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書籍のレビュー

【書評】『脳の寿命を決めるグリア細胞』のレビュー!書籍を読んだ感想は「脳の寿命を護る意外な細胞」

滋賀県にお住いの51歳女性(サービス系:リハビリテーション)が2022年2月頃に読んだ『脳の寿命を決めるグリア細胞』のレビューをご紹介します。

本書の概要や内容をわかりやすく要約してまとめておりますので、書籍を読んで学んだことや感想、評価や口コミが気になっている方は参考にしてください。

この本から学べるポイント

  • 認知症を防ぐためにはグリア細胞を護る生活を行うことが必要だということ
  • 脳はうまく使ったり休ませたりすること必要だということ
  • めりはりのある生活が老化を防ぐということ

『脳の寿命を決めるグリア細胞』を購入したきっかけ

医療の大学のゼミの先生である解剖学の教授がよくグリア細胞の大切さをおっしゃっていました。そのときは深く考えずに脳細胞の一つぐらいに思っていました。

このたび書店で見かけて、タイトルの「脳の寿命を決める」というのにまず惹かれました。仕事柄、老化した方の認知力や認知症を発症した方などによく出会います。

自分自身も徐々に老化して鈍くなってくる中で、何かそのヒントになるものが得られるのではないかと思ってこの本を手に取りました。

『脳の寿命を決めるグリア細胞』の概要

現役の脳外神経外科医が、新しい「脳の守り方」について教えてくれています。

最新研究で「脳トレだけでは認知症は防げない」という衝撃の事実を教えてくれています。

脳の寿命を守るのは。シナプスだけでなく、実は、グリア細胞が思考・記憶・感情をつかさどる陰の立役者だったということを、わかりやすい文章で説明されています。

老化スピードを遅くするには「脳の休ませ方を知ること」やうつ症状から脳を保護するゲームの効果など興味深い例も引いてくれています。

『脳の寿命を決めるグリア細胞』の基本情報

基本情報

  • 出版社:青春出版社
  • 著者:岩立康男
  • 定価:本体930円+税
  • 発行年月:2021年11月15日
  • ページ数:204ページ
  • ISBN:978-4-413-04637-4
  • 言語:日本語
  • 公式サイト:http://www.seishun.co.jp/book/23123/

『脳の寿命を決めるグリア細胞』の目次

目次

  • 第1章 脳はグリア細胞から老化する
  • 第2章 脳はニューロンだけでは働けない
  • 第3章 アストロサイト ~脳を陰で支配する~
  • 第4章 オリゴデンドロサイト ~ニューロンの命運を握る~
  • 第5章 マイクログリア ~脳内環境を整える~
  • 第6章 神経幹細胞 ~グリア細胞・ニューロンに分化する~
  • 第7章 集中系と分散系 ~脳の2つのネットワークを上手に使いこなす~
  • 第8章 間違った脳の使い方が、老化を加速させる
  • 第9章 精神的ストレスから脳を守る技術
  • 第10章 グリア細胞から見た覚醒と睡眠
  • 第11章 グリア細胞を護ることは、脳を守ること

『脳の寿命を決めるグリア細胞』のYouTube(ユーチューブ)

『脳の寿命を決めるグリア細胞』についてYouTube(ユーチューブ)でわかりやすく解説してくれている動画がないか調べてみました。

残念ながら本書を紹介しているYouTubeチャンネルはなかったため、本ブログにて要点をまとめてお伝えできればと思います。

『脳の寿命を決めるグリア細胞』から学んだことの要約とまとめ

『脳の寿命を決めるグリア細胞』から私が学んだポイントは大きく3つの内容です。

私が学んだこと

  • 認知症を防ぐためにはグリア細胞を護る生活を行うことが必要だということ
  • 脳はうまく使ったり休ませたりすること必要だということ
  • めりはりのある生活が老化を防ぐということ

「脳は神経細胞の塊である」という概念をまず破られています。

脳の8割を占めるグリア細胞について説明されています。グリア細胞とは「アストロサイト」「オリゴデンドロサイト」「マイクログリア」からなっているという説明がされています。

