大阪府にお住いの49歳男性(流通・小売系:食料品の販売)が2023年8月頃に読んだ『なぜ僕らは働くのか』のレビューをご紹介します。
本書の概要や内容をわかりやすく要約してまとめておりますので、書籍を読んで学んだことや感想、評価や口コミが気になっている方は参考にしてください。
目次
『なぜ僕らは働くのか』を購入したきっかけ
私は来年で50歳になります。
食料品の販売の仕事をしていますが、毎日毎日売り上げを気にする日々が続いています。
売ることに一生懸命になっていますが「これでいいのかな」と悩む事が多いです。
1度原点に戻って「何のために働くのだろう」「商売の基本とは何か」という事が気になり始めました。
コロナ禍になり、物価高になり昔と違って段々とものが売りにくくなってきました。
これからはもっと厳しくなっていくと思います。
今一度原点に戻って働くことはどういう事なのかという事を見つめ直すためにこの本を購入しました。
『なぜ僕らは働くのか』の概要
まずは中学生が主人公の漫画が書かれています。
中学生の目線で疑問に思っていることを後半で丁寧に解説されています。
働くことはどういう事なのか、社会はどのようにして回っているのか、人生に必要なお金はどれくらいなのかなど、これから社会に出る中学生や高校生が見ても分かりやすいように説明されています。
マンガは初めの一部分だけで、その後は図やイラストを使った説明書きなので将来の事を考えている学生や初心に帰ろうとしている社会人にオススメです。
基本情報
- 監:池上 彰
- 著:佳奈
- 絵:モドロカ
- ISBN:9784052051715
- 出版社:学研プラス
- 判型:A5変
- ページ数:228ページ
- 定価:1500円(本体)
- 発行年月日:2020年03月
- 発売日:2020年03月19日
- 国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:YX
『なぜ僕らは働くのか』のYouTube(ユーチューブ)
『なぜ僕らは働くのか』についてYouTube(ユーチューブ)でわかりやすく解説してくれている動画がないか調べてみました。
「本要約チャンネル【毎日19時更新】」チャンネルが細かく解説してくれているので、本を読む時間がない方はこちらのYouTube(ユーチューブ)動画をおすすめします。
『なぜ僕らは働くのか』から学んだことの要約とまとめ
『なぜ僕らは働くのか』から私が学んだポイントは大きく3つの内容です。
私が学んだこと
- 人に喜んでもらう
- 好きな事を仕事にする
- 自分の仕事が世の中でどう動いているのか
主人公が中学生の設定なので、中学生に向けて書かれている内容だと思いました。
学校を卒業した後、仕事をするに当たって漠然と考えるのではなく、社会や人に喜んでもらう事が事後との本質なのだと思いました。
ただ単に働く、お金儲けをするために働く、自分の好きなことをするなど働く目的はいろいろとありますが、働く意味や社会はこうして動いている、生活に必要なお金について、将来の事などが分かりやすく説明されています。
社会に出る前に読むと「働く」事についてイメージが湧くと思います。
人に喜んでもらう
仕事をするうえでに大事なことは、いかにお客様に喜んで頂くかになってくると思います。
商売の基本は需要と供給になります。
お客様が望んでいることをどのような形で提供するのかという事を考え直しました。
私は今、販売の仕事をしていますが、売り上げを取りたいがためにすぐにアプローチをし、熱心に接客をして何とか商品を販売していますが、果たしてこのやり方でいいのか悩んでしまいます。
お客様に喜んで頂き、その対価としてお金を頂くというやり方が理想だなと思いました。
毎日お店で仕事をしていると売り上げのことばかりになりますが、この本を読んでもう一度基本に戻ろうと思いました。
好きな事を仕事にする
小さい頃に将来やりたい仕事は何やったかなた考えたときに、私はこれといって何も無かったなと思いました。
ただ漠然した考えで就職し、目の前の仕事を頑張ってきました。
もっと真剣に考えていたらどれだけ変わっていただろうと後悔もしていますが、その反面環境に恵まれていたせいか、販売や工場などいろいろな部署に配属された時に興味がなかった仕事が、実際にやってみたら楽しかったりやり甲斐を感じたりもしました。
自分の経験としては学生の時に仕事について何も考えていなくても、実際に働きだしてからその仕事が好きになったりもするので、「この仕事がしたい」という事も大事ですが、職場の環境というのも大きく左右されるのだなと思いました。
自分の仕事が世の中でどう動いているのか
