埼玉県にお住いの55歳女性(サービス系:給仕)が2023年1月頃に「DVD」で見た映画『交渉人 真下正義』のレビューをご紹介します。
映画を見た感想や見どころをネタバレ覚悟で解説しておりますので、映画を見る前に面白いのか知りたい方、評価や口コミが気になっている方は参考にしてください。
目次
映画『交渉人 真下正義』を見ようと思ったきっかけ
ムロツヨシさん主演作品の「マイ・ダディ」を観て、ムロツヨシさんの若かりし頃の姿を観なおしたいと思ってDVDを引っ張り出しました。
まだデビューして程ない頃で、今とは全く違う姿ではありましたが、群像劇の中でもさらっと毒を吐いたり、いい塩梅の存在感を出している彼を観るのが楽しくて、何度もみていた作品です。
また、『踊る大捜査線』の中でも異色の作品で、数ある作品群の中でも単品で見やすくなっているので、ちょっと時間があったらするっと楽しめる一作でもありますね。
映画『交渉人 真下正義』の内容
クリスマスイブの午後、東京の地下鉄・東京トランスポーテーションレールウェイ(TTR)の線路を最新システムを導入した試験車両が暴走していました。
通称”クモ”と呼ばれるそれは、無人で縦横無尽に線路を走り、満員の乗客を乗せた車両とチェイスし始めたのです。
警視庁はテロ事件と断定し、TTR総合指令室にできたばかりの『刑事部交渉課準備室CICチーム』を派遣しました。
率いていたのは、日本初のネゴシエーター(犯罪交渉人)、真下正義交渉課準備室課長(ユースケ・サンタマリア)です。
姿の見えない犯人・弾丸ライナーと、TTR、そして真下らの攻防戦は多くの人々の命を懸けて展開していきました。
作品情報
- ジャンル:アクション
- 製作国:日本
- 製作年:2005
- 公開年月日:2005年5月7日
- 上映時間:127分
- 製作会社:フジテレビジョン=ROBOT=東宝=スカパー!WT
- 配給:東宝
映画『交渉人 真下正義』の見どころをネタバレ覚悟で解説
私がネタバレ覚悟で解説したい映画『交渉人 真下正義』の見どころは大きく3つです。
この映画の見どころ
- 真下正義のネゴシエーション
- 奮闘する鉄道マンのカッコよさ
- 豪華なキャストが続出する群像劇
真下正義のネゴシエーション
オリジナルの「踊る大捜査線」連ドラでは新人でちょっと情けないキャリアのお坊ちゃんといった風情の真下正義でしたが、本作では警視になり、本場のアメリカで修業してきた交渉人=ネゴシエーターとして登場します。
当時としては最先端の知識と、先進的で優秀な若手捜査員をまとめた交渉課準備室CICチームを駆使して、ゲームのようにテロをしかけてくる犯人・弾丸ライナーと対峙していきます。
その捜査手法が周囲の年長者たちになかなか理解されず苦労する部分もありましたが、彼の優秀さが次第に伝播し、事態を変えていくのです。
奮闘する鉄道マンのカッコよさ
真下らが乗り込んでいったTTR総合指令室には強面の総合指令長・片岡(國村隼)が率いるプロの鉄道マンの集団が待ち構えていました。
最初は、鉄道の何たるかを知らない真下らに自分たちの職域を荒らされることを危惧して対立していましたが、真下らが懸命にテロを防ごうと奮闘しているのを見て、次第に”チーム”として協力していくようになります。
暴走するクモに追われる車両の運転手や大混乱に陥ったダイヤを書き直して安全運行を取り戻そうとする”線引き屋”、そしてホームで乗客を誘導しながらも、思わぬヒントをゲットして情報をあげた駅員たち、といったそれぞれのキャラクターが素晴らしく良い仕事をして見せてくれます。
ことに、真下を高く評価するようになった片岡ら、総合指令室の面々が、弾丸ライナーと対決するために出ていく真下を送り出すシーンは、胸が熱くなる展開です。
豪華なキャストが続出する群像劇
