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書籍のレビュー

【書評】『ディープ・ステイトとの血みどろの戦いを勝ち抜く中国』のレビュー|書籍を読んだ感想は「中国と欧米支配者の経済覇権競争」

兵庫県にお住まいの66歳の男性(流通・小売系:通信販売業)が2022年3月頃に読んだ『ディープ・ステイトとの血みどろの戦いを勝ち抜く中国』のレビューをご紹介します。

本書の概要や内容をわかりやすく要約し、まとめていますので、書籍を読んで学んだことや感想、評価や口コミが気になっている方は参考にしてください。

この本から学べるポイント

  • 中国の経済発展の裏に潜む様々な問題
  • テクノロジー開発で中国が欧米を凌駕している現状
  • 欧米の支配層でディープステイトと呼ばれる大富豪と中国との闘い

『ディープ・ステイトとの血みどろの戦いを勝ち抜く中国』を購入したきっかけ

世界経済は、中国やインドなどの新興国が力を付けてきており、米国の一極支配からブリックスと呼ばれる新経済圏への変化が進行しています。

特に、GDPで日本の4倍の規模を誇る中国は、米国に追いつき、さらに追い越すほどの勢いがあります。

現在、世界では米国や欧州、日本などの旧経済圏と中国、インド、ロシア、ブラジルなどの新経済圏とのせめぎあいが展開されています。

この本では、成長が著しい中国と、ディープ・ステイトと呼ばれる欧米の影の支配層との暗闘を解説しています。

これからの世界経済の行方を知るためには、この本は不可欠だと考え、購入し読むことを決めました。

『ディープ・ステイトとの血みどろの戦いを勝ち抜く中国』の概要

国際政治や金融に詳しい評論家の副島隆彦氏が解説しています。

前半では、知られざる中国の7つの巨大勢力と中国政府の戦いについて語っています。

7つの勢力とは、デジタル人民元、大手不動産、台湾独立派、過激な受験勉強、中国版ビッグテック、仮想通貨、生物兵器という敵で、それらに勝利した習近平の戦略について説明しています。

後半では、中国と欧米とのテクノロジー開発競争、ディープステイトと呼ばれる欧米大富豪たちとの暗闘について述べています。

基本情報

  • 著者:副島隆彦
  • ISBN:9784828423531
  • 出版社:ビジネス社
  • 判型:4-6
  • ページ数:256ページ
  • 定価:1600円(本体)
  • 発行年月日:2021年12月
  • 発売日:2021年12月03日
  • 国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JB

『ディープ・ステイトとの血みどろの戦いを勝ち抜く中国』のYouTube(ユーチューブ)解説

『ディープ・ステイトとの血みどろの戦いを勝ち抜く中国』について、YouTube(ユーチューブ)でわかりやすく解説している動画がないか調査しました。

残念ながら、本書を詳しく紹介しているYouTubeチャンネルは見つかりませんでした。

そのため、本ブログにて要点をまとめて伝えることにします。

『ディープ・ステイトとの血みどろの戦いを勝ち抜く中国』から学んだことの要約とまとめ

『ディープ・ステイトとの血みどろの戦いを勝ち抜く中国』から学んだポイントは大きく3つあります。

私が学んだこと

  • 中国の経済発展の裏には様々な問題が存在
  • テクノロジー開発で中国が欧米を凌駕しつつある現状
  • 欧米の支配者、通称ディープステイトと大富豪と中国との闘争

中国の経済発展は、日本人が想像する以上に驚異的で、その結果として中国は発展途上国から一気に世界第二位の経済大国へと登りつめました。

しかし、多くの富裕層を生み出した一方で多くの貧困層も出現し、格差は非常に広がっています。

中国の指導者、習近平の目標は、国民の間の経済格差をなくし中間層を増やすことで国家の安定を図ろうとしています。

しかし、世界経済を背後から操ってきた欧米の大富豪たち、ディープステイトは、中国の台頭を快く思わず、中国を抑えようとしており、我々の知らないところで中国と死闘を繰り広げています。

中国の経済発展の裏には様々な問題が存在

中国の経済発展の影には、様々な問題が存在し、習近平たち中国政府の指導者は頭を悩ませています。

まず過剰な不動産投資ブームによる高騰は、社会の発展にとって好ましくないとみており、中産階級を育てるためにわざと不動産バブルを潰したと言われています。

また中国の受験勉強の過酷さは、日本を超えており、そこにつけ込んで学習塾の授業料は高く設定され、金持ちでないと入れないという事態を招きました。

これに対して習近平は大手学習塾を倒産させる等の対策を取ったと言われています。

中国政府の目指すは持続的な社会の発展で、親の経済格差で教育を受ける権利に差がつくのは望んでいないとのことです。

これらの問題解決に向けて、習近平は奮闘しているようです。

テクノロジー開発で中国が欧米を凌駕しつつある現状

日本がテクノロジー大国と呼ばれていたのはもう30年ほど前の話で、現在ではその地位は中国に迫られつつあります。

中国は欧米とのテクノロジー競争でも優位に立っています。

スマートフォン事業で世界を席巻するファーウェイは、6G関連特許で世界の4割を占めるとされており、脅威を感じたディープステイトはカナダでファーウェイ創業者の娘を拘束しました。

