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小説のレビュー

【ネタバレ注意】小説『島はぼくらと』のレビュー|小説を読んだ感想は「送り出しては迎え入れる冴島」

愛知県にお住まいの42歳女性(マスコミ系:ライター)が2022年3月頃に「紙の本」で読んだ小説『島はぼくらと』のレビューをご紹介いたします。

小説の感想や読みどころをネタバレ覚悟で解説しておりますので、小説を読む前に面白さを知りたい方や、評価や口コミが気になる方は、ぜひ参考にしてください。

この小説の読みどころ

  • Iターン
  • 幻の脚本
  • 「おかえり」「ただいま」

小説『島はぼくらと』を読もうと思ったきっかけ

辻村深月さんの作品が大好きで、よく読んでいます。

今回の本は偶然、図書館で見つけて借りて読みました。

他にも好きな作家さんの本があったのですが、あらすじを読んで面白そうだと思い、この本を選びました。

また、表紙のイラストデザインにも癒される感じがあり、それも読んでみたいと思った理由の1つです。

辻村深月さんの作品は、世界観が似ていることや、頻繁に登場人物が重なることがあります。

他の作品に登場していた人物がこの作品にも登場するかどうかを楽しみにして、これが魅力の1つになっています。

小説『島はぼくらと』の内容

瀬戸内海に浮かぶ小さな離島、冴島で一緒に育った唯一の同級生である朱里、衣花、新、源樹はフェリーで本土の高校に通っています。

朱里は母と祖母の3人で暮らす伸びやかな女の子です。

衣花は気が強く、オシャレな一面があります。

新は反対に気が弱い性格を持ちつつあります。

源樹は髪が金髪で、ヤンキーに間違えられることもあります。

高校を卒業と同時に島を出る彼らの淡い恋や友情、最後の島での時を共に過ごす高校生たちの青春を描きます。

それぞれの想いを抱え、大人たちの事情や島の宿命に振り回されながらも、4人はたくましく、純粋に自分の行くべき道へ進んでいきます。

旅立ちの日はもうすぐです。

作品情報

  • 著者:辻村深月
  • ISBN:9784062934510
  • 出版社:講談社
  • 判型:文庫
  • ページ数:432ページ
  • 定価:770円(本体)
  • 発行年月日:2016年07月
  • 発売日:2016年07月15日
  • 国際分類コード【Thema(シーマ)】1:FB
  • 国際分類コード【Thema(シーマ)】2:1FPJ
  • 公式サイト:http://bookclub.kodansha.co.jp/book?isbn=9784062934510

小説『島はぼくらと』の読みどころをネタバレ覚悟で解説

小説『島はぼくらと』の魅力的な読みどころは大きく3つあります。

この小説の読みどころ

  • Iターン
  • 幻の脚本
  • 「おかえり」「ただいま」

Iターン

会社経営をする母の娘朱里、網元の娘衣花、演劇好きの新、そして東京から移住してきた源樹の4人は、瀬戸内海に浮かぶ小さな離島「冴島」で一緒に育った高校生です。

「冴島」は、島の活性化を目指し、他所からの移住者、いわゆるIターンを積極的に受け入れています。

Iターンする人が抱える多様な問題に対処するために、国土交通省からヨシノというコミュニティデザイナーが派遣され、朱里の母が社長を務める食品加工会社「さえじま」マでもIターンを積極的に採用しています。

そのため、島全体には移住者を歓迎する雰囲気が漂っています。

幻の脚本

「冴島」は中学までの教育施設しかなく、高校生活はフェリーで本土へ通う形になります。

朱里たちは毎日4人でフェリーに乗り、本土の高校へ通学しています。

そんなある日、帰りのフェリーの中で作家と名乗る霧島ハイジと出会い、冴島に伝わる「幻の脚本」の存在を教えられます。

この「幻の脚本」は、過去に島で起こった噴火で子どもたちの数が減り、残った子どもたちが演劇を楽しむために作られた1人用から20人用までアレンジ可能な20冊の脚本のことです。

