千葉県にお住いの34歳男性(サービス系:企画職)が2021年1月頃に読んだ『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』のレビューをご紹介します。
本書の概要や内容をわかりやすく要約してまとめておりますので、書籍を読んで学んだことや感想、評価や口コミが気になっている方は参考にしてください。
目次
『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』を購入したきっかけ
仕事を進めるうえでうまくいかないことが多く、人事コンサルをしている知人に相談したところ、「これを読むと仕事だけでなく人生を成功させる考え方が学べるよ」という書籍を紹介してもらいました。
その知人も新卒時に勤めていた飲食店で鬱になりかけるほど仕事をしていたそうですが、この書籍を読むことで人生を変える決断ができたとのことでした。
自分自身、昔から本を読むことは結構好きでしたので、若干半信半疑ではありましたが勧められた通りこの書籍を読んでみることにしました。
『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』の概要
7つの習慣では、その書籍のタイトル通り、人生を成功させるための実践すべき7つの習慣が紹介されています。
と言ってしまうと非常に簡単に見えてしまうかもしれませんが、これを実践するのは本当に難しいものであると感じます。
こちらでその7つについてタイトルだけ紹介すると「主体的になる」「最初にゴールを描く」「優先事項を決める」「win-winを考える」「相手の理解に徹する」「シナジーを作る」「刃を研ぐ」です。
4つ目以降は他社を巻き込んだものになりますが、まずは第3の習慣までを極めるだけでも本当に苦労しそうな内容です。
『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』の基本情報
基本情報
- 出版社:キングベアー出版
- 著者:スティーブン・R.コヴィー
- 定価:本体2,200円+税
- 発行年月:2013年8月30日
- ページ数:560ページ
- ISBN:978-4-8639-4024-6
- 言語:日本語
- 公式サイト:https://www.franklincovey.co.jp/books/info/7habits-21c/
『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』の目次
目次
- 第一部 パラダイムと原則
- インサイド・アウト
- 7つの習慣とは
- 第二部 私的成功
- 第1の習慣 主体的である パーソナル・ビジョンの原則
- 第2の習慣 終わりを思い描くことから始める パーソナル・リーダーシップの原則
- 第3の習慣 最優先事項を優先する パーソナル・マネジメントの原則
- 第三部 公的成功
- 第4の習慣 W i n―W i nを考える 人間関係におけるリーダーシップの原則
- 第5の習慣 まず理解に徹し、そして理解される 共感によるコミュニケーションの原則
- 第6の習慣 シナジーを創り出す 創造的協力の原則
- 第四部 再新再生
- 第7の習慣 刃を研ぐ バランスのとれた再新再生の原則
- 再び、インサイド・アウト
- 私がよく受ける質問
『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』のYouTube(ユーチューブ)
『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』についてYouTube(ユーチューブ)でわかりやすく解説してくれている動画がないか調べてみました。
「中田敦彦のYouTube大学」の「中田敦彦」さんが細かく解説してくれているので、本を読む時間がない方はこちらのYouTube(ユーチューブ)動画をおすすめします。
『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』から学んだことの要約とまとめ
『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』から私が学んだポイントは大きく3つの内容です。
私が学んだこと
- 人生を成功させるために必要なのはスキルではなく「人格を高めること」であるということ
- 他者の反応を気にせず何もしないのではなく、自分が影響を及ぼせる範囲に行動を集中すること
- 心の底から真剣に相手の話をしっかりと聞くことの重要性
多くの成功者の事例を基に、人生を成功させるために必要な考え方を非常にわかりやすく解説してくれている本です。
総じて言えば人生を変えるために必要なことは「スキルを磨くこと」ではなく「自分自身の人格を高めること」に尽きるということです。
成功のための本というと、多くの書籍が対人関係のテクニックなどスキル論にフォーカスしがちですが、7つの習慣においてはスキルの重要性を認めながらも、根本的な人間としての在り方を教えてくれる本です。