しかし、後に中国で拘束されたカナダの元外交官と交換で釈放されています。

このような事例からも欧米と中国との影の闘いが見受けられます。

また、6G量子コンピュータ技術では、中国は欧米と壮絶な開発競争を繰り広げています。

欧米の支配者、通称ディープステイトと大富豪と中国との闘争

世界経済の勢力図は大きく塗り替えられつつあり、長年経済力や軍事力で世界一を誇っていたアメリカに変わり、中国がその地位を脅かしつつあります。

世界の覇権を握るアメリカとその同盟国であるEUは、それを許そうとしていません。

そして、アメリカやEUの背後にいるディープステイトと呼ばれる大富豪たちとバイデン大統領とトランプ前大統領の対立の構図、中国が宇宙開発におけるアメリカの追い越しを試みていること等が語られています。

『ディープ・ステイトとの血みどろの戦いを勝ち抜く中国』の感想

中国が奇跡的な経済発展を遂げた副作用として、極端な経済格差が起き、その貧富の差が中国社会を不安定化させる要因だと、習近平は考えています。

そのため、あえて不動産バブルをつぶす、中国版ビッグテックのアリババやテンセントなどを取り込む、ビットコインをはじめとする仮想通貨を禁止する、巨大教育産業のチェーン店をつぶす、といった行動をしています。

その目的は、貧富の差をなくし、中産階級を増やすこと、です。

また、中国の発展を快く思わない欧米の大富豪たちの影の動きを知ることができ、非常に勉強になりました。

『ディープ・ステイトとの血みどろの戦いを勝ち抜く中国』の評価や口コミ

他の方が『ディープ・ステイトとの血みどろの戦いを勝ち抜く中国』を読んでどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。

保守思想の自分が気づかないような目線で裏社会のことを教えてくれるいい本でした。著者の副島さんは広く俯瞰して世界情勢を分析されていて、中国共産党がなぜこんなにも発展してきたのか腑に落ちました。そして日本の未来を真剣に考えていらっしゃるなと感じました。
Amazonの口コミ

日露戦争にしろ第二次世界大戦にしろすべて仕組まれてきたものであることは常識化しているが、表面上当事者になっているアメリカや中国やロシアの後ろには、これらの国さえ手段として使える階層がおり、彼らの利害や目的のために世界が動かされて来たということを理解出来る優れ本。このような視点に立たない限り世界の情勢いはいつまでも理解出来ないだろう。コロナしかり、ウクライナ問題しかり。
Amazonの口コミ

参考になる情報もありましたが、「中国は絶対嘘をつかない」という一文を読んで副島さんの立場が分かってしまいました。
Amazonの口コミ

さて、米中戦が報道されているのは、皆さま、ご存じのところ本書は、希代のチャイナウォッチャー、しかも、長く、中国よりの見方をしている論者ですとはいえ、中国の本質がベールに隠されている中、現地取材も行いながら、解説してくれるのは有難い所ただ、個人的には、この類の本は、「信じる」というよりは、「そういう見方もあるんだなあ」という感じで読んでいますで、本書に出てくるのは、以下のような内容・習近平が「共同豊裕」に込めたこと・中国は、民主主義化する・台湾進攻はあるか・デジタル人民元・コロナは、アメリカが、中国に対して作った生物兵器・・・と、やはり、「信じる」というよりは、「そういうこともあるんか」とふむふむと、面白く読めましたただ、現在の国際情勢を理解するには、「全く知らない」よりは「こういう見方もあるんだなあ」と知っておいたいい1冊だとは思います続きを読む
Amazonの口コミ

5,6年前に病気で長期入院したのをきっかけに副島氏の本を読むようになりました。著者の主張する「アジア人同士戦わず」に全面的に共感します。ウクライナ紛争の報道でも明らかですが、日本のメディアは真実を報道していません。国内報道も、政治的なプロパガンダで近隣諸国(特に中国)に対し、ネガキャンし、反目的に誘導するものばかりです。これは彼ら(DS)の伝統的な手法である「分断して統治せよ」という常套手段そのものです。現代は、洗脳装置として即効なメディア利用が顕著となっており、その偏向ぶりが目に余ります。最近の台湾をめぐる動きも危ういと感じています。決して、憲法違反の戦争の片棒をかつぐことはあってはいけないと思います。メディアをはじめ、近年の日本の権力中枢は隷属化が著しく、劣化に目を当てられない状況となっていると感じるのは私だけでしょうか?著作にはこうなるだろうと予言を含んだ内容が多いので当たらないことも多いですが、歴史的な流れは中国にあると思いますし、過去繰り返されてきた様々な紛争という名の資源略奪が目的の幾多の侵略戦争、「カラー革命」に代表される破壊支配と違い、一帯一路構想に象徴されるように共栄という基本思想に共感することから本書のように今後展開していくことを期待し、五つ星とさせていただきます。
Amazonの口コミ

みなさん本書を読んで学んだことが多いみたいですね!

おわりに

中国は多くの問題を抱えた国ではありますが、日本の隣国であり、最大の貿易相手国でもあります。

日本と中国の地理的な位置関係は不変であり、移動させることはできませんので、うまく付き合っていくしか方法はありません。

また、日本と中国の関係の歴史は古く、古代から中国から漢字を始めとする多くの文化を取り入れてきました。

それゆえ、今後も各種の摩擦が発生しながらも、この大国と取引を進めるためには、相手を理解することが必要となります。

その意味で、本書は役立つでしょう。

さらに、欧米の大富豪達の中国に対する思考も理解することが可能です。

次に読む予定の本は『シン・中国人 激変する社会と悩める若者たち』です。

激変する中国社会での若者たちの悩みについて解説されており、現代中国の様々な問題について学ぶことができます。







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