神奈川県にお住いの22歳女性(大学生)が2023年3月頃に読んだ『東大生が書いた 問題を解く力を鍛えるケース問題ノート-50の厳選フレームワークで、どんな難問もスッキリ「地図化」-』のレビューをご紹介します。
本書の概要や内容をわかりやすく要約してまとめておりますので、書籍を読んで学んだことや感想、評価や口コミが気になっている方は参考にしてください。
目次
『東大生が書いた 問題を解く力を鍛えるケース問題ノート』を購入したきっかけ
地頭を鍛えたいと思い、購入しました。
私は、春から営業職に就職することが決まっています。
営業職は、商品を売るのが仕事なのですが、その中で関わるお客様たちの抱えている問題や不安などを解決することも仕事の一つなのではないかと考えています。
そのために、世の中にある様々な問題点を解決するための、様々なアプローチの方法を多く学びたいと考え、本書を手に取りました。
さらに、東大生が書いているということで、また新たな視点で問題点について考えることができるのではないかと期待しました。
『東大生が書いた 問題を解く力を鍛えるケース問題ノート』の概要
本書では、世の中に蔓延る様々な問題点について触れており、その問題点の解決方法や、アプローチの方法が解説されています。
最初は、問題解決ケースの3ジャンルについての解説や、5つのステップの解説があります。
次に、具体的な9つの問題点を挙げ、問題を解く力を効率的に鍛えられるように解説されています。
例えば、「マクドナルドの売上を上げるには」や、「花粉症患者を減らすには」など、身近な問題点が挙げられています。
『東大生が書いた 問題を解く力を鍛えるケース問題ノート』の基本情報
基本情報
- 出版社:東洋経済新報社
- 著者:東大ケーススタディ研究会
- 定価:本体1,500円+税
- 発行年月:2010年9月17日
- ページ数:168ページ
- ISBN:9784492556733
- 言語:日本語
- 公式サイト:https://str.toyokeizai.net/books/9784492556733/
『東大生が書いた 問題を解く力を鍛えるケース問題ノート』の目次
目次
- PART 1 どんな問題もすらすら解ける!問題解決ケースの3ジャンル・5ステップ
- PART 2 9パターンのコア問題で、問題を解く力を効率的に鍛える!
- Case問題解答 +9問でワンランク上の問題を解く力を身につける!
- 付録 厳選フレームワーク50/問題解決ケース210選
『東大生が書いた 問題を解く力を鍛えるケース問題ノート』のYouTube(ユーチューブ)
『東大生が書いた 問題を解く力を鍛えるケース問題ノート』についてYouTube(ユーチューブ)でわかりやすく解説してくれている動画がないか調べてみました。
「【本まとめ・大人の教養】オーブロズ」の「ケース問題のバイブル「~東大生が書いた~問題を解く力を鍛えるケース問題ノート」【本紹介・本要約】」がわかりやすくまとめられていたので、動画で見たい方はおすすめです。
『東大生が書いた 問題を解く力を鍛えるケース問題ノート』から学んだことの要約とまとめ
『東大生が書いた 問題を解く力を鍛えるケース問題ノート』から私が学んだポイントは大きく3つの内容です。
私が学んだこと
- 問題解決の方法
- 問題について、因数分解して細かく分析するのが大切であるということ
- 身近な問題点について自分で分析できるとともに、経済について学べる
問題解決力を鍛えたい人に向けた問題集のような本です。
問題解決とは、というところから、実際に問題解決する方法やアプローチの方法が丁寧に解説されており、非常に勉強になります。
「マクドナルドの売り上げを上げるには」など、私たちの生活にある身近なものを使って説明してくれているので、読んでいて現実味がありますし、何より楽しく学ぶことができます。
営業職に就く人はもちろん、就職活動中の方や地頭を鍛えたい人、経済の仕組みを知りたい人にもおすすめな一冊となっています。
問題解決の方法
問題解決の方法は、①前提の確認、②現状の分析、③ボトルネック特定、④打ち手立案、⑤打ち手評価という5つのステップで成り立っているということです。
まず、問題点についてあいまいな言葉は定義して分かりやすくします。
次に、現在はどのような状態なのかを分析し、次に、問題の主要な原因を探します。