アストロサイトは、脳を陰で支配しています。オリゴデンドロサイトは、ニューロンの寿命を握っています。マイクログリアは、脳内環境を整えます。

脳を護り、若い時のみずみずしさをできるだけ長く維持して認知症を遠ざけるためにグリア細胞を護ることが必要だとされています。

認知症を防ぐためにはグリア細胞を護る生活を行うことが必要だということ

脳の細胞が徐々に死んで行ってしまうことが老化だと言えます。

脳の神経細胞であるニューロンを支えているのがグリア細胞なのです。ニューロンをメンテナンスするためには、それを支えるグリア細胞を大切にすることが重要です。

ニューロンは比較的強い細胞ですが、それを支えるグリア細胞はストレスに弱い細胞です。わずかな環境の変化でも死んでしまいます。

まずグリア細胞が失われることによって、脳のネットワークが破綻して、それに引きずられるようにニューロンが脱落してしまいます。

脳を護るためにはグリア細胞を護ることが必要なのです。

脳はうまく使ったり休ませたりすること必要だということ

「脳を護る」とは、ニューロンと3種類のグリア細胞が織りなす複雑なネットワークの崩壊を防いでいくことです。

それはグリア細胞を護ることです。脳に悪い使い方をしないこととは、睡眠と覚醒の二相性のバランスをとることがひとつです。

睡眠は、記憶の定着、回復システムの活性化、ニューロンの軸索を包みミエリンの形成など重要な働きをしています。

脳は酸素や栄養分を大量に消費するための活性酸素や大量のタンパク合成の負荷などの弱点があります。睡眠はその劣化、老化を最低限にするよう働いています。

そのため、おおむね7時間程度の睡眠が必要なのです。

めりはりのある生活が老化を防ぐということ

重要な点として偏った脳の使い方を避けることが強調されています。

脳は「何か目的を持った活動をする」という集中系の使い方と、「目的を持った行動をしない」「弛緩した」時間の過ごし方をするという分散系の使い方のバランスが大切だということです。

何か課題遂行をしているときは、集中系の使い方が活性化され、分散系は抑制されています。集中系だけだと、脳の萎縮を早めてしまいます。

目的を持った行動をしない「休息状態」である分散系の状態が、脳のパフォーマンスを最大限に引き出します。メリハリのある生活が大切なのです。

『脳の寿命を決めるグリア細胞』の感想

学生時代に解剖学でグリア細胞についても学んだつもりでしたが、上っ面しか見ていなかったのだなと思いました。

脳はシナプスだけじゃない、それを支えるグリア細胞の大切さを感じました。アストロサイトは、脳を陰で支配していることがよくわかりました。

オリゴデンドロサイトは、ニューロンの寿命を握っているんだと感じました。マイクログリアは、脳内環境を整えるのだとしみじみ感じました。

脳を護り、若い時のみずみずしさをできるだけ長く維持して認知症を遠ざけるためにグリア細胞を護ることが必要だと痛感しました。

『脳の寿命を決めるグリア細胞』の評価や口コミ

他の方が『脳の寿命を決めるグリア細胞』を読んでどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。

みなさん本書を読んで学んだことが多いみたいですね!

おわりに

重要な点として偏った脳の使い方を避けることが強調されています。

脳は「何か目的を持った活動をする」という集中系の使い方と、「目的を持った行動をしない」「弛緩した」時間の過ごし方をするという分散系の使い方のバランスが大切だということです。

何か課題遂行をしているときは、集中系の使い方が活性化され、分散系は抑制されています。集中系だけだと、脳の萎縮を早めてしまいます。

目的を持った行動をしない「休息状態」である分散系の状態が、脳のパフォーマンスを最大限に引き出します。メリハリのある生活が大切なのです。

それを生かした睡眠のバランスをとれた生活をできると思います。

次に読みたいと思っている本は特にないのですが、「脳の守り方」についてさらに学びたいです。最新研究での認知症は防げないという衝撃の事実からさらに勉強したいと思います。

脳の寿命を守る方法、老化スピードを遅くするには「脳の休ませ方を知ること」やうつ症状から脳を保護するゲームの効果など、さらに学びたいです。







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