茨城県にお住いの44歳女性(専業主婦:専業主婦)が2023年8月頃に読んだ『くもをさがす』のレビューをご紹介します。
本書の概要や内容をわかりやすく要約してまとめておりますので、書籍を読んで学んだことや感想、評価や口コミが気になっている方は参考にしてください。
目次
『くもをさがす』を購入したきっかけ
西加奈子さんの作品は以前から拝読しており、新しく発売されるものは必ずチェックしています。
おすすめした作品に関しては、色々な書店でもポップアップされており、たくさん店頭でみかける事が多かったように思います。
西さんの作品のほとんどは、表紙のデザインの色合いがとてもカラフルなので、初めての人はきっとそれだけで興味が惹かれると思います。
本のお話もとてもカラフルで心がほっこりしたり、時々泣けてしまったり読んだ後みんなにおススメしたくなる作品ばかりです。
『くもをさがす』の概要
西さんがカナダに移住してから乳がんになり闘病するお話です。
私も40代となり婦人科系の検診が多くなりました。
そんなとき西さんが乳がんで闘病されたと本で知り、とても親近感がわき、あっという間に読みました。
海外移住だけでも大変なのに、コロナ渦での闘病生活、友人たちの支えがあって闘い抜いたこと、全てにおいて勉強になり教訓となる作品でした。
私がもしがんになったらとなんども考えました。
これからの人生や人付き合い、見直す事が沢山ありました。
基本情報
- 著:西 加奈子
- ISBN:9784309031019
- 出版社:河出書房新社
- 判型:4-6変
- ページ数:256ページ
- 定価:1400円(本体)
- 発行年月日:2023年04月
- 発売日:2023年04月19日
- 国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNP
- 国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ
- 公式サイト:http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309031019/
『くもをさがす』のYouTube(ユーチューブ)
『くもをさがす』についてYouTube(ユーチューブ)でわかりやすく解説してくれている動画がないか調べてみました。
「日テレNEWS」チャンネルが細かく解説してくれているので、本を読む時間がない方はこちらのYouTube(ユーチューブ)動画をおすすめします。
『くもをさがす』から学んだことの要約とまとめ
『くもをさがす』から私が学んだポイントは大きく3つの内容です。
私が学んだこと
- 大病を患った自分との向き合い方
- 支えてくれる友人と家族の偉大さ
- 何が大切で何を優先していくか
現在がん以外でも闘病されているご本人や、その家族にとっても気持ちを寄せる事の出来る作品だと思います。
闘病中は周りに心配をかけまいと無理な笑顔をしたり、弱音を吐けなかったり、自分自身すら不安に押し潰されそうになると思います。
私は運よくまだ大きな病気になったことはありませんが、不安なとき弱音を吐ける友人は自分の周りにいるだろうか、気軽に頼みごとが出来る友人はいるのだろうか、今の自分と向き合える作品でもあると思います。
大病を患った自分との向き合い方
現在がん以外でも闘病されているご本人や、その家族にとっても気持ちを寄せる事の出来る作品だと思います。
闘病中は周りに心配をかけまいと無理な笑顔をしたり、弱音を吐けなかったり、自分自身すら不安に押し潰されそうになると思います。
私は運よくまだ大きな病気になったことはありませんが、不安なとき弱音を吐ける友人は自分の周りにいるだろうか、気軽に頼みごとが出来る友人はいるのだろうか、今の自分と向き合える作品でもあると思います。
支えてくれる友人と家族の偉大さ
現在がん以外でも闘病されているご本人や、その家族にとっても気持ちを寄せる事の出来る作品だと思います。
闘病中は周りに心配をかけまいと無理な笑顔をしたり、弱音を吐けなかったり、自分自身すら不安に押し潰されそうになると思います。
私は運よくまだ大きな病気になったことはありませんが、不安なとき弱音を吐ける友人は自分の周りにいるだろうか、気軽に頼みごとが出来る友人はいるのだろうか、今の自分と向き合える作品でもあると思います。
何が大切で何を優先していくか
現在がん以外でも闘病されているご本人や、その家族にとっても気持ちを寄せる事の出来る作品だと思います。
闘病中は周りに心配をかけまいと無理な笑顔をしたり、弱音を吐けなかったり、自分自身すら不安に押し潰されそうになると思います。
私は運よくまだ大きな病気になったことはありませんが、不安なとき弱音を吐ける友人は自分の周りにいるだろうか、気軽に頼みごとが出来る友人はいるのだろうか、今の自分と向き合える作品でもあると思います。
『くもをさがす』の感想
健康診断や検診の大切さです。
何かあってからでは遅い。
怖いかもしれませんが、今の自分を知る良きタイミングであり、いつまでも笑顔でいるために必要な事なんだなと作品を通じて学びました。
身内でもがんを患っていますが、人ごとに思わず行動に移す大切さを自分を含め、大切な人たちに伝えていかなくてはと、思いました。
年齢的に知っている方が亡くなることも多くなってきたので、死についても考える機会も、とても増えました。
『くもをさがす』の評価や口コミ
他の方が『くもをさがす』を読んでどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。