島ではその年の子どもの数に応じてこの脚本を使い分けて演劇を楽しんでいたということで、その想いが脚本に込められています。

「おかえり」「ただいま」

「冴島」の子どもたちは、高校卒業後皆それぞれの道を選び、島を出ていきます。

朱里は看護師を目指し、新は演劇の道へ、源樹はデザイナーを志向します。

ただ、衣花は網元の娘という立場から島に残らなければならず、自分だけ島に留まることに幼い頃から抱いていた不満が爆発します。

しかし、本心を打ち明けることで気持ちをすっきりさせ、友人たちを送り出します。

そして7年後、25歳になった衣花は選挙権を得てすぐに村長に立候補し、新しい看護師を島の病院へ赴任させます。

朱里が看護師として「冴島」へ戻り、フェリーから衣花にむけて「ただいま」と告げます。

小説『島はぼくらと』を読み終わった感想

小さな離島での4人の高校生のキラキラした青春小説と思って読み始めました。

しかし、島だからこその宿命や大人たちの欲望、争い、少子化、過疎化、医師不足など、深刻な問題が島には数多く存在し、現実の厳しさを直観しました。

そのリアルな人間の汚さと青春の恋や友情といった淡白な感情が対比をなす小説だと感じました。

個人的には、衣花に感情移入してしまい、自分の進路も好きな人も決められない運命は苦しく、自分だったら好きなことを追求し、羽ばたいていく友人を祝福して送り出せるだろうかと考えてしまいました。

7年後のラストシーンはとても爽やかで、情景が目に浮かぶような美しい、爽快感たっぷりの終わり方でした。

小説『島はぼくらと』で印象に残った名言

小説『島はぼくらと』を読んで特に印象に残った名言を紹介します。

「榧野衣花」のセリフ

「おかえりなさい、朱里」

小説『島はぼくらと』の評価や口コミ

他の方が小説『島はぼくらと』を見てどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。

今までの作品の作風とは全く異なる作品です。瀬戸内海の冴島という高校生4人の青春物語です。こういう作人も書くんだという作品です。私は読み始めていっきに読みました。従来の作品と作風は違いますがぜひ読んでください。
Amazonの口コミ

10年ぶりに読んでみて、他の辻村作品も読んでみてさまざまに新たに気付かされる部分もあり、もともと好きな作品だったけども、更に好きになりました。離島の人間関係の濃さ、その良さ、ドロドロ うまくあらわされている。
Amazonの口コミ

うまーく話がまとまってる。本当に辻村さんはすごいです。最初つまんねーって思ったけど、終盤に向かうにつれどんどん面白くなった!
Amazonの口コミ

辻村深月を勧められて選んでいる時に、五十嵐大介の表紙に惹かれ読んだ作品です。結論から言うと、五十嵐氏のイラストと登場人物のキャラクターがピッタリと合っていて、また辻村氏の筆による瀬戸内の島や海、そこに暮らす人々の瑞々しい描写が相まって、映像作品を観ているような感覚になり、スルスルと読めます。主人公である4人の高校生、そして島の人たち、特に女性たちの底力を見せつけられた時、なんとも晴れがましい気分になりました!青春の独特の爽やかさともどかしさ。40代の自分には懐かしく、渦中にある娘は自らと重ねて読み、幅広い世代に愛される作品だと確信しています。
Amazonの口コミ

辻村深月の『名前探しの放課後』までの作品が好きで、近年また若い人をメインに描いていると知り読んでみました。結論から言うと、もう若い頃のように「10代の理解者」と呼べるほどの青春小説は書けないのかな、という感じでした。10代4人を中心に描かれていますが、圧倒的にママ贔屓なエピソードが多く、昔の作品のように若者たちを描く熱量がないなと。4人の関係についての描写も中途半端で、昔ならもっとしっかり書いてくれてただろうに、と残念になりました。学校や友情、恋人、夢…どの視点でもあっさりしていて物足りなかったです。恋愛パートは特に肩透かし。若者4人を中心に、その周りの大人を描きたかった作品なのかな。
Amazonの口コミ

みなさんの小説を読んだ感想が面白いですね!

おわりに

私が小説『島はぼくらと』を読んだ感想や読みどころをネタバレ覚悟で解説しました。

「面白い」と感じた方はぜひ読んでください。







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