私は食料品の販売をしていますが、私達が日々頑張ることによって世の中にどのような影響があるのか、この年になれば理解ができるのですが若い頃は何も感じていませんでした。
私達が販売をして得たお金で商品や資材などをを仕入れます。
入荷するのにも運送料がかかり、商品を作るにしても光熱費がかかります。
また仕入先が商品を作るのには、産地から材料を仕入れないといけない。
1つのものを売るためにはいろんな会社の人達が動き、商品も流通し、経済も回る。
このようにして世の中が回っています。
ある程度の年齢になれば理解ができると思いますが、これから社会に出る人達が読むとものの考え方に良い影響が出ると思います。
『なぜ僕らは働くのか』の感想
社会に出る前の若い世代に向けて書かれている本なので、基本的な事を丁寧に説明されているという印象てす。
我々の世代が読むとごく当たり前だと感じることもありましたが、「基本に戻ろう」「原点はなにか」を改めて考えようと思った時に気付かされる部分が多くありました。
どの仕事もそうですが、毎日同じ仕事場で働いていると、いろんな不満が出たり迷いがあったりします。
そうなった時に仕事の基本、原点とは何かを考えると何かヒントになったり、気持ちが新たになるのではないかと思いました。
とても分かりやすい内容の本でした。
『なぜ僕らは働くのか』の評価や口コミ
他の方が『なぜ僕らは働くのか』を読んでどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。
【最新版】20代ビジネスマンにオススメ本10選
①1分で話せ
②7つの習慣
③神・時間術
④嫌われる勇気
⑤入社1年目の教科書
⑥なぜ僕らは働くのか
⑦苦しかった時の話をしようか
⑧スティーブ・ジョブズ脅威のプレゼン
⑨AI分析でわかったトップ5%社員の習慣絶対読んで欲しい10冊目はプロフの最後に!
— アフィラ@1日10分朝読書 (@afila_zukai) April 10, 2021
20代ビジネスマンにオススメの書籍10選
①1分で話せ
②神・時間術
③夢をかなえるゾウ
④入社1年目の教科書
⑤なぜ僕らは働くのか
⑥コンサル1年目が学ぶこと
⑦センスは知識からはじまる
⑧すぐやる人とやれない人の習慣
⑨絶対にミスをしない人の脳の習慣
⑩世界一やさしい やりたいことの見つけ方— アフィラ@1日10分朝読書 (@afila_zukai) July 10, 2021
【最新版】お盆に読みたいオススメ書籍10選
①神・時間術
②嫌われる勇気
③人は話し方が9割
④夢をかなえるゾウ
⑤なぜ僕らは働くのか
⑥チーズはどこへ消えた
⑦金持ち父さん 貧乏父さん
⑧すぐやる人とやれない人の習慣
⑨苦しかったときの話をしようか絶対読んで欲しい10冊目はプロフの最後に!
— アフィラ@1日10分朝読書 (@afila_zukai) August 14, 2021
学級文庫にお勧めの本
「なぜ僕らは働くのか」池上彰
単に職業について書いている様々な本とは異なり、自分の生き方とは何かに迫る中で仕事について書かれています。これはキャリア教育を考える上で重要な視点です。
大人の私も気づかされるものがありました。
子ども時代に読みたかった一冊です。 pic.twitter.com/W3bCjoFe9j— 熱海(あつみ)康太 (@jetatsumi) June 28, 2020
NHK「シブ5時」の特集の一部で『なぜ僕らは働くのか』をとり上げていただきました!編集さんの思いを聞けてさらに本への愛着が湧きました。どの年代の方が読まれても必ず気づきのある本だと思うので、引き続きお手に取っていただけたらうれしいです📗 pic.twitter.com/YL6JK0g2BN
— 佳奈 (@kana_gnpk) September 7, 2021
みなさん本書を読んで学んだことが多いみたいですね!
おわりに
仕事とは本来人に喜んでもらう、世の中の役に立つその対価としてお金を頂くという事が本質になるのかなと思いました。
普段仕事をしているとなかなか思い通りにいかない事ばかりで、何のために頑張っているのだろうと考える事がよくありますが、行き詰まった時にこの本を読むと初心に戻ってやるべき事が見えてくるのかなと思いました。
社会に出てから30年程経つので、本の内容そのものは当たり前と思える事も書かれていますが、何か仕事で迷った時には「仕事とは何なのか」という事を見つめ直す事でもう一度頑張ろうという気になるのかなと思いました。
次に読みたいと思っている本は『くり返し読みたい論語』です。
論語について分かりやすく解説されている本なので。