決して成功させるための近道ではありませんが、まずこの本に書いてあることを理解すればその後の人生の見え方もかなり変わってくると思われます。
人生を成功させるために必要なのはスキルではなく「人格を高めること」であるということ
多くのビジネス書が人生を成功させるための方法として「スキル」を高めることを説きがちですが、7つの習慣においてはスキルを傷口に貼る絆創膏のようなものと例えています。
絆創膏は一時的に傷口を防いでくれますが、根本的な治療にはつながりません。
仕事や私生活もこれと一緒で根本的な課題を解決しなければ結局同じ課題が生まれることになります。
そのため傷が発生する原因である「人格」を良いものにしていかなければ何事も成功しないということが書かれています。
他者の反応を気にせず何もしないのではなく、自分が影響を及ぼせる範囲に行動を集中すること
人はだれでも「このことを言ったら自分の悪口が返ってくるのではないか?」「あんなことをしたらあの人に嫌われるのではないか?」と自分の影響を与えきれない「他人の行動」に意識が行きがちです。
しかしながら7つの習慣において他人の反応などの、自分が影響を及ぼせないことに意識を向けすぎるのは決して健全なことではないと書かれています。
7つの習慣では「影響の輪」と「関心の輪」といたとえで書かれておりますが、誰でも「影響の輪」に意識を集中すべきであると説かれています。
心の底から真剣に相手の話をしっかりと聞くことの重要性
相手の話をしっかり聞くというと「そんなの当り前ではないか」と思われるかもしれませんが、いざ翻って考えると確かに自分自身これが全く実践できていないと感じています。
7つの習慣の第5の習慣では「相手の理解に徹する」ということを説いています。
多くの対人関係上で人は自分の自叙伝を語りたがるが、まずは相手の言いたいことが何であるのかを本気で心の底から聞くことが必要で、そうすることによって結果的に自分のことも相手から理解してもらえるようになると説かれています。
『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』の感想
ありきたりな言葉ではありますが、本当に人生観が変わったと思っています。
7つの習慣に出会うまでは私自身もスキルを高めることなどに意識を向けがちでしたが、それ以降は対人関係の質を高めることのほうに意識を向かせ、そのうえで必要なスキルを身に着けるという考え方に変えることができました。
このように考え方を変えることができたのも「人格を高めることの重要性」を7つの習慣を読んで学べたためであると思っています。
この本に出会えて本当に良かったです。
『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』の評価や口コミ
他の方が『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』を読んでどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。
喜びは倍に
悲しみは半分にお互いに理想をみる
お互いの幸せをみる同じ幸せを望むなら
答えは一つではないあなたと繋がってくれる
相手とどんな世界を作る世界は関係で成り立つ
互いの望むものを求め絆を深める
『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』
— ハリー@双極クラブ (@sawakai2017) April 1, 2022
<完訳 7つの習慣 人格主義の回復>
何度も読み返してる本のひとつです。
今回のトピックは第1の習慣「主体的である」
すぐにできなくなったり、そもそも実行できていたのか?等気づきを与えてくれます。
コロナ禍で自分の中の天気をもてていたかなぁと、ふと顧みました。#4コマフォーマット pic.twitter.com/BC4vmsqUaV— 奥 武洋 |リチカ (@Takehiro_Oku) May 3, 2021
私がものの見方を変える方法について発見したのは、『完訳 7つの習慣人格主義の回復』(スティーブン・R・コヴィー 2019)を読み終わり、実践を始めた日(今日から778日前)から半年を過ぎたあたりの頃だ。実践したことは、瞑想、スポーツやストレッチや筋トレや持久走などの運動、読書などだ。
— 住 倫太朗 (@rintarosumi) April 24, 2022
みなさん本書を読んで学んだことが多いみたいですね!
おわりに
基本的に仕事だけに限らず人生全般に活かしていけると思っています。
繰り返しとなりますが7つの習慣で説かれていることは「スキルを高めること」ではなく「人格を高めること」です。当然のことながら対人関係というのは仕事だけでなく私生活においても必要不可欠なものです。
この本に書かれていることを実践できれば対人関係をより良いものに変え、仕事、私生活ともに成功につながっていくと思われます。ただし実践するのは決して簡単でありませんので、それには注意が必要です。