次に、主要な原因を解決するための内手を出していきます。
そして最後に、打ち手を評価し、優先順位づけをし、具体的に解決方法を評価します。
問題について、因数分解して細かく分析するのが大切であるということ
問題点をただずっと考えるだけでは、新しいアイデアは出ないということです。
現状を分析するために、因数分解のような形式で分析していくことで、新しいアイデアが生まれることがあるということを学びました。
例えば、「マクドナルドの売り上げを上げるには」という問題に対しては、「売上=店舗数×1店舗あたりの客数×客単価」という式を立てることによって、どこを上げれば問題解決に繋がるのかという、主要な原因を突き止めることができます。
身近な問題点について自分で分析できるとともに、経済について学べる
本書では経済の仕組みについても考えさせられます。
例えば、マクドナルドの事例で言えば、マクドナルドを利用している顧客層は、平日の朝はビジネスマンが多く、平日の昼は学生と主婦、子どもが多く、そして夜は空いているということが分析できます。
そこで、空いている時間に顧客を集めることができれば、さらに売り上げが上がるのではないかという推測をすることができます。
この考え方は、例えば、自分が起業してサービスを売る側になった時や、マーケティングの仕事に挑戦したくなった時、店長になった時など、様々な場面で活きてくる考え方だと思います。
『東大生が書いた 問題を解く力を鍛えるケース問題ノート』の感想
普段生活している中にも、問題点や改善点が潜んでいるということ、問題解決することで生活がより改善される可能性があるということを実感しました。
この本を読んで、問題解決をより深く分析し、解決する方法を学ぶことができ、楽しいと感じました。
マーケティングの仕事にも興味が出てきました。
本書は、戦略コンサルティングファームの新卒選考に出題されている、問題解決ケースの問題集であると最初に書いてありますが、ビジネスパーソンや学生、そして幅広い人々にも向いている本だと思いました。
『東大生が書いた 問題を解く力を鍛えるケース問題ノート』の評価や口コミ
他の方が『東大生が書いた 問題を解く力を鍛えるケース問題ノート』を読んでどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。
就活対策における三種の神器届いたので、知識が血肉化するまで読みます。
・東大生が書いた 問題を解く力を鍛えるケース問題ノート
・現役東大生が書いた 地頭を鍛えるフェルミ推定ノート
・東大生が書いた 議論する力を鍛えるディスカッションノート pic.twitter.com/dghfJyriJI— とみー@23卒 (@Tommy_daigakuse) January 31, 2021
東大生が書いた、問題を解く力を鍛えるケース問題ノート読んでる。大学生の時は高度すぎて理解できなかったけど、社会に揉まれたおかげか、学生時代より内容が簡単に感じる。 pic.twitter.com/waSPLPWUWQ
— ぺんぎん (@penpenintokyo) February 24, 2023
【就活中に読んでよかった本⑥】
東大生が書いた
問題を解く力を鍛えるケース問題ノートコンサル等で頻出のケース面接対策に使える。コンサルを受けない人でも、本書のフレームワークや考え方を知ることは、体型立てて伝える際に役立つ。
問題も多数あり、1冊で経験値を積める。#22卒 #23卒 #就活— たろう|積み上げ社会人0年目 (@taro_inv) May 9, 2021
みなさん本書を読んで学んだことが多いみたいですね!
おわりに
営業職で働くうえで、関わるお客さまの抱えている問題について、自分なりに分析して新たな解決策をお伝えすることが出来るのではないかと考えています。
問題とは、街中だけでなく、人々の中にも潜んでいるものなのではないかと思いました。
まずは問題点を見つけて、分析してアプローチをする方法をこの本で学びました。
学んだことを活かして、私と関わる相手が幸せになれるようなお手伝いができるような営業になりたいと思いました。
次に読みたいと思っている本は『伝え方が9割』です。
私は、人と話しているときに、思い付きで話してしまったり、つい感情的になってしまったりすることがあります。
この本では、相手と良好な関係を築ける、上手なコミュニケーションの方法を学びたいと考えています。