『くもをさがす』病気になってすぐの頃、読んでたら涙が出てきて止まらなくて、読むのを諦めてた。やっと読了した。私はちゃんと病気に向き合って治療してたんだろうか…自分の体のことは自分で考えないといけないな… pic.twitter.com/kXbuBCMeAZ
— リンド (@scabra88) February 23, 2024
昨夜読み返していた本
私にしては珍しく付箋を貼りながら読んでいます西加奈子さん、かっこいい#くもをさがす pic.twitter.com/v75bTVc6yS
— リラ (@yuu16374926) February 24, 2024
【イベント】東住吉図書館では #西加奈子 『くもをさがす』(河出書房新社)を課題本に #読書会 を開催します。書店員が選ぶノンフィクション大賞、ダ・ヴィンチBOOK OF THE YEAR 2023、第75回読売文学賞と3冠に輝く作品を語りあいませんか?https://t.co/XjE6G6zrot pic.twitter.com/pEcINonXtc
— 大阪市立図書館 (@oml_tweet) February 23, 2024
妻に勧められて読みました。海外で癌になることの大変さ。それを乗り越える心の動き。どれも飾らない言葉でとっても伝わりました。
Amazonの口コミ
TVで、この本の事を紹介が有り 西加奈子サンの海外での癌の手術日本では 考えられない事ばかり 海外での不安 癌 手術 私だったら?と、思い購入しました。西加奈子サンの勇気とユーモアな著書に感動しました。丁度 この頃 私も癌の疑いで手術を受けたので とても 勇気を頂きました。癌の種類は違いますが。
Amazonの口コミ
非常に勉強になりました。ありがとうございました。
Amazonの口コミ
カナダ在住時での著者の乳がん体験談。数か月前にテレビで再現VTRも交えて紹介されていて、それがあまりに面白かったので(不謹慎ですみません・・)興味が。カナダのゆるい医療関係者のズッコケっぷり、関西人である著者の、根っからの明るさやまわりのママ友のあたたかさ、そして日本では考えられない患者自ら術後ケアなどのセルフ医療にビックリ。それでもっと知りたい!と、ほとんど興味本位で手に取った本です。もし著者が罹患されたのが乳がんでなく別のがんだったとしてもやっぱり手に取りました。私の照準は海外のがん治療や乳がんじゃなくて、著者の心意気・心構え、その時にどう感じたのか、西さんの目線や感性をもっと知りたくなったのです。読んでみると、よくある闘病記のような悲壮さや重い感じがなく、印象としては「普通の日記にがん体験もついてきた」感じかな。著者のお人柄なのでしょう、苦しく辛いはずの治療ですら淡々とつづり、時に冷静な第三者目線で客観的に自分の状況を書かれていたり、あるがまま赤裸々に取り繕わず治療中の身体の変化も記されたりに「さすが(物書きの)プロだなあ」と感銘を受けました。ドキュメンタリー本としても素晴らしいというか。がん体験談ですが、何ていうんでしょうねサバサバしていて潔い。私は著者にはサムライ魂のようなものと、関西人の明るさと強さを感じました。がんとの向き合い方も飄々としてカッコイイとも思いました。でも、やわらかさやあたたかさもしっかり感じられて魅力的なお人だなあと。特に心に残ったのは乳房を切除するエピソード。ここの記述に関しては本当に潔いし男前な判断だなと。また、女らしさとか性的な魅力であるとかそういったものへの疑問。これは私も長年同じように考えていたので共感しかなかったです。カナダの医療従事者たちの豪快さとズッコケっぷりはVTR以上でした。会話が関西弁で書かれているだけに、余計に当時のゆるさや雰囲気が伝わります!でも、こういう「普通さ」みたいな雰囲気が逆に救われそう。夕食を毎日だれかが作って持って来てくれたというのも素敵だなあと。まるで、古き良き日本の隣近所さんみたい。人情や下町っぽくて。一冊を読み通してみると、乳がんの治療や脱毛や体の変化などがんに関するネガティブな描写の部分も避けられないしそれはあるけれど、それ以上にポジティブなものを沢山受け取れた本でした。続きを読む
Amazonの口コミ
闘病記の部分は、ごく普通だったというか、特にがんだけに限らず大病や大けがを克服した人は、みな似たような挫折と変容のプロセスを経験するのではないかと感じた。バンクーバー文化の描写も西海岸在住者ならあるあるで、確かに最初はいいことづくめのドリームランドに見えるのだ。と、在米10年目の私は思う。面白かったのは、パンデミックの時系列記録。フリーダムコンボイ、あったなーとか。今回はじめて西さんの本を読んだけど、大阪の娘さんはみんなこんなにおおらかで素直で、大輪のひまわりのように健気なのかと、関東者の自分は思ってしまう。大好きなものや人、エピソードや瞬間を集めてアルバムにしたみたいな。そしてあなたにも人生の祝福を届けたい!一人じゃない!みたいな。さらっとスピリチュアルが入ってるあたりも、自分にはあまり刺さらなかった。セージ焚くんかい、とか。感服したのは、彼女の勉強熱心さ。引用文献のリストから、読んでみたい本がいくつも見つかる。
Amazonの口コミ
みなさん本書を読んで学んだことが多いみたいですね!
おわりに
健康診断や検診の大切さです。
何かあってからでは遅い。
怖いかもしれませんが、今の自分を知る良きタイミングであり、いつまでも笑顔でいるために必要な事なんだなと作品を通じて学びました。
身内でもがんを患っていますが、人ごとに思わず行動に移す大切さを自分を含め、大切な人たちに伝えていかなくてはと、思いました。
年齢的に知っている方が亡くなることも多くなってきたので、死についても考える機会も、とても増えました。