長野県にお住いの42歳女性(主婦:専業主婦)が2022年4月頃に読んだ『反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」』のレビューをご紹介します。
本書の概要や内容をわかりやすく要約してまとめておりますので、書籍を読んで学んだことや感想、評価や口コミが気になっている方は参考にしてください。
目次
『反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」』を購入したきっかけ
職場の人間関係に悩んでいました。苦手な方がいて、どうしても好きになれず嫌いでしかなかったのです。
仕事中は、その方の行動がどうしても目に入り気になって仕方がありません。イライラしながら仕事をしていました。家に帰っても、ふとした瞬間や寝る前や夢の中でも、その方が頭から離れないのです。
思い出したくないのに。心がスッキリしないのです。怒りの感情でいっぱいでした。
どうにかして、この思いを断ち切って解放されたいと思い人間関係の悩みに関する動画を見ていたところ、本が紹介されていたので購入しました。
候補に挙げていた書籍1:『嫌われる勇気』
候補に挙げていた書籍2:『幸せになる勇気』
『反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」』の概要
「すべての悩みは、不必要に反応することから生まれている」と著者の僧侶である草薙龍瞬さんは言います。
ブッダの超・合理的な考え方を用いてわかりやすく教えてくれます。
反応しない練習をすることであらゆる悩みが消えていくのです。悩んだ時に悩みをなくそうとせず、悩みを理解することから始めます。
悩んでいる時は、苦しい状況なので一刻も早く解決して楽になりたいと思います。ですがどうやって解決できるかわからないのです。
解決できる「考え方」を知ればどんな悩みも確実に解決でき満たされていくという内容です。
『反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」』の基本情報
基本情報
- 出版社:KADOKAWA/中経出版
- 著者:草薙龍瞬
- 定価:本体1,300円+税
- 発行年月:2015年07月31日
- ページ数:224ページ
- ISBN:978-4-0410-3040-0
- 言語:日本語
- 公式サイト:https://www.kadokawa.co.jp/product/321501000178/
『反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」』の目次
目次
- 第1章 反応する前に「まず、理解する」
- 第2章 良し悪しを「判断」しない
- 第3章 マイナスの感情で「損しない」
- 第4章 他人の目から「自由になる」
- 第5章 「正しく」競争する
- 最終章 考える「基準」を持つ
『反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」』のYouTube(ユーチューブ)
『反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」』についてYouTube(ユーチューブ)でわかりやすく解説してくれている動画がないか調べてみました。
「YouTube大学 - NAKATA UNIVERSITY」チャンネルの「中田敦彦」さんが細かく解説してくれているので、本を読む時間がない方はこちらのYouTube(ユーチューブ)動画をおすすめします。
『反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」』から学んだことの要約とまとめ
『反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」』から私が学んだポイントは大きく3つの内容です。
私が学んだこと
- 心の反応の原因は、人間の煩悩(欲求)によること
- 「つい判断してしまう」自分に卒業すること
- 「みんなよく頑張っているな」と思うこと
悩みがある方が読むと心がスッキリした気分になれる本です。
悩みとは何なのか、悩みの始まりを教えてくれます。悩みの始まりは、心の反応によるもので、それが悩みを作り出しているということがわかります。
心が反応しないようにすれば、悩まないということです。反応しないようにするには、どうしたら良いか、心がどうい状態なのか客観的に見ることで悩みの理由がわかり、無駄な反応を抑えてくれます。
ついつい反応してしまう自分に気がつくことができて、反応した時の対処の方法も教えてくれているので、悩みがある時は繰り返し読んで、練習しています。
心の反応の原因は、人間の煩悩(欲求)によること
人には求める心があり7つの欲求を生み出しています。
その欲求に突き動かされ人は反応しており、生きている間、心の底に存在しています。
7つの欲求とは、①生存欲(生きたい)②睡眠欲(眠りたい)③食欲(食べたい)④性欲(交わりたい)⑤怠惰欲(ラクをしたい)⑥感楽欲(音やビジュアルなど感覚の快楽を味わいたい)⑦承認欲(認められたい)です。