長きにわたる「踊る大捜査線」のシリーズには豪華なゲストキャラが多数存在していますが、今回も金田龍之介さんや八千草薫さんが素晴らしいお芝居を見せてくれています。
また、真下率いる交渉課準備室のCICチームには若き日の茶髪の小泉孝太郎さんや、まだ無名時代のムロツヨシさんの姿があり、優秀で自分の技術と知識に自信を持った若手捜査員として活躍しています。
その後彼らは他の作品にも登場するようになりましたが、この「交渉人 真下正義」がスピンオフではありますが、シリーズに重要な役割を果たす人々のデビュー戦になっていることが良く判ります。
映画『交渉人 真下正義』を見終わった感想
真下は1STシリーズの湾岸署では頭でっかちの使えない残念なキャリアといった扱いでしたが、雪乃に出会い、成長して自分のキャリアを積み重ねてきました。
その力量が存分に発揮されるのが本作です。
もちろん、恋愛要素もしっかりと描かれており、最後に狙われていた雪乃を守るために奔走する真下は間違いなくヒーローで、めちゃめちゃカッコいいです。
犯人・弾丸ライナーの正体は謎のままで、不透明さは残したラストでしたが、それでも真下が守った多くの命がクリスマスイブを無事に過ごせたことには大きな意味があったはず。
踊るシリーズでは暗記するほど見返している一番好きな作品です。
映画『交渉人 真下正義』で印象に残った名言
私が映画『交渉人 真下正義』を見て特に印象に残った名言です。
「片岡司令長(國村隼)」のセリフ
「落ち着け、真下!」
映画『交渉人 真下正義』の評価や口コミ
他の方が映画『交渉人 真下正義』を見てどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。
クリスマスに見たい映画といったら、やはり「交渉人 真下正義」を強くオススメしたい。
イブの夜に地下鉄の試験車両を遠隔操作で暴走させる犯人と、立ち向かう警察・鉄道関係者の駆け引きが最高に熱いんですよ。
「踊る大捜査線」のスピンオフながら、本家1.2作に迫る面白さがあります。未見の方は是非 pic.twitter.com/z6999j3HK1— 鰐軍壮 (@WANIGUNNSOU) December 24, 2020
「TTR職員」
(映画「交渉人 真下正義」より) pic.twitter.com/GkAZn3BiEH— 坂上とものり (@AlouetteKumosuz) December 24, 2023
12/25
東陽線 災害復旧試運転 東陽町にて
昨日謎の車両の爆発による災害が発生しましたがそれの復旧試運転です(映画交渉人真下正義より) (海岸線5109F試運転) pic.twitter.com/NaLuuO7KHo— みにべらいん (@gm_103kansai) December 25, 2020
👇クリスマスに見るべき映画第1位
交渉人 真下正義
— 爆戦@KEBIISHI LINEAGE (@62gata_Bakusen) December 23, 2021
昨日購入した鉄道コレクション神戸市営地下鉄海岸線5000形を映画「交渉人真下正義」のTTR東陽線1000系仕様に改造。
自作ステッカーを貼りつけてすぐに完成しましたw
ステッカーデータはDMで無料配布しますのでお気軽にどうぞ♪ pic.twitter.com/9yTiLwt5qX— KEISO.com (@Keiso9100) January 7, 2022
みなさんの映画を見た感想が面白いですね!
おわりに
私が映画『交渉人 真下正義』を見た感想や見どころをネタバレ覚悟で解説してきましたが、「面白い」と感じられた方はぜひ見てください。
次に見たいと思っている映画は『踊る大捜査線 THE MOVIE』です。
「踊る大捜査線」シリーズの劇場版第一作です。
青島刑事(織田裕二)が湾岸署に戻されて遭遇した”副総監誘拐事件”を描いています。