その中で烏の兄である梟と出会い、梟もまた烏を鳥妃の身体から解放したいと願っていることを知ります。

梟の協力を得て高峻はその方法を模索し始めます。

ある日、宦官の幽鬼から手がかりを得て、更に巫術師の一行からも鳥妃の秘密について明かされます。

烏を鳥妃の身体から解放するには、遠い昔、烏と白亀の神との戦いで烏が失った半身である刀を見つけ、そして初代鳥妃である香薔が張った結界を破ることが必要です。

高峻と寿雪は一行の力を借りながら結界を破りますが・・・。

作品情報

小説『後宮の烏 6』の読みどころをネタバレ覚悟で解説

私がネタバレ覚悟で解説したい小説『後宮の烏 6』の読みどころは大きく3つあります。

この小説の読みどころ

  • 結界を破った寿雪の魂が回廊星河へ飛ばされる
  • 寿雪の魂を戻すために血縁者の助けが必要
  • 烏の半身が眠る界島へ向かう

結界を破った寿雪の魂が回廊星河へ飛ばされる

死んだ魂は幽宮から回廊星河へ流れ、輪廻転生を遂げることが可能ですが、まだ生きている魂が回廊星河に飛ばされてしまうと、永遠に漂い続けます。

高峻は、烏妃の身体に閉じ込められていた烏が前に出現したことで、烏に魂の戻し方を尋ねますが、人間に欺かれ、殻に閉じ込められた烏は答えようとしません。

烏にとってみれば、結界が破られてしまった以上、寿雪の魂が戻らなくても、寿雪の身体を使って自分の半身を探すことができます。

しかし、それに対する思考は神たる烏には存在しず、最終的には兄の梟の手助けを借りて、魂を戻す方法を伝えます。

寿雪の魂を戻すために血縁者の助けが必要

高峻にとって唯一血縁者であるのは、彼の側仕えの宦官、衛青です。

しかし、衛青は高峻に災いが降りかかった場合の心配から、寿雪がいない方が高峻にとって幸せなのではないかと考え、名乗り出ません。

その結果、寿雪の魂は二度と戻ることができず、永遠に回廊星河を彷徨い続けることになります。

そんな状況で、高峻は巫術師の助言を得て、寿雪の亡くなった母親の痕跡を追うことにします。

その母親は妓女であり、その住処には衛青も同行します。

衛青の苦悩は続き、一行の助言により、彼は自分自身の真実の感情と向き合うことになります。

烏の半身が眠る界島へ向かう

寿雪の魂を戻し、いよいよ烏の半身を探し出すための一歩が進みます。

高峻は、おそらく半身が眠っている界島へ、先鋒隊の調査に向かわせます。

冬官府の千里と官吏の之季は、島の人々から情報を得るために活動し、烏と白亀の戦いの場になった海底火山の存在と、最近海神が荒れているという一人の巫婆からの話を耳にします。

海の好機を見計らって、千里たちは海底火山に向かいますが、突如の噴火により、船が転覆してしまいます。

千里たちは浜辺に打ち上げられ、そこに流れ着いた烏の半身である刀と共に、海神に烏の半身を探すよう命じられた白亀の僕、巫術師白雷の姿がありました。

小説『後宮の烏 6』を読み終わった感想

正直なところ、今回の6巻が最も楽しめました。

これまでのゆったりとした依頼の進行と並行して、周囲の人々との繋がりを深め、少しずつ烏妃の謎を解き明かしていく展開から、一気に物語がクライマックスに向かう様子は非常に魅力的でした。

特に、閉じ込められた状態にある烏の悔しさと純粋な心のうちに感動しました。

白亀と烏の間の行方と、おそらく解放されるでしょう烏と寿雪のこれからが非常に楽しみです。

7巻が最終話となるため、続きを読むのが待ち遠しいです。

小説『後宮の烏 6』で印象に残った名言

私が小説『後宮の烏 6』を読んで特に印象に残った名言です。

「鳥漣娘娘こと烏」のセリフ

半身さえ、半身さえ戻っていれば、閉じ込められることなど、なかったのに

小説『後宮の烏 6』の評価や口コミ

他の方が小説『後宮の烏 6』を見てどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。

本当に面白い!寿雪という後宮奥深く隠された烏妃が解き放たれ、寿雪を取り巻く人々の想いや境遇が新たな展開を見せる。海底火山爆発により一層高まる緊張。心とは? 人とは?運命を変える為に目の前の物事に挑み続ける人々に惹きつけられます。生き方を見つめ直させるストーリーです。
Amazonの口コミ

ヒロインには みんなひかれていく 魅了されましたぁ😍最後がいいね👍️素敵なシーンあとOPと EDが よりミステリアス世界観へと~
Amazonの口コミ

連作もので他愛もないストーリーですが、自分の心がささくれ立っている不安定な時に読むとて主人公2人の行動が亜空間に連れて行ってくれる様で脳みそがリフレッシュされます。
Amazonの口コミ

すべてがこれからどうなるのか?次の巻が楽しみ寿雪に幸せになってほしいなぁ
Amazonの口コミ

何となく1巻を手にしたが、物語の構成、文章力、登場人物の心情表現などもいいですね。続きが気になり6巻まで買って読んでしまいました。次巻も読みたいですね。
Amazonの口コミ

みなさんの小説を読んだ感想が面白いですね!

おわりに

小説『後宮の烏 6』についての私の感想や読みどころをネタバレ覚悟で解説してきました。

もし「面白い」と感じた方がいらっしゃれば、ぜひお読みいただきたいです。

次に読む予定の小説は『後宮の百花輪 1』です。

中華後宮譚で百花皇妃を争う







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