これを知った時に心が少し軽くなりました。
自分の感情は、心の反応からきており、その反応は人間の欲求によるものだと原因がわかったのです。
悩みを早く消し去りたいと思っていましたが、人間の本能ならば悩みは、「無くせない、しょうがない」と思えるようになりました。
「つい判断してしまう」自分に卒業すること
「良い・悪い」「好き・嫌い」「正しい・正しくない」「できる・できない」と自分のことや他人のことまで、つい判断してしまうのも心の仕業なのです。
これは、判断することでわかった気になれ、結論が出るのでスッキリして気持ちが良かったり安心できます。
私たちが野生時代に「ここにエサがある」「ここには敵が多い」といった状況判断の名残、本能によるものかもしれません。
判断することは、時と場合により必要ですが、「判断」事態が自分や他人の妄想であることも事実です。時には、その「判断=妄想」に振り回され悩みの原因を生み出す場合があります。
「つい判断している」時は、我にかえって「判断した」、「妄想」だと気づくことで、ムダな「判断」にストップをかけられ悩まなくなるのかもしれません。
「みんなよく頑張っているな」と思うこと
忙しい毎日を送って、余裕がなかったりすると「なんで私だけが」とマイナスの感情になる時があります。そういう時は、自分の事しか見えなくなっています。
心がギスギスし不満が溢れ出し、人を憎んだり蹴落とそうとしたり悪口を言いまくったり、自分の中の欲求を満たそうしています。
そういう状況では、決して満たされる事はなくそんな自分が、どんどん嫌になってくるのです。そういう時は、今の心の状態を客観的に見つめ「慈・悲・喜・捨」という4つの心がけを、思い出します。
「みんな、よく頑張っているな」と思うことで状況が少し違って見えてくのです。
欲に囚われれば世界が狭くなります。しかし「悲」の心に立てばなぜか「つながり」を感じてくるのです。
「自分だけではない。人はみな、苦しみをかかえている」と思うことで気持ちが楽になります。
『反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」』の感想
読み終えた後は、とても心がスッキリし元気になりました。
悩むことが辛く嫌でしたが、反応しているのは心で原因は欲求不満によるものだと知りました。
そこを意識するだけでも、全然違います。ただ漠然と悩んでいても解決策が見つかりません。原因が明確になっていれば、次にどう行動するか解決策が見つかります。
悩むことは、なくならないですが悩んでいる期間が短くなるのは、間違いないと思います。いかに反応しないか、本書を繰り返し読んで実践しています。
『反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」』の評価や口コミ
他の方が『反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」』を読んでどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。
『反応しない練習』が本当に役立っている。そもそも、一々色々な事に対して判断をしまくるのが自分の使命なような気がしていたが、そんなことは(仕事で必要な時以外は)しなくて良かったんだなと気付いた。
相手の話に理解を示すが判断しないのは意外と楽チンで、しかも相手もリラックスできる。— Margarita🚁 (@eu_central_2) June 25, 2022
「反応しない練習」はとても良書。
ただ気をつけるべきはタイトルだけを見て「心が反応しない」ことを目指してしまうこと。それは無理。
自然と反応してしまう心に対して反応せず、見守っていくこと。
「反応に反応しない練習」を繰り返していくと、人生は楽になります。
— 弱さを知るおじさん (@myrun12) June 25, 2022
この本すごいかもしれない!そういう予感がびりびりくる。
草薙龍瞬『反応しない練習』 pic.twitter.com/saQfrlghMM
— ゼロファジ (@ZeroFagi) June 25, 2022
みなさん本書を読んで学んだことが多いみたいですね!
おわりに
悩むことは、しょうがない事だと思います。
人間には、欲求がありますので、その欲求があるから、楽しいことや悲しいことを感じることができるのだと思います。
人は独りでは、生きていけません。他人があって自分がいます。他人から喜びをもらったり、時には傷つくこともあります。
人間関係にストレスを感じ疲れてしまう事も多い現代ですが、そんな時は、心を落ち着かせゆっくり自分の心を客観的に見るようにしたいです。
そうする事でムダな反応にストップをかけられ、また新しく踏み出せる気がします。まだまだ悩みは多いですが、その方法によって気持ちがだいぶ楽になると思います。
次に読みたいと思っている本は『嫌われる勇気』です。
アドラー心理学がどいうものか学んでみたいという気持ちがあります。
心理学と聞くと堅苦しいイメージがあるのですが、哲学者の老人と少年の対話形式の内容という事で、読みやすく理解できるかなと思いました。
「すべての悩みの原因は対人関係である」というフレーズも、もっと深く知りたくなるポイントです。